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Windows 8 に仮想OS (2)

今回は、VirtualBoxで新規仮想マシンの構築編です。
ゲストOSには、Ubuntuを導入予定なので、Ubuntu用マシンを新規構築します。

仮想マシンの構築
VirtualBoxを起動。



“新規(N)”アイコンをクリックして、新規仮想マシンの構築を始めます。
ここで作成されるのは、仮想マシンを構築するのみで、ゲストOSのインストールをする訳ではありません。
ゲストOSのインストールは、マシン作成後に別途行います。




名前は、任意名です。
判り易い名前をつけましょう。他にもマシンを作成して複数のOSをインストールする場合に備えて、他のOSを載せた場合に、どのマシンか簡単に判別出来る様な名前をつけておきましょう。

タイプは“Linux”を選択します。

バージョンは、“Ubuntu”を選択。
Ubuntuの場合、Ubuntu(32bit)とUbuntu64bitがありますので使用する方を選択。
例えば、KubuntuやLubuntuなどのUbuntuファミリーは、Ubuntuを指定すればよいです。

ディストリによっては、バージョン指定をするものもあります。
リストにない場合は、Otherやカーネルバージョンで指定します。
また、リストにない場合でも、ベースLinuxがわかっている場合は、ベースLinuxのバージョンを指定しても良い場合があります。




メモリは、大きな程よいのですが、実PC搭載メモリの容量を考えて指定しましょう。あまりに多くの割合でゲストOSに割り当てると、ホストOSのメモリを圧迫してしまいます。

以下の途中でHDDの容量指定の画面が表示されたら、容量を指定してください。
下図のように“必要ハードドライブサイズ 8GB”のように表示されていますが、10GB以下でしたら、指定容量から10GB程度確保すればよいでしょう。(アプリなどを大量に追加予定の場合は、其れ成に容量を増やしましょう。)
ディストリによっては。20GB程度指定される場合がありますが、10〜15GB程度でも良いでしょう。

ここで作成されるHDDは、ホストOSの在るHDDパーティションに作成されるので、ホストOSパーティションの容量を考え合わせて指定します。また、スナップショットを取ることも考えあわせましょう。スナップショットは仮想マシンに不具合が発生した場合にスナップショットを取った段階に簡単に戻すことができます。このスナップショットも、仮想マシンと同量の容量を消費しますので注意が必要です。何れの場合もホストOSのHDDを不必要に圧迫する事のない様に注意しましょう。




“◎仮想ドライブを作成する”を選択して、「作成」をクリック。




VDI指定。




ここは、可変でも固定でも好みの方を選択すればよいでしょう。




上記画面に戻ります。
上記の“設定(S)”アイコンをクリックして、設定の見直し、追加してい等を行います。




クリップボードやドラッグ&ドロップは有効にしておきましょう。
スナップショットの保存先を確認して控えておきましょう。
(パス指定や、どのフォルダを指定したら良いか良く解らない場合は、デフォルトのままで弄らない様にして下さい)




システム → マザーボード
メモリの指定量を見直します。

起動順序
フロッピーは使用しないので、リスト右隣の[↑]又は[↓]でハードディスクの下に移動しておきましょう。
フロッピーは要らないのですが、OSによっては(古いWindows等)、フロッピーが無いとエラーになる場合があります。

拡張機能のIO APICは、CPUを2個以上指定する場合にチェックを入れます。




例えば、メモリ指定で大幅に仮想マシンに割り当てると、上記のような警告が表示されます。
設定全てにおいて、警告や注意が表示されないような仮想マシン構築となるように設定をして下さい。




システム → プロセッサー
プロセッサー数の指定は、ホストOSを圧迫しない範囲で指定します。(搭載コア数の半分以下がよいでしょう。)
マルチプロセッサに対応していないOSの場合は、複数個の指定を行うと起動しないでしょう。(多分?)




ここは、デフォルトのままで良いでしょう。




リモートディスプレイについては機会があったら記載したいと思います。




ここは、取り立てて、いじる場所はありません。




取り敢えず此処もデフォルトのままで良いでしょう。




ここは、“割り当て”が「NAT」になっていることを確認しておく程度です。




上側矢印のUSB2.0を有効にしたい場合は、予めVirtualBox Extension Packのインストールをしておかなければなりません。

USB機器を使用する場合に、キーボードやマウス等の場合は必要ないのですが、例えば、USBオーディオインターフェースなどを使用する場合は、ここのUSBデバイスフィルターへの追加が必要となります、追加は、上図下側矢印のアイコンをクリックして、表示リストから選択します。これを怠ると、USBオーディオインターフェース経由で音が出せないなどがあります。
この設定は、ゲストOSのインストールが終わってから行いましょう。これは、USB機器によっては、ドライバーのインストールが必要となるためです。(フィルターの削除は、削除したいリスト行をクリック選択後“-”アイコンで削除)


共有フォルダの設定も、ゲストOSのインストールが終わってから行ったほうが解り易いかと思いますが説明をしておきます。



予めホストOSに共有するフォルダを作成しておいて、そのフォルダを共有設定しておいて始めても良いのですが、此処では共有ファイルが、OS側に作成していないとして始めてみます。

上図矢印アイコンをクリック。



上図が表示。
フォルダのパスの▼をクリック。




上図の様に表示されるので、“その他”をクリック。




上図の様に表示されるので、コンピュータの△(横向き)をクリックして開きます。




新しい共有ファイルを作成したい場所まで開きます。

此処ではD:に“VUbuntu”と言う名前の共有フォルダを作成して共有する予定です。




“D:”(番号1)直下に作りたいので、“D:”をクリック選択後、「新しいフォルダの作成」(番号2)をクリック。
番号3の様に“新しいフォルダ”が作成されるので、そのまま名前を変更。(此処では、“VUbuntu”としました。)




上図の様に表示されています。
「OK」(番号2)をクリック。




前の画面に戻ります。
フォルダ・パス、フォルダ名、自動マウント(チェック有り)が表示されています。
「OK」




上記画面に戻ります。
上図下線部の様に、新規共有フォルダがリストされています。
作成した共有フォルダを作成するには、上図矢印の“-”アイコンで行います。

この後は、ホストOSの方で、共有フォルダとして作成したフォルダまで開き、共有フォルダのプロパティから“共有”を開いて、共有設定を行います。
ホストOSがLinuxディストリの場合も、同様にフォルダのプロパティから共有設定を行いますが、この時初めて共有設定を行う場合で、Sambaの導入が済んでいない場合に、“Sambaがインストールされていないのでインストールしますか?”の旨のメッセージが表示されるので、メッセージに従ってインストールして下さい。

確認メッセージ
ゲストOSのインストール中や、ゲストOSの起動中に下記のようなメッセージが表示されます。
確認して「OK」をクリック。
慣れてきたら、再表示しない方にしても良いでしょう。








次回は、ゲストOSのインストールをします。

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