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外部接続デバイスのセットアップ
今回は、プリンター・デジカメ・オーディオインターフェースについて。
(上記の接続は、全てUSB接続です。)
プリンターのUSB接続
今回の設定機種は、Canon-MP610です。
Canon MG-6530については、ページ“外部接続デバイスのセットアップ-2”を参考にして下さい。
Canon MG-6530は、主にスキャナーのインストールについて記載してありますが、プリンタードライバーに付いても触れています。
プリンターの接続状況は、ディストリビューションやディストリのバージョンにより異なります。
今回の例は、ディストリにドライバーが有る場合と無い場合について記載します。
ディストリにドライバーが搭載されているか、リストから簡単にドライバーがインストール出来る場合
例として、Ubuntu(10.04)を参考にします。
他機種プリンターの場合も、大体同じ様です。
電源を入れ、印刷できる状態にしておきます。
PCにUSBケーブルを挿します。
ドライバーが有る場合いは、自動的に使用可能になります。
私のプリンターMP-610は、デフォルトではドライバーがインストールされていないようです。
慌てる事は有りません。Ubuntuが自動的に最良のドライバーを探してくれます。
ドライバーがインストールされていない場合は下図のように表示されます。
図 1
図1の画面が開くと、既に製造メーカー名が選択されています。
「進む」をクリック
図 2
モデルを選択し、ドライバーを選択しますが、既に選択されていると思います。
(PIXUSではなくPIXMAと表示されている。)
ドライバーの確認をします。
ドライバーの下のスライダーを動かし、ドライバー名の末尾が表示されるようにし、末尾に“推奨”とある方を選択します。
「進む」をクリック
図 3
図3では、既にプリンター名等は記入されていると思います。
「適用」をクリック
これで、プリンターが使用できるようになりました。
図 4
プリンターが認識されています。
図 5
テストプリントのメッセージが出ます。
念のため、テストプリントをしておいた方が良いでしょう。
「はい」をクリック
参考)
プリンタのプロパティ。
図 6
プリンタのプロパティには上図が有ります。
上図は、「設定」のページです。
上図以外は、左ペインの項目を選択して表示してください。
図5が表示されなかった場合は、上図の「テストページの印刷」をクリックすると始まります。
ドライバーが搭載されていなくて、リストにも無い場合。
(ディストリによって、ドライバーがある場合とない場合があります。)
ここでは参考ディストリに、Vine 5.xを使用します。
ドライバーがリストに無い場合は、プリンターメーカーサイトを確認してみましょう。
例)Canon Pixus MP610の場合
Canonのサイトのドライバーダウンロード関連ページにLinux用ドライバーが有りました。
“IJ Printer Driver Ver2.80 for Linux”の対象プリンターリストの最後に“MP610”とあります。
ここを開くと。
“共通パッケージ”が有ります。更に下へ辿ると“機種別パッケージ”が有ります。
全機種共通使用ファイルと機種別専用パッケージの2つのファイルが必要なようです。
(最初は、MP610で探していたもので、うっかり共通パッケージ見逃していました。)
2つのファイルは其々“rpm”、“debian”、ソースファイル“tar”アーカイブファイルの3つが在ります。
今回は、Vineですので、“rpm”パッケージをダウンロードします。
参考)
パッケージ形式
deb形式 : Ubuntu、Debian、KNOPPIX(Debian・Ubuntu派生ディストリは、殆んどの場合、“deb”で可)等
rpm形式 : Fedora、OpenSUSE、CentOS、Vine Linux等
先に、全機種共通使用ファイルからインストールします。(パッケージなので、ファイルをWクリックで開始)
ファイルをWクリックすると、インストーラが起動します。
次に、機種別専用パッケージをインストールします。
順番を逆にすると、機種別専用パッケージのインストール段階で、パッケージ不足の旨のエラーとなります。
参考)
Linux用ドライバーは、メーカーのHPを見ても、隅の方に“Linux”とだけ載っていて見逃しがちです。
Canonプリンターの場合は、下記からドライバーを落とせます。
http://cweb.canon.jp/e-support/software/index.html
全機種が表示されるので、ここから自分の機種を探して先に進んでください。
http://cweb.canon.jp/cgi-bin/download/select-product-by-catg.cgi?i_cd_pr_catg=011
PIXUS-MP/MG/MXシリーズは、上記で型番を選択してダウンロードできます
デジカメのUSB接続。
使用ディストリは、Ubunutu12.04です。
デジカメとマルチカードリーダーの接続をして見ましょう。
3台のデジカメとマルチカードを接続してみます。
デジタルカメラの機種
OLYMPUS FE-370 (コンパクトデジカメ) 2008/8発売
Nikon D-60 (1眼レフデジカメ) 2008/3発売
FUJIFILM FinePix S1Pro (1眼レフデジカメ) 2001/7発売
マルチカードリーダー
ELECOM MR-A20HWH
上記の4点をUSB接続して検証してみます。
結果は、総て“OK”でした。(一部未検証)
FinePix S1Pro については、USBケーブルが見当たらず、検証できませんでした。
FinePix S1Pro については、マルチカードリーダーとS1Proのメディアのコンパクトフラッシュの組み合わせのみ検証しました。
USB接続オーディオインターフェース
Ubuntu12.04LTSの32bitと64bitの両方で試しましたが、両方共問題ありません。
テスト機器
Roland EDIROL/ UA-1A (USB1.1)
BEHRINGER / U-CONTROL UCA222(USB1.1)
SANVALLEY / SV-192S(USB1.1? オーディオ用品でDACのみ。16〜24bit/32〜192KHz)
自作インターフェース (USB1.1。自作真空管アンプに組み込み品。DAC部のみで作成。)
上記は全て動作しました。
上記の様にUSB規格が1.1のものに付いては問題なく使用できるようです。
後記)
今回、4機種の接続テストをした序でに、音質も比べました。
それぞれの機器をミキサーに入れ、フェーダーで切り替えながら試聴しました。
(自作インターフェースのみアンプ組み込みのため、SP切替器を使用。)
音質は、好みの問題ですが、割りとUA-1Aが気に入ってます。(結構ドンシャリが好きです。)
SV-192Sは、大人の音ですね。(値段的には、UA-1Aの軽く10倍以上します。)
自作品は、掛かった費用から考えると、まあまあの音質。
UCA222はUA-1Aと比べると音が薄くなった感じ。良く言うと綺麗な感じ?。
なお、オーディオインターフェースは、組み合る機材によって音質も変わってきますので、単なる参考に止めて下さい。
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