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Ubuntuを始めよう。 (10)

今回は、前回作成した仮想マシンにLubuntuをインストールします。
(前回は、Lubuntuをライブ起動した処まで行いました。)

Lubuntuのインストール。
仮想マシンのゲストOSとしてインストールするからと言って身構える必要は有りません。
インストール方法は、通常のHDにインストールする場合と同じです。
通常のHDにインストールする場合は、インストール途中で終了させてしまったり、インストールに失敗した場合は、元に戻すのが面倒な場合がありますが、仮想マシンにインストールした場合は、最悪仮想マシンを削除してしまえば良いので気楽に行えます。

ゲストOS(Lubuntu)のインストール開始。



1:ライブ起動しているLubuntumのデスクトップにある“Lubuntuインストール”アイコンをWクリック。
  インストールが開始します。
2:“日本語”(リストの1番下)を選択して「続ける」。(以下「続ける」は省略。)



“4.4GB・・”と“インターネット・・”にチェックがあることを確認。
1:“インストール中にアップデートをインストール”
  上記にチェックを入れると、インストールに時間が余分にかかります。
  時間に余裕がある場合はチェックを入れておくと良いでしょう。
2:“サードパーティー・・・”の方は、MP3プラグイン等をインストールします。
  こちらは、出来るだけチェックを入れておいた方が良いでしょう。
上記の1、2はインストール終了後に行えます。



1:Lubuntuにお任せコースの簡単設定です。
2:“それ以外”は自分でパーティション設定を行います。

仮想ドライブに何もない状態から始めますので、1のお任せコースでインストールして良いでしょう。

ここでは、参考までに2の“それ以外”でパーティション設定から行ってみましょう。
(パーティションの手動設定方法等の理解の参考になるでしょう。)

2の“それ以外”を選択。



今までのPCにWindowsやLinuxのデュアルブート等では、既にOSがインストールされているHDにインストールしました。つまり既に何らかのOSがインストールされている状態で行ったため、既にパーティションテーブルというものが作成された状態でのみ使用してきました。一度でもパーティション設定を行ったHDにはパーティションテーブルが作成されており、HDのパーティションを全て削除した場合でもパーティションテーブルは残っています。このため、今まではパーティションテーブルを意識することなく、色々な操作をしてきたと思います。

今回作成した仮想マシン用の仮想HDにはこのパーティションテーブルがありません。
従って、いきなりパーティションの追加を行おうとしても“パーティションテーブルが無い”旨の警告が表示されてパーティションの作成はできません。

最初にパーティションテーブルの作成を行います。

注意)パーティションテーブルの作成を行うと、もし、既にパーティションテーブルがあり、パーティションが切ってある場合でも、全てのパーティションがなくなります。
ここでいう全てのパーティションは、今回使用している仮想マシンの仮想HDの事で、ホストOSのある実PCのドライブや、他の仮想マシンの仮想ドライブまでは含みません。飽く迄、現在設定している仮想マシンの仮想ドライブ内でのみ行われます。

1:上図の1の行をクリック選択します。
2:「新しいパーティションテーブル」をクリック。



上図が表示されるので、「続ける」。



上図の様に“空き領域”が表示されます。



1:“空き領域”をクリック選択。
2:「追加」をクリック。



上図が表示されます。
1:基本パーティションを選択。
2:使用できるHD容量が表示されています。
  Swapを設けるために、最大容量から2GB程少なく指定します。
3:パーティションの場所は“先頭”を指定。
4:”ext4”を指定。
5マウントポイントは“/”を指定。



上図のような設定結果としました。(上図矢印のマウントポイントの設定を忘れずに。)
「OK」をクリック。



上図のような結果となります。
1:リストの“空き領域”をクリック選択。
  この空き領域は、前図でSwap用に残したものです。(前図でサイズを少なく指定しました。)
2:「追加」をクリック。



上図のように設定しました。
1:ここは、“基本”・“論理”のどちらでも良いです。
2:残りの全てを指定します。(デフォルトで全て指定されています。)
3:利用方法で“スワップ領域”を指定。



上図の様な設定結果となりました。
結果に間違いがなければ、「インストール」をクリック。
結果を変更したい場合は、「元に戻す」でやり直します。
なお、「インストール」をクリックすると元に戻すことはできません。
(失敗して、最悪の場合でも、仮想マシンを削除してしまえば良いので、気楽に行いましょう。)



画面表示下部で、上図のようにインストール(コピー)が進行していきます。



タイムゾーン設定が表示されます。
インストール時に“日本語”を選択してインストールしている場合は、タイムゾーンは既に“Tokyo”が選択されていると思います。もし違っている場合は、上図の地図上でTokyo辺りをクリック。



キーボードマップの選択。
タイムゾーンで“Tokyo”が選択されている場合は、既に“日本語”・“日本語”が選択されていると思います。
通常のキーボードの設定は上手のままでよいでしょうが、NEC-PC-98シリーズは、“日本語”の下の“98シリーズ”を選択してください。
Macなどを使用している場合は、変種(右側)で選択してください。

キーボード入力をして確認してみるのもよいでしょう。
上図の「キーボード入力をここで試してください」の欄にキーボード入力をして確かめましょう。
ABC等のアルファベットは問題ないと思いますので、記号を中心に確認してください。



ユーザー情報の入力。
名前:任意名です。名前の一部や、名前以外のニックネームなどでも良いです。(半角英数字で入力しましょう。)
コンピュータ名:ホストOS等からネット接続で見る場合等に表示。
        解り易い(識別し易い)名前を半角英数字で付けましょう。
ユーザー名:ログイン時等に表示される名前です。
パスワード:短くてもいいですから、半角英数小文字で入力。(メモしておきましょう。)

“◎ ログイン時にパスワードを要求”を選択しておきましょう。
自動ログインを選択していると、複数のデスクトップをインストールした場合に、自動ログインではログイン画面を素通りしてしまうため、デスクトップの選択ができなくなります。
自動ログインはインストール後でも設定できます。



ガイドツアーの様なものがスライドショー的に表示されます。



言語パッケージ関連のダウンロードとインストールは結構時間がかかっています。
(ダウンロードは、ADSLの場合は結構時間がかかります。光の場合は直ぐダウンロードは終了します。)



インストールが完了すると上図が表示されるので、「今すぐ再起動」をクリック。



インストールメディアが排出され上図が表示されたら「Enter」。
少し待ってもインストールメディアが排出されない場合は、メディアを取り出して「Enter」。

希にですが(今までに1度だけ)、インストールメディアが排出されても、上図が表示されずに、デスクトップが表示されたままで再起動しない場合がありました。その場合は、VirtualBoxの上部パネルの(×)ボタンで終了してください。

再起動。



再起動すると、上図のようにログイン画面が表示されます。
1にユーザー名が表示されています。
2にパスワードを入力して「Enter」。

再起動で無く、通常の機動を行うのは。



1:起動したい仮想マシンを選択。(まだ1つしかありません。)
2:選択した仮想マシンの設定内容が表示されています。
3:“起動”アイコンをクリック。
以上で、前図のログイン画面が表示されます。



再起動後暫くすると、1の様に表示されます。(利用できない場合は表示されない。)
下部パネルに2の様に“アップデート”が表示されます。

取り敢えず、アップデートから行ってみましょう。
上図の2をクリック。



上図が表示されるので、「アップデートをインストール」をクリック。

認証を求めてくるので、パスワードを入力。



既にダウンロードが住んでいる場合は、上図の様に表示されます。



アップデートが進行していきます。



アップデート終了後に、上図の様に「すぐに再起動」が表示されている場合は、上図矢印のボタンをクリックして再起動しましょう。


日本語入力の確認。



HDインストール前に、ライブ起動でネット接続と日本語表示は確認しましたが、日本語入力についても確認しておきましょう。
“Chromium”を起動し、“Google jp”と検索して、Google検索を起動して検索窓に日本語入力してみましょう。
上図は、“aa”日本語入力切り替え(漢字キー)“ああ”と入力してみました。
“ああ”と表示できれば、日本語入力には問題ないですね。

日本語入力を調べるには“Chromium”でなくとも、テキストエディタ(gedit)等で良いです。


“追加のドライバー”を有効にする。

ここで、“追加のドライバー”のインストールを行なわなかった場合は、GuestAdditionsのインストール前に、“dkms”のインストールを行う必要があります。(詳細は、GuestAdditionsのインストールの項に記載。)



1をクリックし、“設定”→“追加のドライバー”をクリック。



ドライバーの検索が行われます。



上図矢印の「有効にする」をクリック。
(インストール出来ても正常に動作するとは限りません。)

認証を求めてくるので、パスワードを入力。



ドライバーのインストールが実行されます。



2つ前の図の下部の表示が上図の様になります。
「閉じる」。


今回は此処までです。
次回は、GuestAdditionsのインストールの予定です。


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