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Ubuntuを始めよう。 (5)

今回は、アプリのインストール方法です。

主な項目
“Ubuntuソフトウェアセンター”からアプリをインストール。
“Ubuntuソフトウェアセンター”に無いアプリのインストール。(専用パッケージのある場合のみ記載) 

Ubuntuには、3万種以上のアプリがあります。
これらのアプリは、殆どがフリーソフトです。しかし、最近はだいぶ有償ソフトも増えてきています。
当サイトでは、フリーソフトのみ扱っていますが、ディストリビューションのDebian等の様に完全フリーソフトのみだけではありませんが無償ソフトではあります。
例えば、Firefoxは無償ソフトですが、Firefoxのロゴが商標登録されている様なので完全フリーとはならないようです。

取り敢えず、Ubuntu用ソフトが手軽にインストールできる“Ubuntuソフトウェアセンター”の使い方から始めます。

・Ubuntuソフトウェアセンターでアプリをインストール

 “Ubuntuソフトウェアセンター”起動アイコン。

ランチャーにある上図のアイコンをクリックすると、Ubuntuソフトウェアセンターが起動します。



上図が“Ubuntuソフトウェアセンター”が起動したメイン画面。
上図右上の虫メガネのある場所が検索場所となり、ファイル名等が分かっている場合は、ここで検索します。

  

上図左は、前図左側のカテゴリ表示部の拡大画像です。
上図右は、カテゴリの“インターネット”を選択した場合の右側ペインの表示です。
上図右の様にカテゴリによっては更に詳細カテゴリが表示されます。

試しに“Chromium”(Google Chromeの元となっているソフト)をインストールしてみましょう。

“Chromium”をインストール
上図右の上の段の“ウェブブラウザー”をクリック。



“Chromiumウェブブラウザー”の表示が有るのでクリック。



上図のように表示がオレンジバックに替わり、「詳細情報」と「インストール」が表示されます。
「詳細情報」をクリック。



上図のように詳細情報が表示されます。
プレビュー画像がある場合は表示され、左側に説明があります。(殆んどの場合は英文)
画面を下に辿ると、ソフトによってはアドオンが使用できる場合があり、必要に応じて選択して、“適用”させた後に「インストール」します。



「インストール」をクリックすると、認証を求めてくるのでパスワードを入力します。



認証が済むとインストールが実行されます。
実行中は、上図のように表示されます。
アプリによっては、上図下側矢印の進捗状況を示すバーが停止したままで一見フリーズしているように見える場合がありますが、終了するまでじっと辛抱です。



インストールが完了すると、右側矢印の様に、インストール前に「インストール」と表示されていた部分は、「削除」となります。
インストール済みアプリが不要となった場合は、上図の「削除」をクリックすれば、アプリは削除されます。

左側には、インストール日付けが表示され、頭に緑丸の?が付きます。
リストの先頭のアイコンに“緑丸の?(チェック)”が添付されている場合は、そのアプリはインストール済であることを示しています。

Chromiumの起動。



Dashで“Chromium”と検索して起動。(chrom程度まで入力すれば表示されるでしょう。)

ランチャーに登録。

インストール時に自動的にランチャーに登録されない場合があります。
常時使用するアプリの場合は、Dashで検索起動するより、ランチャーに登録しておいたほうが便利ですね、



Dashで“Chromium”と検索して表示されたアイコンを、ランチャーの表示部分にドラッグ&ドロップすればランチャーに登録されます。
Dashが閉じたあとに、ランチャーの“Chromium”のアイコンを表示したい位置にドラッグすればランチャー内の表示位置を変更できます。

登録したいアプリを起動すると、ランチャーにも表示されるので、ランチャーのアイコンを右クリックして“ランチャーに登録”としてもランチャーに登録できます。この場合は、アプリを終了するとランチャーのアイコン表示が消えてしまいますので、起動中に登録しておいて下さい。登録後は、アプリを終了してもランチャーにアイコン表示は残ります。

注意)グラフィックドライバー(追加のドライバー)が有効になっていない場合など、3Dモードが使えない場合は登録したアイコン表示は登録順に最下部に表示され、表示位置が変更できない場合があります。


“Dropbox”のインストール。
もう一つ、アプリインストール例として“Dropbox”を取り上げてみます。
“Dropbox”は、オンラインストレージサービスの一つで、ネット上にデータを保存しておくことが出来ます。

Dropboxの特徴
・複数のPC(仮想OSも含め)を使用している場合に、各PC間でのデータの同期が簡単に取れます。
・使用OSは、Windows、Linuxのどちらかも利用可能です。
・操作方法が簡単で、同期を意識することなく、オンラインにすれば勝手に同期が取れます。
・オフラインでも使用できます。
・削除したファイルをウェブブラウザを起動して元に戻すことができます。
上記のオンラインストレージであるということから、万が一使用PCが壊れた場合でも、データはオンライン上に有るので、簡単に復元できます。(バックアップ用に使えるということですね。)

欠点としては。
・無償バージョンでは、容量が2GBしかない。(50GB等の有償版もあります。)
・自分のHDが2GB増えるわけではない。
 これは、オフラインでも使用出来る事を見れば解りますが、オンライン上と同じ物をPC上にも作成してあるためです。

上記の欠点は、無償で2GBのストレージをオンライン上に持ち、簡単に同期が取れ、バックアップにも使えることを考えると、良点の方が遥かに勝りますね。(2GBですが、無償なので入れておいても損はないでしょう。)

なお、Dropboxに90日間アクセスがないと、アカウントが削除されてしまうようです。
しかし、通常はPCを起動してオンラインにするだけで、Dropboxに自動的にアクセスされるため、この気遣いは無いでしょう。
90日以上PCを起動しなかったり、期間以上オフラインでPCをしていた場合は、削除されるでしょうが、通常のPC使用はネット閲覧やメールを開くのはオンラインで行うのでこの心配はありません。オンラインにするだけで、改まってDropbox(フォルダやサイ等)にアクセスする必要はありません。

Dropboxのインストール。



“Ubuntuソフトウェアセンター”の検索窓に“dropbox”と入力すると上図の様に表示されます。
上図は、既にDropboxインストール後の画像なので、右下が「削除」となっていますが、インストール前は「インストール」になっているので、是れをクリック。



インストール完了後にDashで“dropbox”と検索して起動。
前図でインストールされ、ここで開くのは、Dropboxのインストーラです。



アップデート情報が表示されますが、「閉じる」で一度閉じてしまいましょう。



上図で、「Start dropbox」をクリック。

以下の設定や入力では、半角英字と半角数字を使用しましょう。

初めて使用する場合。
一度でもアカウント作成(登録)を行った場合がある場合は、アカウントが残っているかもしれません。期間内でしたら次の“アカウントを既に持っています”の手順で行ってください。特にWindowsでDropboxを使用していた場合は、Windowsで作成したDropboxのアカウントが有効ですので、“アカウントを既に持っています”の手順で行ってください。



初めて使用する場合は上図矢印を選択して「次へ」



上図は、アカウントを持っていませんを選択した場合に表示されます。

名 :(英字記入)
姓 :(英字記入。姓名は逆でも大丈夫です。またニックネーム等でも良い様です。)
メールアドレス:これは使用している有効なメールアドレスを入力。
パスワード:自分の任意のパスワードを入力します。
      余り桁数の少ない物はやめましょう。10桁以下だと警告が出たような気が?。
      長いパスワードなので、忘れないようにメモを取っておきましょう。

パスワード確認:上と同じ物を入力。
PCの名前:自動的にPC名が入力されています。
      PCの名前は、複数のPCを使う場合は、他のPCと混同しないような名前をつけておきましょう。
“□ 利用規約を読んだ上でこれに同意します”にチェックを入れます。

以上を正しく入力すると画面右下の「次へ」が有効になるので「次へ」をクリックして進む。
この後は、Dropboxの設定へ続きます。

他のOSやPCにも導入しますので、記入内容を正確に控えておいてください。他のOSに導入する場合に必要となります。(特に、メルアドとパスワード)

アカウントを持っている場合。



“アカウントを既に持っています”を選択して、「次へ」。



メールアドレスとパスワードを入力。
(WindowsでDropboxを使用していた場合は、その時のメールアドレスとパスワードを入力)
コンピュータ名は、既に入力されていますが、他のPC(仮想OSも含め)と区別がつく名前に変更しても良いです。

“Dropboxの設定”



今回は、2GBの無料バージョンを選択。
(Windows等で有料バージョンを使用している場合はそのバージョンを選択。)



上記は、Dropboxのフォルダを設置する場所の選択ですが、多数のPCを使用する場合は、PC毎に設置場所を変更したり、保存場所を把握しておくのは面倒です。
“標準”を選択しましょう。(標準では、“Home”(ホーム)ディレクトリ下に作成されます。)



上図から4画面程ガイドツアー(簡単なDropboxの説明)が有りますが、初めての場合は読んでおいても良いでしょうが、読んだことがあり面倒な場合は、「ガイドツアーをスキップ」で飛ばしてしまいましょう。



インストールが完了は上図が表示されます。
“今すぐDropboxフォルダを開く”にチェックがある場合は、Dropbox専用のフォルダが開きます。



上図の様に“ホーム”にある“Dropbox”フォルダを開くと保存されている内容を見ることができます。

 

同期中は、Linuxの場合は、デスクトップパネルのインジケータ部に、上図左の矢印のアイコンが表示され、回転型矢印が表示され(多分矢印がクルクル回っています。)ますが、同期中はファイル操作などは行わないでください。ファイルなどが壊れる場合があります。
同期が完了すると、回転型矢印は消えます。
上図右はWindowsの同期が完了している場合です。



上記アイコンからDropboxフォルダを開くことができます。
(一々ファイルブラウザを開き、HomeのDropboxフォルダを開く必要は有りません。)
使用方法は、保存したいファイルをDropboxフォルダにドロップインするだけです。
あるPCから追加されたファイル等は、他のPCを起動してオンラインとなった時点で同期が取られ同じものとなります。
勝手に行ってくれるので、他のPCで同期を意識しなくて良いです。
Dropboxフォルダ内のフォルダやファイルの削除は通常の操作と同じです。


上図の“Dropboxのウェブサイトを起動”をクリック。



上記の様に、Dropboxのマイページ相当の場所が開きます。
ファイルを選択すれば、上図のようにDropbox内にあるフォルダやファイルが表示され、フォルダやファイルを右クリックし、メニューからいろいろ行えます。



“イベント”を見ると、今までの操作履歴が表示され、ここから復元なども行えます。


“Ubuntuソフトウェアセンター”に無いソフトのインストール。
又は、“Ubuntuソフトウェアセンター”にあるバージョンとは別バージョンをインストールしたい場合。


目的のアプリが“Ubuntuソフトウェアセンター”にない場合があります。
ネット検索をすると、Linux用の欲しいソフトが見つかる場合があります。
そのような場合のソフトのインストール方法です。

参考)バージョン違いのアプリをインストール。
前記で、“Ubuntuソフトウェアセンター”から“Chromium”のインストールを行いましたが、“ソフトウェアセンター”からインストールできるのは、“Chromium”ですが、ネットで“Google Chrome”で検索すると、“Chrome”のインストールを行うことが出来ます。“Chrome”をインストールする場合は、LinuxのUbuntu用(“
.deb”パッケージ)のファイルをダウンロードして、ダウンロードしたファイルの右クリックから“Ubuntuソフトウェアセンターで開く”、又はWクリックすると“Ubuntuソフトウェアセンター”が開くので其処からインストールします。
ダウンロードしたファイルは、ダウンロード時に保存フォルダーの指定をしていなければ、“Download”(又は、“ダウンロード”に保存されていると思います。)
“Chromium”と“Chrome”違いは、“Chromium”は“Chrome”の元となるソフトで、“Chrome”の方が色々な機能が追加されています。(両者をインストールして置いても大丈夫ですが、“Chrome”をインストールした場合は、“Chromium”の方は削除しておいた方が良いでしょう。最初から“Chrome”をインストールしたほうが良いかも?。)



今回は、“Ubuntuソフトウェアセンター”にない場合のサンプルとして、ウェブブラウザの“Opera”を取り上げてみます。
“Opera”は、画面構成・機能等が私好みなのですが、速度が若干遅いですね。

“Opera”の検索とダウンロード。



Firefoxや上記でインストールしたChromiumを起動して、Google検索などで“opera”と検索します。



上図のような検索結果が表示されるので、“Opera・・・ダウンロード”をクリック。



上図の様に表示され、“Linux用”が表示されているのを確認して、「ダウンロード」をクリック。



上図が表示されます。
1で「Ubuntu」を選択。
2で「default package」を選択。
3の「Free download」をクリック。

参考)
ソフトによっては、Ubuntu等のディストリビューション名では無く、パッケージ形式で表示される場合があります。
その場合、Ubuntuの場合は“deb”形式のパッケージを選択して下さい。(一緒に対象ディストリ名が表示されている事が多いです。)
更に、“bit”バージョンが表示されている場合もあります。その場合は、自分のインストールしてあるUbuntuのbitバージョンに合わせたものをダウンロードしてください。(Ubuntu日本語Rimix版は32bitになります。)



前図で「ダウンロード」をクリックすると、上図が表示されるので“ファイルを保存する”を選択して「OK」。
(上図が表示されるまで時間がかかる場合があります。)



ダウンロード完了後に、ファイルブラウザを開き、“Download”(ダウンロード)を開くと、上図右側の様にファイルがダウンロードされています。(まだショートカットメニューは表示されていません。)
表示されている“Opera”のファイル上で右クリックすると、上図の様にショートカットメニューが表示されるので、“Ubuntuソフトウェアセンターで開く”をクリック。



“Ubuntuソフトウェアセンター”が開き、上図の様に表示されます。
「インストール」をクリック。



認証をするとインストールが開始。



インストールが完了すると上図の様に表示されます。



Dashで“opera”と検索して起動。
頻繁に使うのであればランチャーに登録。
(ランチャー登録は、前述の“Chromium”を参考にして下さい。)


今回は以上です。
次項へ続きます。


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