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外部接続デバイスのセットアップ - 2


● 2017/2追記)プリンター(MG-6500)を、Ubuntu16.04LTSにインストールした場合については、ここから開くページに記載しました。
記載内容は、ドライバーのインストール方法・スキャナーの“シンプルスキャン”及び“GIMP”での使用。




今回のデバイスセットアップは、Ubuntu14.04LTSに、Canonの複合プリンター MG-6530 のスキャナー機能のセットアップを行います。

今まで使用していたCanonのMP-610が壊れてしまいましたので、CanonのMG-6530を購入しました。

MG-6530を導入してから随分と時間が立ちましたが、今回はスキャナー部のセットアップを行いたいと思います。
Ubuntuに、プリンターはセットアップしていましたが、スキャナーは余り利用しないのでセットアップを行っていませんでしたが、今回は、スキャナー部のセットアップを行います。

参考)プリンタードライバーのインストール
ドライバーインストールから可なり時間が経ってしまったので、どの方法でインストールを行ったか忘れてしまいました。(多分、端末から、〜$ make install でインストールしたと思います。)
もしかしたら、プリンターをUSB接続すると、ドライバーがインストール済の場合は、そのまま使用できますが、ドライバーが無い場合は、表示されたメッセージに従って進みながら途中で、Canon MG-6500(6530ではない)を指定すれば使えたような気がします。
もし、上手くいかない場合は、次のスキャナードライバーのインストールを参考にしてインストールして下さい。
インストール例はスキャナーですが、プリンタードライバーについては、プリンター関連の要所のみ
青色記載しておきます。

今回のドライバーインストールは、端末を使わず(Nautilusの起動のみ使用します。)、GUIでの簡単インストールを行います。

ドライバーのダウンロード
プリンタードライバーのインストールを行っていない場合は、スキャナードライバーのインストール前に、プリンタードライバーのインストールを行っておきましょう。

プリンタードライバーのダウンロード。
プリンタードライバーは、ネットで“ubuntu canon mg6530 プリンタードライバー”で検索すると次のページが見つかります。
“http://cweb.canon.jp/drv-upd/ij-mfp/linux-pd-mg6530-400.html”



上図矢印のボタン(debianとある方)をクリックしてダウンロードします。
Ubuntu以外でも、“.deb”ファイルを使用する場合はこちらを。

Fedora等“.rpm”ファイルを使用する場合は、隣の“rpm”とある方をダウンロードして下さい。



スキャナードライバーのダウンロード。
スキャナドライバーは、ネットで“ubuntu canon mg6530 スキャナードライバー”で検索すると次のページが見つかります。
“http://cweb.canon.jp/drv-upd/ij-mfp/linux-pd-mg6530-400.html”



上図矢印のボタンをクリックしてダウンロードします。
Ubuntu以外でも、“.deb”ファイルを使用する場合はこちらを。

Fedora等“.rpm”ファイルを使用する場合は、隣の“rpm”とある方をダウンロードして下さい。



インストールは、端末を起動し、使用するファイルを展開して、ディレクトリを移動し、./configure 、make、make installと実行しますが、ここでは、GUIで簡単操作で行なってみましょう。

しかし、例えば通常のユーザーモードで下記ドライバーをインストールしようとしても。



展開したファイルはロックされていてインストールできません。
そこで、ファイルマネージャを管理者権限で開いて行います。(ここのみ端末を使います。)
詳しくは次項のインストール手順で。

インストール手順。
スキャナードライバーのインストール
(プリンタードライバーのインストールについては、後述の“プリンターの場合は”を参考にして下さい。)
以下は、スキャナードライバーのインストールのみ記載しますが、プリンタードライバーの場合もプリンタードライバー用ファイルを指定して同様に行ってください。

注)プリンタードライバーがインストールされていない場合は、先にプリンタードライバーのインストールを行っておいて下さい。
  必要なドライバーを上記でダウンロードしておいて下さい。

端末を起動(「Ctrl」+「Alt」+「t」)
又は、Dashで“端末”と検索して起動。



上図は、“端末”(A)と“ファイルマネージャ”(B)を重ねて表示しています。

端末を開くと上図Aが開きます。
の部分はPC名が表示されています。1行目の“・・・:〜$”までしか表示されていません。
“・・・:〜$”の後に“sudo nautilus”と入力して「Enter」します。
上図2行目のようにパスワード入力を求めてきます。
の部分にはユーザ名が表示されます。
パスワードを入力して「Enter」します。
パスワードを入力しても画面上は何の変化も起きませんが、正しく認識されていますので、パスワードを正しく入力して「Enter」しましょう。

上図のB部のようにファイルマネージャが表示されます。

注意)
使用しているデスクトップやディストリビューションに依って使用されているファイルマネージャが違うので其れ等に応じたファイルマネージャを開きます。
上記は、Ubuntu(Gnome)の例ですが、UbuntuMATEの場合は“Caja”が使われ、Ubuntuの派生ディストリのLubuntuの場合は、“PCManFM”が使われています。詳しくは、ページ“ファイルマネージャ”を御覧下さい。


インストールするファイルを表示。



上図のように、左ペインで保存フォルダを指定すると、右側の様にダウンロードされたファイルが有るのが分かります。
(保存時にフォルダを指定していなければ、“Download”又は“ダウンロード”に保存されているでしょう。)




上図のように保存されているファイル上で右クリックし、“ここに展開する”をクリック。




上図1のダウンロードしたファイルを展開すると。2のようにフォルダが作成されて展開されています。
2のフォルダをWクリックして開きます。




上図のように合計3つのフォルダとファイルがあります。
此れ等の内、此れから使うのは、“packages”の中にあります。

“packages”をWクリックしてさらに開きます。

各パッケージの内容。



上図の様に、4つのスキャナードライバーがあります。
上図の“scangearmp・・・”とあるのが、スキャナードライバーです。
上2つのcommonとあるのが共通ファイルです。
下2つのmg6500seriesが機種依存ファイルです。
更にamd64が64bit用で、i386とあるのが32bit用です。
インストールは、commonファイル、機種依存ファイルの順に行います。


プリンターの場合は。



上図の“cnijfilter・・・”とあるのが、プリンタードライバーです。
上2つのcommonとあるのが共通ファイルです。
下2つが機種依存(上記例では、・・mg6500series・・)ファイルです。
更にamd64が64bit用で、i386とあるのが32bit用です。
インストールは、commonファイル、機種依存ファイルの順に行います。


注意)以下のインストール手順において。
自分の使用しているOSのbitバージョンの方をインストールして下さい。
amd64とあるのが64bit、i386とあるのが32bitです。
Common(共通)ファイル、機種依存ファイル(上図では、“・・mg6500series・・”とある方)の順にインストールして下さい。
バージョン、順番を間違えないようにしてください。
2つ前の図なら、A1→A2(64bit)、B1→B2(32bit)のどちらかの組み合わせと順番になります。
A1→B1、A2→B1、B2→A1、B2→A2等の組み合わせはありません。
また、其々の2→1の順序もありません。


各パッケージのインストール方法
1:Commonファイルのインストール。(A1のファイル)



私の使用しているバージョンは64bitなので、Commonファイルの64bit版の最初のファイルをインストールします。

インストールするファイル上で右クリックをすると、上図の様にメニューが開きます。
“Ubuntuソフトウェアセンターで開く”をクリック。

この後は、Ubuntuソフトウェアセンターが開き、既に此のファイルが指定済みなので、「インストール」ボタンをクリック。(Ubuntuソフトウェアセンターが開くまで時間が掛かる場合があります。)
インストールが終了したら、Ubuntuソフトウェアセンターを閉じます。

上図に戻る。


2:機種依存ドライバーをインストールします。(A2のファイル)

機種依存ファイルの64bit版ファイル上で右クリック。(・・-mg6500series_amd64とある方)
前記同様に、“Ubuntuソフトウェアセンターで開く”をクリックしてインストール。

以上で完了ですので、ファイルマネージャを閉じます。

端末に戻るので、最終行に“・・・:〜$”が表示されたら、“exit”[Enter]で終了します。


スキャナーの使用方法

何かをスキャンした場合は、画像編集を伴う事も多いでしょうから、此処では、GIMP上でスキャンして編集できるようにしてみましょう。(幾つかの他のスキャンソフトを使用してみましたが上手くいきませんでした。)

GIMPを起動します。
GIMPをインストールしていない場合は、Ubuntuソフトウェアセンターで“gimp”と検索してインストールして下さい。



上図のAの部分に見えるのがGIMPの編集エリアの一部です。
デスクトップ最上部の左よりにマウスカーソルを合わせると、上図最上部のように表示されます。
1:「ファイル」→2:「画像の生成」→3:「Scan Gear MP...」をクリック。




上図の様に使用しているスキャナーが表示されているはずです。
「OK」をクリック。




上図の様に表示されます。(起動直後はプレビュー前なので、左ペインは空です。)

1で原稿の種類を選択。

2でプレビューを表示。上図左側がプレビューされた状態です。

3でスキャンをします。
 2のプレビューで画像が表示されても、本スキャンされている訳では無いので、2で終了するとデータは有りません。

右下の「閉じる」で終了。


GIMPの編集画面にもどる。



GIMPに上図の様に表示されるので、保存します。( 今回は“ScanTest”(.xcfファイル)として保存)

これで、Canon MG-6530のスキャナー機能を一通り使えるように成りました。

保存について。
GIMPでPDFファイルとして保存する場合は、“名前をつけてエクスポート”で保存します。
この場合に、拡張子として“ファイル名
.pdf”として保存してください。


番外編)PDFファイルを作成する。

上記までで、GIMPからスキャンして保存することができますが、GIMPの保存で“
.xfc”として保存してある場合や、既に有るファイルからPDFファイルとして作成する場合に、GIMPを起動しないで作成しようと思う場合は、次のソフトを使用すると良いでしょう。
使用するソフトは、“gscan2pdf”です。
Ubuntuソフトウェアセンターを起動して、“gscan2pdf”と検索してインストールしましょう。

起動アイコンは、インストール時にランチャーに登録されていると思いますが、見つからない時は“Dash”で“gscan”と検索して起動しましょう。


“gscan2pdf”の起動



“gscan2pdf”を起動すると、上図が表示されると思います。
「閉じる」をクリック。



“gscan2pdf”画面が表示されます。(上図では、右側下半分にすこしだけ表示されています。)
デスクトップ上部にカーソルを合わせると、上図の様に表示されます。
「ファイル」→「開く」をクリック。




上図が表示されますが、拡張子に依っては表示されないので、画面下部の「画像ファイル(*.jpg,.png・・・・)」をクリックして、「All Fails」を選択。




全てのファイルが表示されるので、目的のファイルを選択。
前記のGIMPでのスキャン例では、“ScanTest”(.xcfファイル)として保存しています。



上図の様に表示されます。

PDFファイルとして保存しましょう。




上図の様に、「ファイル」→「保存」をクリック。




上図の日付欄は空になっていますが、既にファイル保存日が入っています。
その他の欄は必要に応じて入力。
上図の“画像の種類”が「PDF」(矢印部)に成っている事を確認(成っていない場合は、PDFを選択)して、下部の「保存」をクリックして保存します。


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