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ミニスタジオを作ろう 10


曲を作ってみよう 4 (バッキング 2 ドラム編)

“曲を作ってみよう1〜2”でメロディーが決まり、それにコードを付ける方法を記載しました。
(実際のギター等でのコード入力は次回以降)

今回は、リズムセクションのドラム入力して見ましょう。


このページで紹介するのは、色々なリズムパターンです。このリズムパターンを元にドラムセクションを完成させて下さい。

パターンばかりでは飽きてしまうので、要所要所に入れる、フィルなども紹介(最後のページに記載予定)します。

生ドラムのリアルタイム演奏を録音しても良いですし、MIDI機器のドラムマシーンやシンセサイザー(家庭用の光るキーボード等の安い物でも大概付いています。)のドラム部分を利用しても良いです。パッド付のドラムマシーンやシンセのキーを弾いてリアルタイム入力しても良いです。上手く弾けない方は、楽譜入力、ピアノロール譜、ステップ入力などでDAWなどに打ち込んで下さい。

取り合えずドラム譜の見方
(あくまで、当サイトでの記譜方法です。他の記譜方法とは違うので注意して下さい。)


当サイトでのドラム記譜方法です。他の方と大体似ていると思いますが、他の方のドラム譜を利用する場合は、楽器の記載位置に注意して下さい。
通常ドラム譜はへ音記号で書かれる事が多いようですが、当サイトではト音記号を使用します。


オクターブ2のC(下第1線のC。下図ではBDとなっているC)が基準として書いて有ります。
下記のドラム譜では指定がない限りオクターブ2のCを基準に入力して下さい



上図には、音部記号が有りませんが、当サイトではト音記号を使用します。

上図の左から、Tomとあるのがタム類です。5線の上ほど音程の高いタムです。
SNはスネアドラム、BDはバスドラム(キック)。
HH1とHH2はクローズドハイハットで、1より2の方が小音量、HHOは、HHのオープンショット。
(HHの前に#がありますが、これはHH類はF#、G#、A#ですと言う事を示していますが、ドラム譜記載上は#は有りません。理由は後述。)
RCライドシンバル、Cカップ、SCスプラッシュシンバル、CCクラッシュシンバルです。




当サイトのドラム譜で使用する音符は、上記左端の通常の音符以外に右2つを使います。
音符は、楽器の種類(上下位置)と発音位置(音符の位置)の判定に使われます。
リムショットなどは打った時間に対し、リリース(消音までの時間)が短いため、実際の発音時間は、4分音符で書いても、8分音符で書いてもたいした代わりは無いです。しかし、4分音符で書いたり8分音符で書いたりするのは、リズムを表現する上では重要な意味を持ちます。

そのほかに休符を使用しますが、休符の場合の場合は休符場所と長さの意味もち、通常の休符と使い方は同じです。

重要)当サイトでのドラム譜の記譜上の重要な意味が有るもの。
上図の符頭がx(○囲みも含む)の音符は、ドラム譜上はHH類を示す意味だけですが、実際にMusic Studio Producerで打ち込む場合は、X印のものは、半音上げる(#)ことを意味しています。例えばG線上のXは、打ち込みのときG#で打ち込みます。





上記は実際に当サイトの記号でドラム譜を記譜した例です。
1のFのxのHHは、F#で打ち込みます。2のAのオープンHHは、A#で打ち込みます。


3は、休符を使用していますが、殆ど休符は使用せずに書いていることが多いです。4のように音符の長さで書いていることが多いです。

例えば、4のBDや7つ目のSNは16分で表示されていますが、実際の打ち込みでは、発音タイミングは楽譜と同じにして、長さは8分にしたほうが良いでしょう。

注意)上図の4小節目には、“♭”の付いた音符が有りますが、これは其の音符にだけ有効で、付いていない音符は通常通りにします。
通常の記譜ですと、前の音符に♭がある場合、それ以降の音符を♭したくない音には、ナチュラルを付加すべきですが、当サイトの記譜では記載しません。あくまで、臨時記号が付いた音符のみに有効です。例えば上図の4小節目の例ではEが3つ出てきますが、1番目と3番目には♭が付いていますが、2番目のEには付いていません。1・3番は♭させますが2番目は♭させません。この辺は通常の記譜と違うところです。MSPで打ち込みの際に、♭の位置に入力すれば良いです。



上図左は、E(SN)とF(HH)を記入したところですが、非常に見にくいですね。其処で通常の音符同様に、上図左のように上の音符を右にずらして書きます。前図の1小節目のパターンでいえば、3番目と7番目がこれにあたります。

その他、4/4以外の2/4、3/4、6/8などは小節の頭に明記します(今回は使用していません)。何の表示も無い場合は4/4となります。
他のドラム譜に比べると、HHの位置やSNの位置が低く記入して有ります。

これは、フリーDAWの“Music Studio Producer”(以下MSP。)の使用を前提としているためです。
なるべくMSPの設定を変更せずデフォルトの状態でドラム譜を其の侭の音程で記入する方法を考えてこのように成りました。

実際のドラムプレイは、シンバル一つをとっても、叩く強さなど以外にも、叩く位置(カップ付近とか、エッジ)によって音が違いますが、ドラムの全ての演奏方法を記譜することは不可能です。特に当サイトでのドラム譜では足元にも及びません。が、それでも他の楽器とのアンサンブルの中では其れらしく聞こえます。(イベントステップエディタで、強さ以外にも、音色を変えたりして細かい調整をすれば、かなり本物近くなります。)

実際に、MSPに打ち込む方法は、次回に行ないます。

ドラムパターンを幾つか載せて見ます。ドラムに詳しい方は、どんどんオリジナルのパターンを作成しましょう。そうでない方は、下記パターンから選んで入力してください。って言っても譜面を見ただけでは解からないでしょうから、一通り打ち込んでおいて、其の中から合いそうな物があったら、トラックにコピーして使用しましょう。取り合えず1から4位まで打ち込んでください。











20に♭が着いている場所がありますが、このフラットの音は、リムショット(又はサイドショット)です。ここは、リムショットやハンドクラップを使いましょう。
MSPの場合、C♭がリムショット、E♭がハンドクラップです。記譜上はE♭に書いてありますが、好みに応じてD♭又はE♭を使ってください。

では早速MSPに打ち込んでみましょう。

実際のMSPへの打ち込みは次回に行います。



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