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Ubuntuを始めよう。 (2)

前回でインストールディスクを作成しました。
今回は、Ubuntuのライブ起動とインストールを行いましょう。(ライブ起動については後述。)

主な項目。
 BIOS設定(又は、UEFI)。
 ライブ起動。
 インストール形態(デュアルブート)。
 HDインストール。(パーティション設定。)

最初に、Ubuntuをインストール又はライブ起動する前にBIOS設定を行っておかなければなりません。
(UEFIについては、BIOSの後に記載。)

BIOS(Basic input output system)
BIOSには、起動するデバイスの順番を設定する項目があります。
通常は、最初に起動するデバイスを調べる箇所がHDになっています。
続いて、CDやその他のデバイスが順に設定されています。

例えば、起動デバイスを調べる順番が、1:HD、2:CD/DVD(光学ドライブ)となっているとします。
PCを起動すると、まずHDに起動できるOSが有るかどうか調べます。通常はHDにOSがインストールされているため、そのOSを起動します。もし、HDに起動できるOSが無い場合には、次のデバイスと指定されているCD/DVDを調べ起動できるOSが有れば、CD/DVDから起動します。

通常は、HDにOSがインストールされているため、CD/DVDを挿入しておいてもHDから起動してしまうためCD/DVDから起動することはありません。これでは、折角作成したUbuntuのインストールディスクが使用できません。

其処で、BIOSで起動するデバイスを調べる順番を変更します。
例えば、1:CD/DVD(光学ドライブ) 2:HD の様にします。
この場合は、PCを起動するとBIOSは、起動できるOSが有るデバイスを調べるのを、CD/DVDドライブから行います。
Ubuntuインストールディスクが挿入されていれば、このUbuntuの起動を始めます。
もし、CD/DVDが挿入されていない場合や、CD/DVDが挿入されていてもOSがインストールされていないデータディスク等の場合は、CD/DVDに起動できるOSが無いと判断して、2番目に指定されているHDを調べに行き、HDに起動出来るOSが有ればHDから起動を始めます。

上記の様なBIOS動作が行われるため、BIOSの最初に調べるデバイスをCD/DVDにしておいても、CD/DVDさえ挿入しないでPC起動を行えばHDから起動されるため問題は有りません。

BIOSの設定変更方法。

最近のPCでは、PC起動時に「F12」キー等を押すことによって、一時的にブートデバイスを選択できるようになっている場合が有ります。この場合は、PC起動時に「F12」キーをおしてCD/DVDを選択すれば良いですので、ここ以降のBIOS設定は読み飛ばしてください。

BIOS設定
BIOSの設定変更方法は、PCによって異なります。
また、変更画面もBIOSの種類や、同じBIOSでもバージョンにより異なります。

BIOS設定を開くには?。
通常は、PC起動時に「Esc」きーや「F2」キーを押すことによってBIOS設定画面が開きます。
BIOSの開き方は、マニュアルで確認しましょう。
PCに拠っては、PC起動時に数秒間だけ、画面下などに“・・BIOS・・「F2」・・”と表示される場合があります。
その場合は、その表示中に指定のキーを押します。
もしOSが起動してしまう場合は、指定キーに間違いがなければ、再起動してPC起動後に指定キーを連打してみましょう。

実際のBIOS設定
(BIOSによって設定画面が異なりますので、下記は1例です。)
BIOSの画面は、マウスは使えません。キーボードの指定のキーで操作します。使えるキーは、画面下に表示されてます。キーで其々のアイテムを選択すると、画面右側に簡単な説明が表示されます。

設定例)
横矢印キーで、Bootに移動します。
立矢印でキーで、“CD/DVD‥‥”まで移動します。(反転表示されると思います。)
「F6」キーを押して1番目に移動します。
画面下に、“F10 Save and Exit”と有りますから、「F10」キーを押して、保存終了します。
YES/NOの画面が出ますので、YES(すでに、選択され反転表示されていると思います。)を選択して、「Enter」キーを押して、終了です。


UEFI(Unified Extensible Firmware Interface)
最近のPCは、BIOSに代わり、UEFIがファームウェアに搭載されています。
CPUが64bitの場合は問題ないのですが、32bitの場合は、殆んどのディストロは対応していないようです。
従って、比較的新しいPCでも、CPUがAtom等の32bitCPUの場合は、インストール出来ません。
其の場合は、インストールイメージのカスタマイズやブートローダーの手動インストール等でインストールすることは可能ですが、非常に面倒です。
もし、カスタマイズや手動インストールだできた場合でも、UEFIの設定画面の呼び出しができない場合や、UEFIの“Secure Boot”を無効にできない場合は、インストール不可です。

大概の場合、PC起動時に起動オプションが短時間表示されます。
PC起動時に最初に表示される画面で、画面下部に[PF1]〜〜・・・ [PF12]〜〜などと表示されます(〜〜はオプション)
UEFI(PC)によっては、[PFXX]キーを上記画面が表示中に押すことによって、起動デバイス(HDD、CD/DVD、USB等のメディア)を選択することができます。
1回押キーでは、逃げられてしまうことがあるので、数回押すとよいでしょう。
私の今回のPCでは、[F12]で起動デバイスの選択ができるようになります。



Ubuntuをライブ起動

ライブ起動
ライブ起動は、HDにインストールしなくてもCD/DVDやUSBメモリ等から起動して使うことができます。
ライブ起動は、CD/DVDから起動するために、HDに何ら影響をしません。
(新しくパーティションを作成したり、既存のOSに組み込む等を行うことはありません。)
CD/DVDのライブ起動は、起動に時間が掛ります。また、Ubuntuの設定変更を行っても保存することはできません。
(USBメモリに作成する場合は、ページ“ライブUSBメモリの作成”を参考にして下さい。)


UbuntuインストールディスクのDVDを挿入して再起動します。
再起動後暫くすると、Ubuntuの起動選択画面(“Ubuntuを試す”と“インストール”)が表示されます。



日本語版(32bit)を導入した場合は、最初から日本語が選択された画面が表示されますが、英語版(64bit)を導入する場合は英語表示ですが、言語選択で“日本語”(上図矢印。リストの最後にあります。)を選択すると直ぐに反映されます。

“Ubuntuを試す”をクリック。
“試す”の方を選択すると、Ubuntuがライブ起動します。


ダウンロードしたファイルからインストールする方法もあるのですが、CD/DVDで作製して於いた方が、後で再インストールしたり、万が一OSが起動しなくなった場合などには、HDDが動作すればデータ救出などにも使えます。また、パーティション変更を行う場合もUbuntuをライブ起動をして行ったほうが良いです。



ライブ起動したUbuntu12.04LTSのデスクトップ。
(2013/11時点でのLTS版の最新バージョンは12.04LTSで、通常版は13.10です。)

ライブ起動でいろいろ確かめてください。

ネット接続を試しておきましょう。
Wi-Fi接続出来ない場合は、LANケーブル接続をしておきましょう。
ルーターを使用している場合は、ケーブル接続だけで何の設定をせずとも継ると思います。
モデムの場合に継らない場合で、DNSサーバIPアドレスを設定していない場合は、設定をしてください。

ライブ起動で機能しないものは、HDインストールを行った場合でも機能しないことが多いです。
ただし、Wi-Fi接続やプリンター接続などは、HDインストール後にドライバー等をインストールすることによって機能するようになることもあります。大概のプリンターは、ドライバーをインストールすると使える様になると思います。

アプリなどの動作や機能なども確かめてみましょう。
アプリについては、各アプリのページを参考にして下さい。

Ubuntuのシャットダウン。
Ubuntuの終了は、上図の右上のギヤ型アイコンをクリックして、シャットダウンを行います。
DVDが自動排出されたら「Enter」。
もし排出されない場合は、“CDを取り出し、トレイを閉じたら「Enter」を押す”(英文表示)の旨の表示が出るので、CDを取り出してから「Enter」キーを押します。


インストール形態の検討
例えば、WindowsXpがインストールされているPCに、Ubuntuをインストールする場合に、どのような形態でインストールするか検討をする必要があります。

・1)WinXpを削除して、Ubuntu単独インストール
・2)WindowsXpとUbuntuの両方を別々にインストールされている形にする。
・3)仮想OSとしてインストールする
・4)Wibiを使ってWindowsにUbuntuを組み込む。

4はUbuntu特有の方式です。
なお、日本語Rimix版は使用できないので、英語版をダウンロードして使用しなければなりません。
また、Windowsに組み込んで使用するため、削除は簡単です。が使用するほどフラグメンテーションが発生し、定期的にデフラグをかける必要があります。4の方法は、私個人としては余りお勧めできません。

3については、XpPCではマシンスペックに問題が残りますが、他のソコソコのスペックを持ったPCの場合には結構有用な方法なので最後にでも記載します。

1はUbuntu専用マシンとなりますが、サポートが切れたXpのセキュリティホールのある状態で使うより、Xpは使用しない事にした方が良いでしょう。(こちらをお薦めします。)

2はWinXpを残したまま、Ubuntuをインストールしますので、PC起動時に選択すれば何方でも使用できます。
アプリによっては、Windowsを使い続ける必要が有る場合が有り、このためにWindowsを残す形でインストールしてあると何かと便利です。セキュリティホールが有るWinXpを使う場合は、“ネット接続をしない”、“USBメモリや他のメディア等を利用しての外部からのデータを使用しない”等を講じれば、サポート終了後も引き続き使用しても余り問題は発生しないとお思います。特にWindows用アプリに引き続き使用したいものが有る場合(Linuxの妥当な代替アプリが無い)は、Windowsを残しておくことは有用です。
UbuntuでWindowsアプリを使う方法は、Wineで使用する方法がありますが、動作するアプリは一部に限られ使用できる場合でも完全動作しない場合が多いようです。
(Wineは、WindowsOS自体は必要ありません。アプリのライセンスは必要となります。)
マシンがハイスペックの場合は、仮想OSとしてWindowsを導入すれば、殆んどのアプリは動くと思います。

今回は、2の方法で複数のOSをインストール(マルチブート)する方法で行います。
理由としては、使い慣れないLinux(Ubuntu)を使用する場合に、特にアプリはWindowsのアプリが使いたい場合が頻繁に出てくると思います。少なくともUbuntuに慣れるまでは両方のOSが使えた方が便利でしょう。

今回のHDインストールについては、WindowsとUbuntuのデュアルブートとして記載します。

作業前の確認
WinXp当時のPCでは無いと思いますが、他のWindowsOSの場合は、HDにリカバリ領域が設けてあり、其処にリカバリデータが保存されています。パーティション操作で間違って此の領域を削除してしまうと、Windowsのリカバリが出来無くなります。これに備えて、リカバリディスクを作成しておきましょう。リカバリディスクの作成方法はPCマニュアルで確認してください。


参考)WindowsとUbuntu(Linux)のデュアルブートを行う場合は、先にWindowsがインストールされた状態にUbuntuをインストールします。
後からWindowsをインストールすると、GRUB(Ubuntuを起動させる仕組み)がMBRに変わってしまい面倒な事になります。
また、今更Win98等を使うことはないとは思いますが、Win98はC:ドライブに前もってインストールしなければなりません。

今回使用するPCの現在の状況。



上記は、“Linux Lite”をライブ起動し、“Gparted”で確認しています。
(Linux LiteはDebian/Ubuntuベースのディストリで、ほぼUbuntuと同様な操作方法です。)
上図で、HD容量やパーティションサイズが適当な値になっていますが、これはH・P記載のためのデータを取るために適当に作成した仮想マシンで作業を行っているためです。

AはWindows2000がインストールしてあります。(ここを他のWindowsと読み替えてください。)
Bは“ntfs”フォーマットのWindows用データパーティションです。

Windowsを使用している方は大体この様な感じで使用していると思います。
(近年のPCでは、上記の他にリカバリ用領域が表示されます。その場所は弄らない様にして下さい。)
今回は、上図のAのWindowsのパーティションを縮小して空いた場所にUbuntuをインストールします。
実際のパーティション設定はインストール途中で行います。

既に多数のパーティションを作製して、複数のOS(WindowsXp+Windows7等)をインストールしている場合は、インストール開始前に、前もって空き領域を作成しておいた方が解り易いでしょう。
インストール時に前もって作成した空き領域を指定してインストールします。
パーティション変更は、Ubuntuをライブ起動して、Dashで“gpart”と検索して起動。
詳細はページ“パーティション設定”の“Gparted”の項を参照して下さい。


HDインストール
最初の画面で「インストール」を選択しても良いですし、ライブ起動後に上図のデスクトップの左上の“Ubuntu12.04をインストール”アイコンをWクリックするとインストールが開始します。

インストール開始



デスクトップの上図アイコンをWクリック。



日本語を選択。
日本語版やライブ起動で“日本語”を選択している場合は、既に日本語が選択されていると思います。



最低4.5GBの空き容量の先頭にチェックが入っているのを確認してください。
チェックが入っていない場合は、HDの空き容量が足りません。

インターネットに接続にもチェックが入っていることを確認。
ネット接続しないでも行えますが、後でアプリやドライバーのインストール等でNet接続は必須となるので、ここで接続をされているのを確認しておきましょう。
前もってライブ起動で接続を確かめてある場合は、問題なくチェックが付いていると思います。

上図の1は、チェックを入れておくと、インストール中にアップデートをダウンロードしてインストールをします。
其の分インストール終了までに時間が掛ります。
(特にADSL接続の場合はダウンロードに時間が掛かるので終了までの時間が長くなります。)

2にチェックを入れておくと、MP3等のコーデックなどもインストールされるので、多少時間が掛かっても、こちらはチェックを入れておいた方が良いでしょう。

「続ける」をクリック。

>ここから 次の“<ここまで”は参考程度に見ておいてください。



上図が表示されることはあまりないと思いますが、今回のPCには複数のLinuxディストリがインストールされており、其のディストリでHDパーティションのデータ変更等を行ったままインストールに入ってしまったため、HDの使用していたパーティションがマウントされたままでインストール作業に入ったため表示されます。

今回は、パーティション変更を伴うので、上図で「はい」をクリックしてアンマウントします。


  

上図左がアンマウント前で、上図右がアンマウント後になります。
インストール開始前に、上図左のHDアイコンを右クリックして、“アンマウント”を実行してからインストールを開始すれば上記警告は表示されません。

参考)LinuxではHD等デバイスはマウントしなければ使用することができません。
とは言っても対して難しいことではなく、ファイルマネージャ(Windowsで言えばファイルエクスプローラ)を開き、使用したいデバイスをWクリックすれば自動的にマウントされます。

<ここまで は参考程度に。




上図が表示されます。(通常は、前出画面は表示されずに、ここから表示されると思います。)

1は既にインストールされているOS(例えばWinXp)とは別にインストールして、両方のOSを使用できる(PC起動時に選択)様にします。ここは、パーティション設定が“おまかせコース”の簡単設定です。

2は、既に有るOSを削除して、HDを全て使用してUbuntuをインストールします。
従って、OSのパーティションやOSパーティション以外のデータ用パーティション等を設けてある場合は、そのパーティションも無くなります。例えば、C:WindowsXp、D:Dataと使用していた場合は、此れ等の両方共無くなり、新しくインストールするUbuntuのみとなります。

3は手動でパーティション設定を行ってからインストールを行います。
 (私個人としては、ここが一番お薦めです。)

今回は、1のおまかせコースでインストールしてみましょう。
(既に空の領域を設けてある場合のインストールの3の“それ以外”についても途中に記載をしておきます。

1を選択して、「続ける」。



上図のように表示されます。(サイズは参考程度に。)
上図の丸印の境界をドラッグするとサイズが変更できます。
(前図の3の選択以外にも、上図矢印からもパーティション設定が開きます。)




縮小しても、上図のように有る範囲以下には設定できません。ここから下には、Windowsの領域があるためです。
上記の最小容量の1.5〜2倍程度はWindowsの範囲としましょう。



今回は、Windowsのために約11GB残しましたが、上記でインストールしてあるOSがWin2000なので5GB有れば十分なのですが一応10GB以上残してみました。これはWin2000の場合なので、Win7/8の場合は、さらに多くの領域を必要とします。

今回のパーティション容量設定は上記の様にしました。
なお、Swapは自動的に設定されます。(Swapに付いては後述。)

設定が確定したら、「インストール」をクリック。

参考)

既に空のパーティションを作成してあって、“それ以外”でパーティションの手動設定を選択した場合。




例えば、上図矢印で示すように、“空き領域”が有るとします。
(上図の/dev/sda5のswapは無いものと考えて下さい。)




1の“空き領域”を選択(オレンジバック)して、2の「追加」をクリック。
(上図の/dev/sda5のswapは無いものと考えて下さい。)



・1)サイズ
サイズを指定します。

・2)場所
空き容量に対して少ないサイズを指定する場合に、パーティションを空き領域の先頭から作成するか、末尾から作成するかの指定です。通常は、先頭で問題ないでしょう。

・3)利用方法
ファイルシステム(フォーマットのタイプ)を指定します。
Linuxの場合は、現在でしたら“ext4”、若しくは“ext3”が良いでしょう。
データ用パーティションの作成の場合で、LinuxとWindowsの両方から共用したい場合は、“ntfs”が良いでしょう。Win98等と共用したい場合は、“FAT32/16”となります。

・5)マウントポイント(上図の4をクリックして指定)
Linuxをインストールするパーティションを作成する場合は、“/”を指定します。

サイズ指定
今回は、Swap(後述)が作成前なので、現在の空き容量から、Swapの容量分(搭載メモリと同量から2倍程度の容量)少なく指定します。
場所、利用方法、マウントポイントは上図のように“/”を指定。

「OK」。

上記で作成した残りの“空き領域”を右クリックして、上図同様に設定しますが、上図のサイズは残り全部を指定してしまいますが、“利用方法”は“Swap(Linux Swap)”を指定します。
マウントポイントはありません。(設定できません。)





上図の1及び1’の様に設定され、1’の右及び1の下に“swap”も作成されているのが解ります。
以上でパーティション設定は終了です。

リストをよく確認してください。

間違いがなければ、2の「インストール」でインストール開始。





パーティション設定の適用が始まります。(ここはすぐに終了します。)


Swap領域とは?。
Q:“Swap(交換)って何を交換するのでしょう。?”
A:“彼女”
 “ハイ、正解です。”ってな訳ないですね。
搭載しているメモリには限りがあります。
多数のアプリを開いて作業をしていると、メモリを使い切ってしまう場合があります。
使い切ったままでは、それ以上の処理を行うことができません。
其処でカーネルは、起動しているアプリ等を勝手に強制終了してしまいます。
当然強制終了されたアプリ等で作成していたデータや設定等も無くなってしまいます。
それでは困りますね。
其処で、Swapが設けられている場合は、一時的にHD(Swap領域)をメモリ替わりに使用して、其処にデータを移しメモリに空き領域を確保します。Swapしたデータを利用する場合は、再度メモリに読み込んで使用します。
搭載メモリが少ない場合ほど、Swapの必要性は高くなります。
もし、Swapを使い切ってしまった場合も、Swapが無い場合と同様になります。
HD(Swap)に読み書きするため速度が遅くなりますが、強制終了されるよりはいいですね。
頻繁に大量のSwapが発生する場合は、メモリを増設したほうが良いでしょう。


ここから、“インストールの種類”の1及び3の場合のパーティション設定後の続きです。

タイムゾーンの選択。



タイムゾーンの選択。
日本語版やインストール開始時に日本語を選択している場合は、既に選択されていると思います。
(選択は、地図の東京辺りをクリック。)
画面下部でファイルのコピーが同時進行しているのが解ります。

キーボードの選択。



キーボードの選択。
標準では、“日本語”及び、変種“日本語”が選択されています。(大概これで問題ないでしょう。)
自分の使用しているキーボードに合わせて選択します。PC98やMac等の場合は注意してください。

ユーザー情報



ユーザー情報の入力

名前は任意名でニックネームでも何でも良いです。

コンピュータの名前は、家庭内・社内等ネットワークが構築されている場合に表示される名前です。

ユーザー名はログイン時などに表示される名前です。

パスワードは任意の値ですが、半角英字数字の組み合わせで作成しましょう。

○ ログイン時にパスワードを入力。こちらを選択しましょう。
自動ログインにしてあると、軽量デスクトップ等をインストールしてある場合に、ログイン時に選択しようとしても、自動ログインだと、ログイン画面を素通りしてしまうため選択出来無くなります。
デスクトップ入れ替えも行う予定なので、“ログイン時にパスワード・・”の方を選択してください。



インストールが続行して行きます。
上図は、ファイルコピーが終了して、システムインストールが開始したところです。



インストール中は上図の様にスライドショーみたいに画面が流れていきます。



インストールが完了。

「再起動」をクリック。



DVDが自動排出されたら「Enter」。
DVDが自動排出されず上図が表示されたら、DVDを取り出してから「Enter」。

通常は、上図が表示される筈なのですが、このページの最初から2番目の図のデスクトップが表示されたままとなる場合がありました。この場合は少し様子を見て、DVDが排出されなければ取り出して「Enter」キーを押しましょう。
これで再起動が始まると思います。

今回は此処までです。
次回は、画面の説明や設定などに入ります。


Ubuntuを始めよう。@ 
A B C D E F G H I J K L M N O

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