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Ubuntuを始めよう。 (3)

今回から、Ubuntuの機能や設定方法等を記載します。
Ubuntuの使用バージョンは12.04ですが、13.10までは若干違いはありますが、大凡では同じです。

主な項目
シャットダウン
ランチャーとDash。
ランチャーにアプリ起動アイコンを登録と解除。
ランチャーアイコンサイズの変更。
ランチャーを自動的に隠す。
デスクトップ上部のパネルについて。
“追加のドライバー”(プロプライエタリなドライバー)。
デスクトップ上部のパネル。




再起動後のUbuntu12.04LTSのデスクトップ。

デスクトップの左端にいろいろなアイコンが表示されていますが、これはランチャーと言い、色々なアプリを登録しておき、ここから簡単に使用したいアプリを呼び出すことができます。

一番上のアイコンだけは特殊なもので、“Dash”と言い、Windowsの“スタート・メニュー”の様な働きをし、検索機能もあります。



デスクトップ右上にはインジケーター部が有ります。

左端のアイコンはインプットメソッドの切り替えなどが行えます。

上図左から2番目のアイコンは、“追加のドライバー”(プロプライエタリなドライバー)で、このドライバーを有効にしないと、Unity3Dモードにならなかったり、デスクトップに関する設定ができません。
グラフィックドライバーは表示されても必ずしも有効にできるとは限らず、また、有効にできても全てが機能しない場合もあります。
詳細は“追加のドライバー”の項を参考にして下さい。

上図左から3番目のアイコンは、“メール”関連です。

上図左から4番目のアイコンは、“Bluetooth”関連です。

上図左から5番目のアイコンは、ネット接続関連です。
ここから、接続情報等を知ることができます。

上図左から6番目のアイコンは、音量調整ですが、 Rhythmboxの再生停止や録音・再生デバイスの設定なども行えます。

上図左から7番目のアイコンは、時計ですが、クリックするとカレンダーが表示されます。

上図左から8番目のアイコンは、ログインユーザーです。

右端のアイコンからシャットダウン等が行えます。

  

 Ubuntu12.04           参考図 Ubuntu13.04

右端1のギヤアイコンをクリックすると、上図の様に表示されます。
2のシャットダウンをクリック。



上図が表示されるので、「シャットダウン」。
再起動も、ここから行う。

参考)13.04からは下図のような表示に変わっています。



参考図)13.04の場合のシャットダウン表示


ランチャーとDash。
ここからは、左端のランチャー部に付いてです。



一番上のアイコンは“Dash”を開くためのもので、Windowsのスタートメニューに相当します。

Dashをクリック。



上図2の様にアプリの検索ができます。
上図は、“Gparted”を検索したところです。

参考)
“Gparted”は、ライブ版では標準インストールされていますが、HDインストール後は標準インストールされていませんので、Ubuntuソフトウェアセンターでインストールする必要がありますが、HDインストール後に“Gparted”を使用する場合は、インストールして使用するのでは無く、Ubuntuをライブ起動して使用しましょう。
HDインストールして使用することもできますが、Ubuntuのあるパーティションの変更はできません。
パーティション操作は、パーティションをアンマウントしておかなければなりませんし、Windowsの様に、自分自身を起動しておいて、自分自身のパーティション操作を行うことは余り好ましいことではなく、作業できる範囲も限られてしまいます。




上図は、Dashを起動した画面全体です。
上図は、12.04ですが、13.04では表示内容がだいぶ様変わりしています。



上図の1をクリックすると、上図の様にインストールされているアプリがカテゴリ別に表示されます。
3の部分は、2の“結果の絞り込み”をクリックする度に表示・非表示と切り替わります。
3の部分にカテゴリ別の選択ボタンが表示されます。
4をクリックすると、インストール済のアプリが、左のインストール済の場所に全て表示されます。
左のインストール済みの場所に表示されない場合で、5のように“○○個の結果を表示”とある場合は、5の場所をクリックすると該当するものが全て表示されます。




前図の5の“○○個の結果を表示”をクリックして表示した場合は、5の場所が上図の様に“一部の結果のみ表示”に変わります。



上図は、カテゴリ“アクセサリ”を表示した場合です。



上図に1をクリックし、例えば“マイビデオ”をクリックすると、ディレクトリ“Video”の内容が表示され、表示の中からファイルを選択してWクリックをすると、既定のプログラム(デフォルトでは、Totem(動画プレイヤー))が起動して動画が再生されます。



上図は、動画プレイヤーで再生中の画面。


ランチャーにアプリ起動アイコンを登録。

アプリをインストールすると自動的にランチャーに追加される場合と、追加されない場合があります。
また、ランチャーに登録されていないアプリでも頻繁に使用するアプリはランチャーに登録しておきたいですね。

ランチャーに登録する方法。
例えば、Shotwell(写真管理ツール)をランチャーに登録するとします。
Dashで“shotwell”と検索します。



上図の様に検索されます。

方法1)
上図の様に登録されたアプリのアイコンをランチャーの好きな場所にドラッグ&ドロップします。

参考:デスクトップにドラッグ&ドロップすると、デスクトップにショートカットアイコンが作成されます。しかし、現時点では、デスクトップにショートカットアイコンの作成(ファイルの貼り付けなども含め)は行なわないでおいて下さい。後でデスクトップ名の変更ができなくなります。デスクトップ名の変更後にショートカットアイコン等の作成を行ってください。

方法2)
上図の検索結果から、アイコンをクリックしてアプリを起動します。



ランチャーに起動中のアプリとして表示されています。(多分したの方)
ランチャーのアイコン上で右クリックすると上図の様に表示されます。
“Launcherに登録”をクリック。

ランチャーの不要なアプリの登録の解除。
殆んど使用しないアプリをランチャーに登録しておくとスペースの無駄で、なるべく使用しないものは無い方がスッキリして使い良いですね。



登録を解除したいアプリのアイコン上で右クリックをすると上図の様に表示されます。
“Launcherへの登録を解除”をクリックすると、ランチャーのアイコンが消えます。
“登録を解除”は、ランチャー登録が解除されるのみで、アプリ自体がアンインストールされるわけではありません。
アプリのアンインストールは、“Ubuntuソフトウェアセンター”で行います。


ランチャーアイコンサイズの変更。
デスクトップの空いている場所で右クリックし、表示から“背景の変更”をクリック。
「外観」タブでの設定。

  
 32     48    64

上図右側の様の表示されます。
下部の“Launcherアイコンのサイズ”の右のスライドバーの値を変更するとランチャーのアイコンサイズを変更できます。
上図左から、サイズを、32、48、64と変更した場合の表示です。


ランチャーを自動的に隠す。
「挙動」タブでの設定。

  

上図右の“Launcherを自動的に隠す”の右のボタンを「オン」にすると、上図左の様にランチャーが隠れます。
ランチャーを表示するには、デスクトップ左端にマウスカーソルを押し込むようにするとランチャーが表示されます。
表示位置はデフォルトでは“左端”となっているので、左端全般で機能しますが、“左上の端”を選択している場合は、デスクトップ左上の端にカーソルを合わせないとランチャーは表示されません。
“表示感度”は高くしておいた方が扱いやすいでしょう。


デスクトップ上部のパネルについて。
インジケータ部は、前記の通りですが、インジケータ表示部以外の左の部分については少し変わった動きをします。





上図下はファイルマネージャを起動してありますが、アプリによって2の場所にメニューが表示されますが、中には全く表示のない場合もあります。
この様な場合に、デスクトップのパネルに何も表示されていない場合(上図上の矢印)でも、その場所にカーソルを合わせると、上図下の3の様に表示されます。
この場合に3’には表示されていませんが、アプリによっては、3’のみの表示の場合や両方表示される場合などいろいろあります。


“追加のドライバー”(プロプライエタリなドライバー)をインストール。
“追加のドライバー”はグラフィックドライバーですが、これを有効にしていないと、3D表示や、表示関連の各種設定変更が機能しない場合が有ります。
出来るだけ早い段階で有効にしておきましょう。



HDインストール後には上図の様に表示されていると思いますが、再起動すると表示されなくなる場合があります。

  

上図左の様にランチャーのギヤ型アイコン(システム設定)をクリックすると、右側の様に表示され下に辿ると、“追加のドライバー”が有りますので、是れをクリック。


  

上図左の様にアップデートが行われ、続いてドライバーの検索が行われます。



ドライバー検索が終了すると、上図の様に表示されます。
PCに拠っては、該当ドライバーがない場合もあります。
(この場合は、グラフィックボードやグラフィックチップのメーカーサイトからドライバーをダウンロードして自力で導入することになります。)
表示されるドライバーの数はPCによって異なります。
また表示されたドライバーが全て機能するとは限りません。
最悪、再起動後にブラックアウトした侭となる場合もあります。
(この場合の対処は、Ubuntuを再インストールしてしまうのが早く解り易いでしょう。)

ドライバーを選択して、2の「有効にする」をクリック。



認証を求めてくるので、パスワード入力。



ドライバーのインストールが実行されます。



上図下部の様に表示されるので、「閉じる」で閉じた後に再起動しましょう。


今回は、ここまでです。
次ページへ続きます。


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