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Ubuntuを始めよう。 (6)

今回は、ファイルマネージャの機能説明とデスクトップのカスタマイズです。

ファイルマネージャについて。
Ubuntu標準デスクトップGnome(+Unity)のファイルマネージャは“Nautilus”です。



上図アイコンでファイルマネージャが開きます。(要するにフォルダ表示で、Windowsのエクスプローラ相当です。)



A:サイドバー(表示/非表示の切り替えができます。)

B:メイン表示エリアです。

C:選択場所のパスが表示されています。

0:Bに現在表示中のフォルダ名が表示されています。

1及び2:ウィンドウに表示しきれない場合に表示されます。(スクロールバーです。)

3:1及び2のオレンジの線(スクロールバー)にカーソルを合わせると、3の様にスクロールバーのツマミが表示されます。(ツマミを常時表示させるように設定することもできます。)

4:フォルダ表示履歴を移動できます。

5:フォルダやファイルの検索ができます。


 

フォルダをクリックすると、同じウィンドウにフォルダ内が表示されますが、上図(左)の様に、開きたいフォルダを右クリックし、“新しいタブで開く”をクリックすると、上図(右)矢印の様にタブで追加されます。


 

上図(左)の様にフォルダ右クリックから、“新しいウィンドウで開く”を選択すれば、上図(右)の様に新しいウィンドウで開きます。コピペの時便利でしょう。


デスクトップ上部パネルから設定。



ファイルマネージャがアクティブな状態(フォルダ表示ウィンドウが選択された状態)で、上部パネルにカーソルを合わせると、上図の様にツールメニューが表示されます。

“表示”→“エクストラペイン”をクリック。



上図の様にフォルダ表示のメインフレームが左右2分割表示されます。
上図では解りにくいですが、中央の上下矢印で分割され、AとBの様に表示されています。
AB其々別のフォルダを表示できます。
コピペに非常に便利です。私は、タブや新しいウィンドウではなく、このエクストラペインを多用しています。

Cでの選択は、ABアクティブな方(最後にクリックした方)に反映されます。

エクストラペインの終了は、前図の“エクストラペイン”をクリック。




デスクトップ上部パネルの“表示”→“サイドバー”→(表示方法の選択)



通常のAの表示は、“場所”が選択されています。



“ツリー”を選択すると、上図Aの様に表示されます。
サイドバーでツリー表示されるのは、フォルダのみでファイルは表示されません。



“サイドバーを表示”をクリックして、頭のチェックを外すと、前図のAのサイドバーの部分が非表示となります。
(表示は、再度“サイドバーを表示”をクリック。)



上図で其々1、2、3を選択してメインフレームの表示方法を変更。



上図は、1のアイコン表示



上図は、2の“一覧”表示。
ツリー表示されます。(各フォルダは頭の三角で展開。)



上図は、3の“コンパクト”表示。


デスクトップのカスタマイズ。
ここでの対象は、Ubuntu標準のデスクトップ“Gnome3+Unity”の場合です。

注意)ここでの設定は、“追加のドライバー”を有効にしていないと、機能しない場合が殆んどです。カーネルのドライバーでも通常の表示では問題ありませんが、より高機能な使い方をする場合は“追加のドライバー”を有効にする事は必須です。PCに拠っては有効にならない場合(機能しない)やドライバー其の物が無い場合も有ります。

Ubuntuには、デスクトップをカスタマイズするためのツールが用意されています。
ツールを使用するとデスクトップのカスタマイズや設定が簡単に行えます。

今回は、“Myunity”と“CCSM”(Compiz Config Setting Editor)を使用してみましょう。
取り敢えず、“MyUnity”と“CCSM”をUbuntuソフトウェアセンターでインストールしておきましょう。

“MyUnity”と“CCSM”のインストール

“MyUnity”は、Ubuntu12.04では、“MyUnity”ですが、Ubuntu13.04では“Unity Tweak Tool”となっています。
それぞれで画面構成や設定出来る項目が違っています。
“アプリの紹介”の“System関連”にある、ページ“Tweak Tool”を参考にして下さい。


“Ubuntuソフトウェアセンター”を起動。



検索窓に“myunity”と入力し、上図が表示されるので「インストール」。
認証。

続いて、「compizconfig」と検索。



上図の“CompizConfig設定マネージャー”をインストール。

参考)
カスタマイズ用ツールも、Ubuntuのバージョンによってインストールできるアプリが多少違っています。
13.04以降については、ホームのページ“アプリの紹介”にある“TweakTool”の項を参考にして下さい。

“Myunity”から見てきましょう。



Dashで“myunity”と検索して起動。



上図は、MyUnityを起動したところです。
“Launcher”が開いています。
ここで、ランチャーに関する設定が行えます。
例えば、“Size”でランチャーのアイコンサイズを設定できます。
(デスクトップの“背景の設定”でも出来ますが!。)



上図のように“Desktop”を選択。
ここで、仮想デスクトップの数の変更が行えます。
標準では、縦2列、横2列の計4画面の設定となっています。
上図の矢印の値を4にして下さい。
横4列x縦2列の計8画面のワークスペース(仮想デスクトップ)が切り替えて使用できるようになります。


ランチャーの下の方にあるワークスペース切り替えアイコン。

(13.04以降では、デスクトップ切り替えは無効となっているので、「システム設定」(デスクトップ右クリック)→「外観」→「挙動」の「□ ワークスペース有効にする」にチェックを入れておくと、ワークスペース切り替えが有効となります。)

デスクトップの切り替えは、上図アイコンをクリック。



上図の様に表示されるので、表示の中から選択します。

上記を表示させなくとも、ショートカットキーでデスクトップ選択をする事も出来、ショートカットキーは、「Ctrl」+「Alt」+「←」又は「→」キーで次のワークスペースへ移動します。
(13.04は「Ctrl」+「Shift」+矢印キーだったかも?。)

“MyUnity”のその他の機能については、各自検証してみてください。
  *ページ“Linuxを始めよう。(15)”に若干の追加記載があります。

“CompizConfig設定マネージャー”
“Compiz Config setting Editor”(以下“CCSM”)も設定エディターですが、“MyUnity”より多くの設定が行えます。

 CCSM鼓動アイコン

Dashで“ccsm”と検索して起動。



CCSM起動時に上記が表示されるのは煩わしいので、チェックを外しておきましょう。



CCSMが起動した画面です。
各項目にチェックを入れると其の機能が有効になりますが、設定項目によっては他の機能と排他的利用となります。
その場合は、有効にした機能が排他的設定の場合は、メッセージに従って設定をしていくと、無効にされるべき設定が自動的に無効になり、新しい設定が有効になります。

各項目にチェックを入れて設定するだけの機能ではなく、各項目(名前の部分)をWクリックすると、各項目の詳細が開き細かな設定ができます。(各項目を選択して、左ペインのカテゴリの下にある“設定”からも同様に開きます。)

例えば、上図矢印の“キューブの回転”を設定してみましょう。
“キューブの回転”は、デスクトップ選択時にデスクトップをサイコロを横方向に転がすような効果を加えて切り替えます。



前図矢印の“キューブの回転”にチェックを入れると、上図が表示されます。
「デスクトップ・キューブを有効化」をクリック。



上図が表示されるので、「Dasktop Wallを無効化」をクリック。




“キューブの回転”(上図中央下)にチェックを入れると、“デスクトップ・キューブ”(上図左下)にも自動的にチェックが入ります。

上図の“キューブの回転”の文字部分をWくりっくすると!。



上図が表示されます。
上図は、「割り当て」タブを表示していますが、ここから、キューブ回転のショートカットキーの割り当てが行えます。
前図で、“キューブの回転”にチェックを入れずに、この画面を開いた場合は、左ペインの“キューブの回転を有効にする”にチェックを入れても良いです。
前の画面に戻るには、上図矢印の「戻る」です。

参考)
ショートカットキーは、キューブの回転以外の設定にも関係するので、デフォルトのまま使ったほうが良いでしょう。
上図で設定されていない項目のショートカットキーの設定のみに新しいキー設定を割り当てたほうが良いでしょう。

キーボードのショートカットキーの割り当てを調べるには?。



“システム設定”→“キーボード”→「ショートカット」で調べることができます。

上記で設定した、デスクトップの“キューブの回転”の効果。



上図は、デスクトップの回転途中の画面です。

CCSMには、非常に多くの設定項目がありますが、今回は、ほんの一部の紹介で終わりますので、後は各自で検証してください。


今回は、此処までです。
次項へ続きます。(次回はメール設定の予定です。)


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