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Oracle VM VirtualBox (5)Windows2000

ホストOSにUbuntu12.04及びゲストOSとしてWindows2000をインストールときの顛末記。
(これはまた恐ろしく古いOSが出てきましたね。私は今でも時々使用していますよ。!)

今回は自作マシンに、ホストOSとしてUbuntu12.04をインストールし、そこにVirtualBoxをインストールして、ゲストOSとしてWindows2000をインストールし、さらにGuestAdditionsのインストールまでを行った顛末を記載しておきます。

マシンは、自作・CPU(Celeron/2.6GHz)・メモリ8GB・マザボ/Mini-ITXのマシンです。(2012年改造)

当然ですが、Windows2000は、仮想OSのゲストOSとして載せることとなります。
(現在のマシンには、ドライバーの関係で直接インストールするのは面倒で、ドライバーを探すのは面倒そうですし、あとはドライバーの自作などを行わない限りインストール不可能なので仮想OSとしてインストールするしかありません。)

今回のホストOSのUbuntu12.04(64bit)はインストール済として話を進めます。

今回のWin2000のインストールでは結構手を焼きました。(今までのUbuntu11.10日本語版までは殆んど問題なく簡単に出来たのですが!。)

OSインストール前に事前準備として、今回ホストOSとして使用するUbuntu12.04のダウンロード、ダウンロードファイルからライブCDの作成、BIOSの設定変更などが必要になる場合があります。ここでは、UbuntuのライブCD作成済みで、BIOSの1stBootは、CD(光学ドライブ)になっているものとします。(BIOS設定は、PCによって違います。)

注意)
Windowsの場合や、有料のLinuxなどを仮想OSとしてインストールする場合にもライセンスが必要となります。
ライセンスの追加購入や余っているライセンスの使用となります。
私の場合は、昔PC自作をしていた頃のWin2000が多数余っているので、これを利用しています。
このために、WinXpやWin7のインストール例ではありません。
(一応WinXpやWin7の空き(使用していない)ライセンスのものも所有してはいます。)

今回は、ホストOS(今回はUbuntu12.04LTS)のインストール(簡単な説明)からゲストOS(今回はWin2000)のインストールまで全て記載します。

ホストOSのUbuntu12.04をインストール。
Ubuntuの現時点の最新版は13.04ですが、今回はLTS版の12.04-64bitを使用しましたが、ここは他のバージョンや他のLinux Distriでも良いでしょう。
インストール方式としては、HDDに1つのOSのみインストールするシングルブート方式となります。
マルチブートにすることもできますが、マルチブートにするより、複数のゲストOSとしてインストールしましょう。
マルチブートは、あまり意味がないかと思いますが、其れでもマルチブートを行いたい場合は“どうぞ”です。ゲストOSのパーティション操作を行い、OSを追加インストールしてマルチブートにすることは可能です。(私も実際に行った事があります。)

ライブCD(現在のUbuntuは容量の関係でDVDとなります。)を挿入して再起動します。
(最近のPCでは、POST起動中にF12等でブートデバイスの選択のできるものもあります。)

“ようこそ”の画面が表示されます。
 「Ubuntuを試す」 と 「Ubuntuをインストール」と表示されているので、「Ubuntuを試す」の方を選択。
  ネット接続などが何らかの原因で使用できないことがあるので、十分に試してからインストールしましょう。

Ubuntuのインストール。
  デスクトップの「Ubuntu12.04のインストール」アイコンをクリック
 インストールが開始します。
インストール時にアップデートやコーデックの追加インストール等について尋ねてくるので、適宜選択します。

インストールの種類
 ○ 既存のOSと併用する形でインストール(OSがインストールされていない場合は、ここの表示は無し))
 ○ ディスクを削除してUbuntuをインストール
 ○ それ以外
とあります。

“既存のOS併用”の方は、デュアルブートを、OSお任せでパーティションを作成してインストールしてくれます。
  (パーティションサイズの設定は出来ますので、バーグラフの範囲の境目をドラッグして変更します。)
“ディスクを削除して・・”の方は現在あるOS(OSを含む全てのデータを削除してUbuntuをインストールします。)
“それ以外”の方は、他のOSと併用してインストールする場合に選択します。(デュアルブート等)

参考)Linuxディストリなら後でパーティションを縮小して空きエリアを作成して其処にディストリを追加インストールしてデュアルブートとする事もできます。Windowsとのデュアルブートを行う場合は、予めWindowsをインストールしておいてから、Linux Distributionをインストールしたほうが良いです。後からWindowsのインストールを行うと、GRUBがMBRに書き変わり、LinuxDistriが起動できなくなります。

今回は、“ディスクを削除して・・・”の方を選択して、他のOSは載せないシングルブートとします。
多数の仮想マシンを構築する場合は、HDの空き領域が大量にあったほうが良いでしょう。
(私は、20個程作成しています。)

“ ディスクを削除してUbuntuをインストール”を選択して、「インストール」をクリック。
この後は、地域の設定、キーボードの選択、ユーザー情報の入力等をし、インストールが進行します。
インストール終了後は再起動します。

再起動後に、設定を行います。
アップデートを行うためのダウンロード元のミラーサーバの変更
アップデート、追加のドライバー(プロプライエタリなドライバー)のインストール。
(ここまでは、ゲストOSインストール後のGuestAdditionsのインストールに必要)
更に、ホームディレクトリに在るディレクトリなの英字表記に変更などを行い、更に自分の必要な設定などを行います。

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今回のゲストOS(Windows2000)のインストールに必要なソフトのダウンロードとインストール


・VirtualBoxのダウンロードとインストール。
Ubuntuソフトウェアセンターからもインストールできますが、バージョンが少し古いので、此処では敢えて少し新しいバージョンのダウンロード・インストールしてみます。
ソフトウェアセンターから導入する場合は、ここのダウンロードの必要は有りません。
ただし、ExtensionPackが導入されていない場合は、ダウンロードしてインストールしてください。

 VirtualBoxのダウンロード
  http://www.oracle.com/technetwork/jp/server-storage/virtualbox/downloads/index.html

 上記から、Ubuntu12.04(Precise Pangolin)-64bitとExtension Packをダウンロードします。
 (Extension Packのインストールは、VirtualBoxのインストールが済んだ後に行います。)

 VirtualBoxのインストール
  ダウンロードしたVirtualBoxのファイルをWクリックします。
  Ubuntuソフトウェアセンターが開くので、「インストール」をクリックしてインストール。

 Extension Packのインストール
  Extension Packファイルを、Wクリック(右クリックだったかも?)すると、何で開くか訪ねてきます。
  表示の中から“VirtualBoxで開く(正確な表示忘れました。)”をクリックしてインストール開始。
 (Extesion Packをインストールしていないと、USB2.0が使えません。)

  USBデバイスのアクセス許可(ここは、ホストOSの方で行います。)
  これは、ユーザーを“vboxusrs”をグループへ追加すれば良いです。(

  グループへの追加方法(此処を行わないとゲストOSでUSB2.0が使えません。)
  Ubuntu12.04の場合

   GUIでの追加方法
    システムメニュー→システム管理→ユーザーとグループ→“ロックの解除”(設定変更できるように)
    →“ユーザー名”を選択→“グループの管理”→“vboxusrs”を選択→“グループの追加”

    グループの管理が表示されない場合は、“gnome-system-tools”をインストール。

   CUIでの追加方法(Ubuntu12.04)
   端末から、〜$ sudo gpasswd -a (ユーザー名) vboxusrs

参考)上記は、USB2.0機器を使用する場合に必要です。USB1.1機器の設定については、当ページの“USB関連の設定”(最後の記載)を参考にして下さい。

以上は、ホストOS(Ubuntu側)でのインストールや設定です。

此処からは、Windows2000側で必要なもののダウンロードです。

Win2000インストール後に必要となると思われるファイルをダウンロードしておきます。
取り合えず次の3つをダウンロード。(ホストOSの方でダウンロード・保存しておきます。)

“Internet Explorer 6 Service Pack 1” (これは必須です。)
“ie6 ダウンロード”での検索結果、下記より落とさせて頂きました。
  http://blog.livedoor.jp/blackwingcat/archives/1699591.html

 


“Win2000SP4のダウンロード”

 

Win2000‐SP4は上記から落としました。
ファイル名は、“w2ksp4_ja.exe”です。
サイズは132.4MBとあります。サイズから見てもわかるように、SP4そのもののファイルです。
Win2000のSP4適用済CDでのインストールが上手く行かなたった場合に備え、ダウンロードしておきましょう。
Win2000のSP4適用済CDでインストールをしましたが、何故かうまくいきませんでた。初期のSP表示なし(多分SP2)でインストールしたところ上手くいきました。
(以前は、SP4版で上手く行っていたので、VirtualBoxのバージョンに寄るのかと思います)
上記のI・E6等の様に、SP4適用済でないとインストールが出来ない物があります。SP4適用は必須と言えます。

Win2000のSP4適用済CDでインストールできた場合は、SP4は不要です。
SP3以前の方はダウンロードしておきましょう。

Firefoxのダウンロード(Win2000用)



I・Eより使い慣れたFireFoxを使用したいので落としておきました。
I・Eのみを使用するのであれば、これは必要ありません。が、Win2000で使用できるバージョンは、I・E6なので機能的に遅れものなので、Firefoxの方が良いのではと思います。

Firefoxは上記のソフトニック様から落とさせていただきました。
Win2000で使用できるFirefoxのバージョンは、3.6.Xまでのようです。
私も以前は、Firefoxの古いバージョンのダウンロードしたファイルを残してあったのですが、いつのまにか処分してしまったようです。上記のように落とせるところは、現在では貴重な存在ですね。

ゲストOSのWin2000のI・EにURLを打ち込んでも落とせるかもしれませんが、画面は非常に見にくいです。
(多分、I・E画面を見ても、画面が非常崩れているので、DL箇所まで辿り着けないのでは?。)

ホストOSで落とした場合は、何らかの手段でゲストOS(Win2000)側にファイルを渡さなければなりません。
ファイルサーバーなどを構築している場合は、Windowsのファイルマネージャのネットワークで簡単にやり取りは出来ますが、共有フォルダを設定しておいた方が後々何かと便利かと思います。(後はUSBメモリを使うとか?。)

今回は、Win2000のマイドキュメントを共有フォルダに移動して使用します。
Windowsの場合は、マイ・ドキュメントをホストOSの共有フォルダに移動してしまうのが簡単で解り易いかと思います。この設定は、Win2000のインストール後に行います。

ここからは、VirtualBoxを起動して行います。

新規マシンの構築
VirtualBoxを起動。
“VirtualBoxマネージャー”が開きます。

新規(N)アイコンをクリック。

○名前とオペレーティング
 名前の入力
  任意名(判り易い名前を、英・数字で入力した方が良いでしょう。)
 OSのタイプ
  Windowsを選択
 バージョン
  Windows2000を選択

○メモリーサイズの指定
 1024MBを指定
 メモリの搭載量などが判らない場合は、Ubuntu(ホストOS)の端末で、“〜$ free -m”で確認できます。
 (-mは、MB表示)

○ハードドライブ
 “◎仮想ハードドライブを作成する”を選択

○ハードドライブのファイルタイプ
 VDI

○物理ドライブにあるストレージ
 ◎可変サイズ
  (ここは、可変/固定の選択は好みに応じて。)

○ファイルの場所とサイズ
 場所は、デフォルト表示のままで。

 サイズの指定(HDDサイズ)
  Win2000であれば、5〜10GB位で良いのでは。
  HDDサイズは、ホストOSのHDDの中に組み込むため、ホストOSのHDDを圧迫しない様なサイズにします。
  また、スナップショット(バックアップ)を取ると、サイズ指定と同量のサイズを消費しま。
  スナップショットは、トラブルが有った場合っでも、スナップショットを取った時点まで戻せます。

以上が済むと“Virtualboxマネージャー”に戻ります。

設定の見直し。
“Virtualboxマネージャー”の“設定”をクリック
○一般
 「高度」タブ
   クリップボード共有とドラッグ&ドロップを有効にしておきます。

○システム
 「マザーボード」タブ
   「フロッピー」を[↓]で、ホードドライブの下に移動
   Win2000の場合、フロッピーが無いと不具合が生じたような気が?。

○ディスプレイ
 「ビデオ」タブ
  ビデオメモリーを、128MBに設定。

○ネットワーク
 □ネットワークアダプタを有効化にチェックがある
 割り当て「NAT」
 以上を確認

 USBと共有フォルダーについては後述

以上で仮想マシンの作成ができました。
(作成されたのは、マシンのみでOSのインストールはされていない状態です。))


Win2000のインストール

インストール手順


図1
上図の1の様に起動したい(インストールしたい)物をリストでクリック選択します。
(上図では、1つしか有りませんが、複数構築してある場合は、間違いの無いように選択してください。)

インストールCDを挿入します。

上図の2の起動アイコンをクリックします。
以上で、通常のOSと同じようにインストールが開始します。

注意)ホストOS側(今回は、Ubuntu)でも、何か操作させるかの旨のメッセージや、ファイルマネージャが開く場合がありますが、これらは閉じてください。

以降は、通常のWindows2000のインストールと同じ手順で進めて終了となります。
終了後、再起動後して、通常と同じ設定をします。(アプリ、ドライバー等を必要に応じインスト設定)

と、ここまで簡単に済むはずなのですが、今回は苦労しました。
(※ 以下に、SP○とあるのは、サービスパックの事で、○はバージョンです。)
Windows2000(SP4)のインストール開始は順調に始まるのですが、途中からループ状態になり終了しないのです。
VirtualBoxの別バージョンをインストールしてみましたが変わりませんでした。(4.1.Xだったので、4.2.6をインストール)

CDに若干の傷が有るのでそのせいかと思い、別CD(Win2000SP1)で試したところインストール出来ました。
試しにVMwareでSP4の方を試した処インストールできました(CDの傷の問題ではないようです。)。

色々試した結果、ホストOS(Ubuntu)の32bit/64bitとVirtualBoxの32/64bitの組み合わせ(ホスト32bit/ゲスト64bitの組み合わせは無し)、及びホストOSのバージョン(この場合は、ホストOSバージョン用のVirtualBoxを使用)の違いでも結果が違ってきました。(若しかしたら、デスクトップの違いも関係するかも?。)

なお、今回使用したPCのCPUがG1610(Celeron:2.6GHz)で有る事も影響していると思われ、ディストリによっては、ディストリのインストール自体が出来ません。PAE対応だけの問題ではないようです。またVirtualBoxでインストール出来ない場合でも、VMwareならインストール出来る場合もありました。(逆も有りました。)

ホストがUbuntuのStudio(32bit版)で試したところ、SP1でもループ状態になりました。
このときは、ループに陥って2回目のループの途中でVirtualBoxを強制終了(インストール実行中に、VirtualBoxを[X]ボタンで終了)し、VirtualBoxを再度起動し、同じCDでインストールを続行したところ、何故かインストールが上手く出来ました。

Win2000のインストール関連は以上。

ここからは、Win2000SP4をお持ちで無い場合(SP3以前のインストールディスクを使用)に、SP3以前でインストールした場合のWin2000を上手く機能させるための設定から始めます。(SP4でインストールした場合は、この辺は読み飛ばしましょう。)
ゲスト(Win2000)マシンの設定。
Win2000SP4のインストール。
Win2000の最終SPはSP4で、SP4でないとインストールできないアプリや設定があります。

例えば、Win2000標準搭載のI・E5(4だったかも?)は殆んど使い物になりません(殆んどの表示は崩れて使い物になりません。)。それを解消するために、I・E6をインストールしたいと思いますが、I・E6は、Win2000SP4でないとインストール出来ません。
WinAmpもインストールしたいと思いますが、I・E6以上がインストールされていないと機能しません。
この様に、一つの事が次々と問題を生じさせる事も有ります。

WebブラウザもI・E6より使い慣れたFirefoxをインストールしたいと思いますが、Win2000では、Firefox3.6までしかサポートされていません。

早速、前もって落としてある是等をインストールしましょう。

って、ここで問題です。前もって落としたファイルは、ホストOS上にあります。これらのファイルを、ゲストOS(Win2000)上に移動しなければなりません。
対処方法は色々考えられますが、ここでは、Win2000のドキュメントフォルダを移動して共有設定をしてみましょう。
共有フォルダが有ると、後々ホストOSとゲストOS間でのデータの遣り取りに非常に便利です。

共有フォルダの設定
・ホストOS(Ubuntu)での共有用ディレクトリ(フォルダ)の作成と共有設定

最初に、ホストOS(Ubuntu)の適当な場所にフォルダを作成して共有設定しておきます。



ここでは、上図のようにホストOS(Ubuntu)の“ドキュメント”に解かり易い名前でフォルダを作成しておきます。
(上図例では、V-W2K-Ubuntuが其れに当ります。)
このフォルダに共有設定もしておきましょう。
フォルダを右クリックして、ショートカットメニューの共有の設定を開き、共有を設定するにチェックを入れます。(プロパティの共有でも同様です。)
このとき初めて共有設定を使用する場合は、“samba”がインストールされていないので、インストールするかの旨のメッセージが表示されるので、画面指示に従ってインストールしてください。


・VirtualBoxでの共有設定



デバイス→共有フォルダとクリック。



上図ではフォルダ名に入っていますが、初めて使用する場合は空です。
フォルダのパスをくりっくします。



上図のように表示されるので、“その他”をクリックして、上記で作成したフォルダが表示されるまでフォルダを開き、作成したフォルダが表示されたら、フォルダをクリック選択して、画面下の「開く」をクリック。
下の画面にもどるので、「OK」。

・Windows2000でマイドキュメントを移動



ゲストOSを起動し、Win2000を起動し、マイドキュメントを右クリックしてプロパティを表示します。

「移動」をクリック。



上記のように、ネットワークを開いていくと、ホストOS(ここではUbuntu)で作成した共有フォルダ(V-W2k−Ubuntu)がありますので、クリック選択して、「OK」をクリック。



上記のようにメッセージが表示されますので「はい」をクリック。

以上で、Win2000のドキュメントが共有され、ホストOS(Ubuntu)のフォルダ(V-W2k-Ubuntu)で操作したことは、ゲストOS(Win2000)のフォルダ(マイドキュメント)で見ることが出来ます。逆の操作を行うことも出来ます。

前記でホストOS側で落とした3つのファイル(I・E6/SP4/Firefox)をドキュメント/V-W2k-Ubuntu(ホスト側)に移動(又はコピペ)すれば、Win2000(ゲストOS)のマイドキュメントから使用することが出来ます。
(Ubuntu側で、落としたファイルを、ディレクトリ(フォルダ)“V-W2k-Ubuntu”(Ubuntuの共有設定用に作成したディレクトリ)に、コピペすればOK。Windows2000のドキュメントフォルダを開くとファイルがあります。)

Win2000-SP4、I・E6、Firafox3.6のインストール。
早速、Win2000のマイドキュメントを開いて、Win2000-SP4、I・E6、Firafox3.6の順にインストールしましょう。
其々のファイルをWクリックしてインストールします。
(最初にSP4をインストールします。SP4をインストールしていないと、I・E6はインストールできません。)

Winampもダウンロード・インストールしましょう。(ネットで“winamp”で検索して、フリー版をダウンロード)
(WinAmpはI・E6をインストールしてあれば動作しますが、I・E5までですと動作しません。)
私は、WinAmpを使いたいがため、Win2000をゲストインストールしている様なものです。
理由は、ストリームのURLを調べるためです。通常は、Linuxのみ立ち上げることが多いのですが、Linux上でストリーム再生を行うのにURLが必要となりますが、色々試した結果WinAmpで調べる方法が一番良かったです。(好みのストリーム局が多くある。)

後は、自分の使用したいアプリをWin2000にインストールしましょう。
アプリも、仮想OSにインストールするとは言え、通常のインストールと同様にライセンスが必要ですので御注意を!。
(この点、Linux Distriのアプリではあまり気にしなくて良いのでいいですね。)


GuestAdditionsのインストール
(このGuestAdditionsのインストールは、ゲストOS(Win2000)上で行います。)

さて、ここまでで気が付かれたと思いますが、画面サイズが小さいですね。(ドラックしても大きくなりませんね。)
此れは、GuestAdditionsがインストールされていないためです。はっきし言って、GuestAdditionsをインストールしていない仮想OSは使う気がしませんね。
上部パネルの“デバイス”→“GuestAdditionsのインストール”をクリックすればインストールが開始します。

もし、“CDが無いので、ネットからダウンロードしてインストールするか”の旨のメッセージが表示される場合は、ダウンロード・インストールを指定してください。もしここで、エラーでインストールできない場合は、ホストOSのVirtualBoxのバージョンに合わせたGuestAdditionsのバージョンをダウンロードして、ダウンロードしたファイルをWクリックしてインストールします。

GuestAdditionsのインストールが始まると。!



上図が表示されたら、「はい」。(Win7の場合)
(Win2000での画像を撮り忘れました。要するにインストールの実行をさせるように指定)



上図が表示されればインストール完了
「Finish」で再起動。


他のディストリのGuestAdditionsインストールについては、ページ“Oracle ViatualBox 4”を参考にしてください。

USB関連の設定
例えば、USBキーボードやマウスの場合は、今までのゲストOSをインストールしたままで、何の設定をしなくても問題なく使用できますが、USB機器によっては設定を行わなければ使えません。
ここでは例として、USBオーディオインターフェースを取り上げます。

USBオーディオインターフェース(使用した機器は、USB1.1接続の古い機器です。)を接続しておいても、使用できない場合があります。幾らサウンド設定を調べても、オーディオインターフェースにUSBインターフェースが表示されず設定できない事があります。(結局音出しができない。)
この場合の原因の1つとして、VirtualBoxの設定で“USBデバイスフィルター”の設定が通っていないことがあります。

対処方法
VirtualBoxマネージャーの“設定”を開きます。
USBの項目を開きます。
USBデバイスフィルターの右側に表示されているアイコンから、[+](USBコネクタに“+”が重なったアイコン)をクリック。
表示されたリストから、該当デバイスを選択登録。

以上でUSBオーディオインターフェースが使えるようになります。

他のUSB機器の場合も必要に応じて、デバイスフィルターに登録しましょう。
USB機器によっては、専用のドライバーが必要となる場合があります。


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