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Oracle VirtualBox (6) openSUSE

今回は、VirtualBoxにopenSUSE(2013/8現在の最新バージョンは“12.3”です。)をゲストOSとしてインストールしてみましょう。
 openSUSEのダウンロードは下記からできます。
  http://software.opensuse.org/123/ja

VirtualBoxはインストール済であるとします。
(VirtualBoxインストールについては、ページ“VirtualBox”を参考にして下さい。)
また、openSUSEも、ダウンロード済でインストール用メディア(DVD)も作成済みであるとします。

インストールする場合に、CD/DVD以外にも、USBメモリや、ダウンロードしてある“iso”ファイルを使用してインストールする事も可能ですが、CD/DVDを作成しておくとライブ起動できたり、レスキュー用に使えたりしますので作成して於いた方が良いでしょう。(レスキュー用ライブ起動するのであれば、USBメモリに作成したほうが良いでしょう。)
此処では、インストールDVDを使用する方法を記載します。

今回使用したPCは、ホストOSとしてUbuntu12.04(32bit)を使用し、其処に VirtualBoxをインストールして有ります。
VirtualBoxは、Ver4.2.12 r8490(32bit版)を使用。
ExtentionsPackのインストール済み。
“vboxusrs”にユーザー追加済です

ゲストOSとしてインストールしたopenSUSEは、“12
.2”Gnome-32bit版を使用しました。

VirtualBoxを起動します。

マシン構築



上図矢印の“新規”をクリック。



名前を入力。
名前の中にタイプやバージョンが含まれる場合は自動的にタイプとバージョンを選択してくれます。
該当するものがない場合は、適当に選択されています。

タイプ:Linux
バージョン:openSUSE
を選択。

上図は名前を入力したら、タイプとバージョンが自動的に選択されました。




メモリの指定。
メモリサイズは大きい方が良いのですが、大きくしすぎるとホスト側のメモリを圧迫しますのでホスト側が少なる様な設定はしないで下さい。
使用PCは8GBのメモリを搭載しているので、今回は2GBを指定。




“仮想ドライブを作成する”を選択。




“VDI”を選択。




“可変サイズ”を指定。
ここは、可変/固定の何方でも良いでしょう。




サイズは、仮想HDのサイズです。
今回は、2GBのSWAPを含めて12.3GBを指定。

上記までの設定に間違いが無ければ作成しますが、特に上記の仮想HDサイズには注意してください。

「作成」をクリック。

設定
上記で作成した仮想マシンの設定を見直します。



前述で作成した“V-openSUSE(今回の例)”が表示されています。
1:“V-openSUSE”を選択
2:“設定”をクリック。



左ペインで“システム”を選択。
右ペインの“起動順序”のフロッピーの順位を下げチェックを外します。矢印右のようにします。

参)複数のプロセッサ(CPU)を指定するには。
上図右ペインの「プロセッサー」タブを開き、CPU個数を指定します。
(CPUが、2Core/HT対応であれば、2個使用したほうが良いでしょう。)
上図の“IO APICを有効”にチェックを入れる必要が有るのですが、複数のCPUを指定して“IO AOIC有効”にチェックがない場合は、メッセージと共に勝手に入れてくれます。




左ペインで“ディスプレイ”を選択。
右ペインで、“ビデオメモリー”量を指定。
拡張機能の“3Dアクセラレーションを有効”




ネットワークで、“割り当て”が「NAT」になっていることを確認してください。




USB2.0を有効にしたい場合は、予め“ExtentionPack”を適用しておく必要があります。適用されていない場合はUSB1.1となります。

一般的なUSB機器(キーボード・マウス等)以外(例えば今回の例では、USBオーディオインタフェース)は、フィルターを設定しないと機能しません。

フィルターの設定。(設定例は、USBオーディオインターフェースです。)
上図矢印の“コネクタ+”アイコンをクリック。


   

上図が、前図矢印アイコンのとなりに表示されます。
フィルター指定したいデヴァイスをクリック。(上図例では、“Roland EDIROL UA-1A[0101]”)

参考)上図では、USB Receiver(キーボード)やWireless Mouse[0901]も表示されていますが、通常の使用ではフィルター設定しなくても使用できます。




上図矢印の様にフィルター設定されました。
この設定を行っていないと、USBオーディオインターフェース経由では音が出ません。
ここは、OSインストール後でも設定可能です。

以上で「OK」。

ゲストOSのインストール
其れでは、openSUSEをインストールしましょう。
CD/DVDを挿入。

少し時間が経つと、上記のファイルマネージャが開く場合があります。
開いたファイルマネージャは、閉じておいてください。




上図1を選択(オレンジ反転表示)。
2の“起動”をクリック。




CD/DVDドライブが選択されています。
もし複数の光学ドライブを搭載している場合は、インストールメディアを挿入してあるドライブを指定。

ライブ起動
此処からは、通常のライブ起動と同じです。




上図が表示されます。

[F2]キーを押し、表示画面から“日本語”を選択。

今回色々試した処、日本語指定で起動した場合に、HDインストール後に動作が変になる場合がありましたので、今回は敢えて“English”(デフォルト)でライブ起動しています。(バージョン12
.3なら問題ないかもしれません。)

1行目の“openSUSE Live GNOME”を選択して「Enter」。(ライブ起動します。)

ライブ起動して確かめる必要がない場合は、2行目の“installation”を選択して「Enter」。
 (移動はキーボードの[↑][↓]キー)


  

VirtualBoxを起動すると、上図の様な情報メッセージが表示されますので、「OK」をクリックして下さい。
再起動時などにも表示されます。以下省略しますので、以下適宜「OK」で消してください。

HDインストールを始めます。



デスクトップが表示されます。上図の1の部分のパネル以外は何の表示もありません。
上図1をクリックし、3をクリックするとアイコンが表示されますので色々試してください。

特に、ネット接続が出来るか試しておいてください。(Firefoxを起動して正常に動作すれば問題ないです。)
ネット接続出来ない場合は、ページ“困ったときは?”の“ネット接続出来ない”を参考にしてください。

其れでは、HDにインストールしてみましょう。
上図2のアイコンをクリック。




上図が表示されます。(まだ英語表示です。)
言語で「日本語」を選択します。(直ぐに表示に反映され上図の様に表示されます。)
キーボードレイアウトで「日本語」を選択。(言語で日本語を選択すると既に選択されていると思います。)
確認したら「次へ」(「次へ」は、以下省略)。


タイムゾーンの選択。

地域:アジア   タイムゾーン:日本
  言語で日本語を選択すると既に選択されています。




上図の枠囲みの中に、パーティションの提案が表示されています。
上図は、枠下の“定案設定”の“ホームパーティションの分離提案”のチェックを外しています。
 (デフォルトでは入っている。)
今回は、上記囲み内提案で問題ないので、「次へ」。




新しいユーザの作成。
上図の名前・パスワードは任意名です。

ユーザ名がログイン時に使用する名前です。(半角/小英字で作成しましょう。)

パスワードは必ず設定しましょう。(半角/小英字・数字のみで作成しましょう。大文字は混ぜない方が良いです。)
パスワードの文字数が5文字未満の場合は警告表示され、“このパスワードを本当に使用しますか?”で「はい」。
再設定する場合は「いいえ」。

自動ログインのチェックは外しておきましょう。
(今回は、自動ログインでも問題ないですが、後でデスクトップを複数搭載した場合は、自動ログインでは、ログイン画面を素通りしてしまうため、デスクトップの選択ができなくなります。多分?)

今までのインストール設定が表示されます。
間違いが無ければ、「インストールする」をクリック。

“インストールの確認”のメッセージが表示されます。
「インストールをする」をクリック。




上図の様にインストールが進行していきます。

DVDは取り出さない下さい。
コピーが終わって再起動になりますがインストール完了ではないので、DVDは取り出さないでください。



上図の始めの行を読むとDVDを取り出しそうですが、上記説明の後半を読むと此処ではCD取り出しは行わない方が良い様です。

「今すぐ再起動」。




上図の様に“Boot from Hard Disk”を選択。([↓][↑]キーで移動。)




上図が表示されます。(上図はカウントダウンを止めてありますが、10secカウントダウン後自動起動。)




自動設定が行われます。

設定途中で幾つかのダウンロードも行われます。




ログイン画面が表示。
ユーザ選択。

同様な画面でパスワードの入力。
パスワード入力画面の“Session”には、“GNOME/IceWM/TWM”があります。


デスクトップが表示。



デスクトップが表示されますが、上図の1のパネル以外は何も無いグリーンバックのデスクトップです。
(素晴らしい。シンプル イズ ベスト。只、バックのグリーンは好みではないが!。)

上図の1をクリックし、2をクリックすると上図の様に表示されます。
3のスライダーを↓に移動します。(カテゴリは“All”のまま。)

アップデートをしておきましょう。
“Software Update”アイコン(上図丸囲み)をクリック。




上図奥画面が表示されるので、「Install Update」。
上図前画面で「Contine」。

再起動します。(勝手にされます。)




インストールDVDを取り出すのを忘れていました。
上図矢印“Eject”でDVD取り出し。

続けてアップデート。(前述のアップデート(14.3MB)以外にもあります。)
アップデートが無くなるなで行って下さい。
最後に行ったアップデートは、840MBあるようです。

途中“ADOBE Flash-Player”のライセンス条項が表示されるので、「Accept Agreement」。
同意しないなら「Cancel」。(同意しないとFlash-Playerは使えない。)



アップデートが終了したら、「再起動」します。


アップデート終了後の再起動後に、日本語入力を確認しましたが出来ません。
どうもインプットメソッドが無いみたいです。
と言う事で、IMEのインストール。



“Install/Remove”アイコンをクリック。

パスワード入力画面が開くので、パスワードの入力。




検索で、“ibus”と検索。(上図の上部(拡大図有り)))

検索結果から、ibusとibus-anthyにチェックを入れインストール指定。
「Apply」

確認画面が表示されるので、「Apply」。

インストールが終了したら、再起動。




“ibusの設定”(上図左中段)でインプットメソッドの確認。




既に、設定されています。




LibreOffice Writerで確認。
上図の様に、日本語入力できます。(上図は、“aaああ”と入力。)

アップデートが済んでいますので、この後は、グラフィックドライバー等のインストール(多分できると思いますが、未確認)を済ませ、GuestAdditionsのインストールを行いましょう。
あとは好みの設定をしたり、アプリの追加インストールを行って自分好みに仕上げましょう。

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