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Ubuntuを始めよう。 (13)

今回は、今までにUbuntuのデスクトップ関連やシステム設定関連で記載を忘れたチョッとした設定等を記載します。


・日本語設定
・Mozc(日本語入力)
・プラグインやコーデックのインストール
・VLCメディアプレイヤーでの市販DVDの再生
・プリンターの設定
・USBオーディオインターフェース
・デジタルカメラのUSB接続


日本語設定。
Ubuntu日本語版(Ubuntu Japanese team による日本語Rimix版・32bit版のみ)をインストールした場合は、日本語設定は済んでいますが、64bit版を導入した場合は、完全日本語に対応していません。
そこで、Ubuntu Japanese Team による追加パッケージを導入しましょう。



上図のURLを開きます。
矢印の「日本語環境」をクリック。

ページ「日本語環境」を下に辿ると次のように記載されています。

以下は要約(“・・・”や“
”部は省略。)
Japanese Teamによる追加パッケージの利用方法

方法2・Japanese teamのパッケージレボジトリを追加する ・・・次の手順で・・・リポジトリを追加することができます。
1.[端末]を開きます。
2.以下のコマンドを実行し、GPG鍵とレポジトリを追加します。
  ○ Ubuntu13.10の場合
     
wget -q https://www.ubuntu・・・
     wget -q https://www.ubuntu・・・
     sudo wget thttps://www.ubuntu・・・

     
sudo apt-get update
  ○ Ubuntu13.04の場合
      
      

  ○ Ubuntu12.10の場合
      
      

  ○ Ubuntu12.04LTSの場合
      

      


3.以下を実行して、パッケージをアップグレード
     
sudo apt-get upgrade

4.[言語サポート]を開き、「メニューとウィンドウの言語」に日本語が含まれていることを確認。
   含まれていない場合は、「言語のインストールと削除」で日本語を選択して言語設定を追加。

5.日本語Rimix晩と同じものをインストールする場合は以下を実行。
    
sudo apt-get install ubuntu-defaults-ja

上記2は、自分の使用しているUbuntuのバージョンの場所を実行して下さい。
2・3・5の端末に入力する部分は、端末とWebブラウザの両方を開いておいて、コピペで端末で実行しましょう。


MOZCの導入。
Ubuntuの標準インプットメソッドは“Anthy”ですが、予測変換の出来る“Mozc”にすると、日本語入力・変換が格段に楽になります。

注意)Ubuntu13.10からは標準で搭載されていますので、Mozcのインストールは必要ありません。

Mozcの導入と一緒に、“Tegaki”も導入しておきましょう。
“Tegaki”は文字通り“手書き”です。
マウスを使って文字を書いて候補の中から選択して文字入力をします。(Windowsにも同じようなものがありますね。)
漢字入力は、読み方が解らないと入力出来ないので、読み方が解らない場合に重宝します。

各ソフトは、“Ubuntuソフトウェアセンター”から簡単に導入できます。

“Mozc”のインストール。



“ibus-mozc”と検索してインストール。

“Tegaki”のインストール。



“ibus-tegaki”と検索してインストール。

Mozcを使えるように設定。



上部パネルのインジケータ部にある「キーボード」アイコンを右クリック。
“設定”をクリック。(上図矢印)

 

上図(左)“使用するインプットメソッドをカスタマイズ”にチェックを入れます。(これで、設定が変更が出来る様にになります)
「インプットメソッドの選択」をクリック。

上図(右)表示された中から、“日本語”→“Mozc”をクリック。

 

上図(左)「インプットメソッドの選択」の欄が「Mozc」になっています。

上図(右)「追加」をクリックすると、下側に“日本語-Mozc”と追加されます。

 

上図(左)使用頻度の高いものを最上位に移動します。
インプットメソッドリスト部に表示されている“日本語-Mozc”を選択して、[上へ]ボタンで先頭に移動します。

上図(右)“Tegaki”も“Mozc”同様に行いますが、「インプットメソッドの選択」で“Other”をせんたくすると、“tegaki”が表示されます。


 

使用時に、上図(左)の様に、“Mozc”を選択すると、上図(右)の様に、キーボードアイコンから、Mozc(あ)アイコンに変わります。

参考)Ubuntuの場合は関係ありませんが、ディストリビューションに拠っては、英語版や日本語を選択してインストールした場合でも、“ibus”等のインプットメソッドがない場合があります。
インプットメソッドが無い場合でも、“ibus-mozc”をインストールすると、ソフトの依存関係から“ibus”も自動的にインストールされます。

プラグインやコーデックのインストール。

Ubuntuでは、著作権等を伴うコーデック等は標準ではインストールされません。
“動画プレイヤー(Totem)”は、コーデック等を追加しないと、動画やMP3フォーマットの音楽の再生を行う事は出来ません。
“動画プレイヤー”で、例えばMP3フォーマットの音楽を聴こうとすると、コーデックが無い旨のメッセージが出て、コーデックをインストールするかの旨のメッセージが出るので、其の時点でメッセージに従うと勝手にインストールしてくれますが、そのファイルの再生に必要コーデックだけに限られます。
どうせインストールしなければならないのなら、纏めてインストールしておきましょう。

“Ubuntuソフトウェアセンター”で次を検索してインストールします。
 “ubuntu restricted extrs”
 インストール途中で、“ttf-mscorefonts・・・をせっていしています”の画面が表示された場合は。
 “Do you accept EULA・・・”にチェックを入れて「進む」をクリック。

“VLCメディアプレイヤー”は標準で多くのコーデックに対応していますので、後からコーデック追加しなくとも再生できることが殆どですので、“VLC”の使用をお薦めします。(“動画プレイヤー”より“VLC”の方が若干動作が軽いような気がします。)

VLCメディアプレイヤーでの市販DVDの再生。

Ubuntuでの“VLCメディアプレイヤー”の標準インストールのままでは、市販DVDの再生ができなくなりました。
(2012/10施行の違法ダウンロード規制法の絡みに因るものかと思います?。)
これに対処するには、次を端末で実行して下さい。
 〜$ sudo /user/share/doc/libdvdread4/install-css.sh
  パスワード入力。
Totem(動画プレイヤー)でコーデックがインストールされておらず、市販DVDが再生できない場合も同様に行えば再生できるようになると思います。

プリンターの設定

プリンターを使えるようにしましょう。
接続例:OS-Ubuntu12.04 / プリンター:CANON  MP - 610(USB接続)

プリンターとPCをUSB接続します。
ドライバーのインストール等の何らかの画面表示があるかと思いましたが、何の変化もありません。


図1

Dashで“Printer”と検索して“印刷”を起動します。

  
図2

上図(左)「追加」をクリック。
上図(右)デバイスで自分の使用しているプリンターの機種が表示されている欄を選択して「進む」。

 
図3

上図(左)が表示されます。
まもなく、上図(右)が表示されます。


図4

上図が表示されるので、「有効にする」をクリック。
上記表示を見ると、“何か違いそう。インストールはダメなのでは?”。でも試してみます。


図5

認証します。


図6

ドライバーのダウンロードとインストールが行われます。


図7

案の定失敗です。(誤ってもらってもしょうがない。)
上記で失敗でも心配には及びません。
「閉じる」。

 
図8

前図を閉じると、上図(左)が表示されています。
プリンターメーカー名を選択。(既に選択されていると思います。)

上図(右)プリンター機種を選択します。(既に選択されていると思います。)


図9

上図が表示されます。
デフォルトの侭で良いでしょう。
「適用」。

  
図10

適用が済むと、上図(左)が表示されるので、「テストページの印刷」で接続を確認しておきましょう。
上図(右)が表示されます。
送信されても、直ぐに印刷が始まらない場合があります。
待機状態から復帰したり、インクヘッドクリーニング等で時間がかかる場合があります。


図11

上図は、「テストページの印刷」の印刷結果です。

上図は“シンプルスキャン”で印刷結果をスキャンしました。
“シンプルスキャン”は、Dashで“scan”と検索して起動。
MP-610(古い機種ですが!。)は複合プリンターで、スキャン機能もありますが、Linuxドライバーはプリンター機能だけで、スキャン機能はサポートされていないかと思いましたが、機能しました。

前図の「テストページの印刷」・「送信しました」で「OK」で閉じると、下図が表示されています。。


図12

上図は、プリンタープロパティの“設定”


図13

上図は、プリンタープロパティの“ジョブオプション”。


図14

前図を閉じると、上図が表示されています。
前図のプリンタープロパティは、上図アイコンを右クリックして“プロパティ”で開きます。


さて、今回のUbuntuの場合は、簡単にドライバーのインストールが出来ましたが、プリンターメーカーや機種、Ubuntuのバージョン及び他のディストリの場合は、ドライバーが無い場合があります。

プリンターの該当機種が無い場合でも、対象機種より古い機種(同じバージョンの前の型)が表示されている場合は、そのドライバーを利用すると動作する場合があります。

しかし、うまく動作しない場合や、全く該当機種や類似機種が見つからない場合は、プリンターメーカーのサイトを検索してみましょう。
大概の場合は、ドライバーが見つかると思います。
例えば、Google検索で「プリンターメーカー名 プリンタードライバー Linux」の様に検索してみましょう。


以下は、Webブラウザに“Google Chromu”を使用しています。
(URLの欄を拡大しています。)

メーカーサイトからのプリンタードライバーのダウンロードとインストール。
参考例)Canon MP-610の場合。


図16

上図ページで、使用しているプリンターがサポート対象機種のリストが表示されます。
矢印をクリックすると、ダウンロードページへ移動します。


図17

機種の機能種類を選択します。


図18

使用しているプリンターの機種をクリック。


図19

OSのバージョンを選択します。(Linux用は一番下の“Linux”)


図20

上図の1及び2でプリンタードライバーとすきゃーなーギヤがダウンロードできるのが解ります。
上図中段の表示プリンター機種名とLinuxの表示があることを確認してからダウンロードして下さい。


図21

ページを辿ると、注意次項とインストールについてが記載されているので確認。
重要な注意は、“共通”をインストールしてから、“機種別”をインストールします。


図22

2つ前の図(図20)の1をクリックすると、上図が表示されます。
Canonでは、上図矢印の様に2つのパッケージの種類が表示されています。

パーッケージ管理方式を表す拡張子は、一般的の多く使われているディストリでは、“
.deb”と“.rpm”のどちらかの場合が多いです。

.deb”は、Debian系のディストリの場合に使用されており、本家のDebian以外にもDebian派生のUbuntuやDebian派生ディストリやUbuntu派生ディストリに採用されている場合が多いです。
Debian、Ubuntu、Knoppix、その他があります。

.rpm”はRedHat系で使われていることが多いです。
RedHatLinux、Fedora、CentOS、Vine、その他で利用されています。


今回使用しているディストリはUbuntuなので、“debian(.deb)”ファイルパッケージの方をダウンロードします。
“共通”[HTTPダウンロード]をクリック。


図23

Web画面下部に上図の様に表示されるので、「保存」。

同様に、“PIXUS MP610用”[HTTP ダウンロード]を落とします。

ダウンロードファイルの確認


図24

Web画面下部の上図の矢印で示す“
”をクリックすると上図のように表示されるので、“フォルダを開く”。


図25

保存されたフォルダが開き、ダウンロードしたファイルが保存されているのが解ります。

同様に図20の矢印2のファイルをダウンロードします。(こちらも、共通パッケージと専用パッケージから成ります。)

ダウンロードしたファイルのインストール

最初にプリンタードライバーのインストールから行います。
上図の“cnijfilter-common_2.80_i386.deb”(こちらがドライバーの共通ファイル)からインストールを開始します。
インストールを開始するには。
・インストールするファイルをWクリックするか、ファイルを右クリックしてひょうじされたショートカットメニューから“Ubuntuソフトウェアセンターで開く”をクリック。
・開いたUbuntuソフトウェアセンターで「インストール」。

続けて、プリンタードライバーの機種専用パッケージをインストール。

同様に、“Scan Gear・・・”もインストールします。

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他のメーカーの場合。
Epson


図26

Epsonの場合は、上記でサポート機種が確認できます。


図27

上記ページで、1に機種、2で“Linux”が選択されている事を確認して、3の検索ボタンを押します。


図28

上図の様に検索結果が出るので、プリンタドライバー又は、スキャナドライバーの「ダウンロード」をクリック。


図29

上図の1の場所まで表示されるので、1の「同意」クリックすると、2のリストが表示されます。
同じ“rpm”や“deb”版でも、32/64bit版が別に表示されるので、使用ディストリのバージョンに合わせてダウンロードしましょう。
インストール方法は、前掲のCanonドライバーの場合と同様かと思います。
プリンターに拠っては、“rpm”版しか無い様です。
その場合は、“.tar.gz”版をダウンロードして自前でインストール(コンパイル)しなければならないようです。
複合プリンタの場合は、殆んどの場合は、“rpm”/“deb”の両方がサポートされているようです。

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Brother


図30

Brotherの場合は、上記ページから、Linuxドライバーがダウンロードできるようです。




USBオーディオインターフェースについて。

USB1.1接続のオーディオインターフェースについては、ほぼ問題なく動作するようです。



上図は、EDIROL UA-1A の場合。
1のSPアイコンを右クリックするとAが表示されるので、2のサウンド設定をクリック。
Bが表示されるので、「出力」タブを開くと、既にUA-1Aは認識されています。
4を選択。(3は、Digital Out用なのですが、UA-1Aには、Digital Outは有りません。此方でも音が出ました。)


今回は、下記の製品について調べましたが、全品問題なく動作しています。
・EDIROL(Roland)UA-1A// USB接続オーディオインターフェース 2003年頃の製品(我が家では未だに使用しています。)
・BEHRINGER U-ControlUCA222(廉価品)
・SUNVALLEY SV-192S(オーディオマニア向け、D/D D/Aコンバーター)
・その他自作オーディオインターフェース(USB1.1接続)



デジタルカメラのUSB接続。

デジカメをUSB接続すると、試した限りの製品では問題なく認識しました。

NikonD60

 

上図(左)の様に表示され認識できます。
上図(左)でアプリで開いても良いでしょうし、閉じてしまって、ファイルマネージャで開いて撮影ファイルの表示やコピペを行っても良いでしょう。。
デスクトップには、上図(右)の様に表示されています。

取り外しは、上図(右)のデスクトップアイコンを右クリックして、“ドライブの安全な取り出し”をクリックして行いましょう。
デジカメを認識していますが、記録の部分はメモリディスクですので、通常のメモリ(USBメモリ、マイクロディスク、コンパクトフラッシュ等)と同じ感覚で使用しましょう。

カードリーダを使用した場合。



FUJIFILMのFinePix S1Proを長年使用しましたが、最近は別のデジカメを使用することが多くなりました。
Linuxでの“デジタルカメラのUSB接続”の確認のため接続しようとしましたが、ケーブルがありません。(ンーーー)
取り敢えず、カードリーダーで確かめますが、カードリーダーでの認識は問題有りませんでした。
(S1Proの記録メディアは、マイクロドライブでした。(コンパクトフラッシュ扱い))


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