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Oracle VM VirtualBox (3) Kubuntu

ゲストOSのインストール2(新規マシンにOSをインストール)

ゲストOSのインストール例はKubuntuです。(ホスト・Ubuntu12.04-64bit)
私は何時もUbuntuのデスクトップがGnome版の場合を例に引き出すことが多いので、今回はKDE版で行ってみます。
なお、インストール自体は、今回はKubuntuを例に引き出しましたが、Ubunutu、Ubuntuファミリー(Kubuntu、Lubuntu、Xubuntu、Ubuntu Studio等)やUbuntuベースのディストリ等で、インストーラとして“Ubiquity”を使用している場合は、デスクトップのタイプやディストリによって若干異なる場合がありますが、大筋においては大体同じです。

VirtualBoxを起動します。

ゲスト(Kubuntu)インストール用のCDを挿入します。


ここの画像は、Lubuntuの物を使用していますが、他の場合も同様です。

上図の「起動」アイコンをクリック。

注意)
ホストOSの方でも、挿入したCDの“ファイルマネージャ”や、“何をしますか?”の様な画面が開いている場合は、それらの画面は閉じて、ゲストOSのライブ起動画面のみ表示させておきます。




上図が開きますので、F2(Language)/F3(Keymap)の指定を行います。




F2を押して、Languageで日本語を指定。
ここは、ディストリやバージョン(英語・日本語などのバージョン)によっては、日本語を選択できても文字化けする場合があります。この場合は、再度起動をやり直し、言語設定はEnglishのままにしましょう。
HDDインストール時にも同様のことが起きます。HDDインストール後に文字化けが解ると最悪です。




F3を押して、キーマップを指定します。
ここは必ず、Japan(若しくは、日本)を選択しておきましょう。
キーマップ(キーボード・レイアウト)は、言語指定をするとJapaneseが選択されていると思いますが、もし成っていない場合は、Japaneseを選択してください。USA等となっていと、後でキー入力時にキーマップが違っているので大変な目にあいます。




Kubuntuのライブ起動が済んで、表示されたデスクトップです。
仮想マシンのゲストOSインストールのための起動でもライブ版として起動され、そのままライブ盤として使用できます。
LAN接続など必要なことが出来るか試してみましょう。


HDDにインストール
デスクトップ左上(上図を参考に。)に表示されている、“Install Kubuntu 12.10”とあるアイコンをクリック。
HDDインストールが開始します。




上図左ペイン(丸印)の手順でインストールが進行していきます。

日本語を選択します。(上図右ペイン中央)





インストールの準備では、上2つにチェックが入っているようにします。
上の“最低4.1GBの・・・”の方は大概問題ないと思います。
“インターネットに・・・”の方は、有線LAN接続されている場合は、ほとんど問題ないでしょう。
無線LAN(Wi-Fi)の場合は、PC搭載の無線LAN機器をゲストOS側でサポートしていない場合は、チェックが入らない場合が有ります。この場合は、有線LAN接続をしておきましょう。

□ インストール中にアップデート・・・
これに、チェックを入れておくとアップデート済のものがインストールされますが、その分インストールに時間が掛ります。時間があまりない場合は、インストール後に後でアップデートを行いましょう。

□ サードパーティの・・・
チェックを入れておくと、HDDインストール時にMP3プラグイン等もインストールされます。
私は、アップデートの方は後回しにしますが、こちらの“サードパーティ・・”の方はインストールするようにしています。




 (上図は、Lubuntuの場合の画像です。Kubuntuの画像は取らなかったので。)
仮想OSのゲストとしてインストールするので、上図のAの方を選択したほうが良いでしょう。
警告に“HDD上のすべてのファイルを削除”とありますが、これは、仮想マシン用に構築したHDDパーティションの事です。実際のゲストOSを含む全てのパーティションのファイルが削除される訳ではありません。安心してAの方を選択してください。



此処もLubuntuの画像です。(若しかしたら、表示方法が違っているかも?。)

既に上図の様に“Tokyo”が選択されていると思いますが、違っている場合は、上図の番号2の様に地域を選択して、“Tokyo”付近をクリックしてください。すると、1のように表示されます。




既に上図の様になっていると思いますが、成っていない場合は上図の様に“日本語 - 日本語”を選択して下さい。




名前とユーザー名は同じにしておいたほうが後でわかり易いかも!。
コンピュータ名は、短く判り易い名前を、英・数字で入力しておきましょう。
パスワードは、短くてもいいですから必ず設定しておいてください。
“◎ログイン時にパスワード・・”の方を選択しておきましょう(自動ログインは後で設定できます。)
 もし、“○ 自動ログイン・・”の方を選択する場合でも、パスワードの入力は行っておいて下さい。


インストールが進行していきます。(結構時間が掛ります。)




インストール完了。
上図のどちらを選択しても終了時にはCDが排出されます。
自動排出されない場合は、手動で取り出してから「Enter」キーを押してください。




ログイン画面です。
ユーザー名が表示されている方のアイコンをクリックし、パスワードを入力後「Enter」キーを押します。




Kubuntuが起動して、上図の様にデスクトップが表示されます。

アップデート等の必要な設定を行いましょう。

各種設定前に、後述のVirtualBoxAdditionsのインストールを先に行った方が良いかもしれません。

GuestAdditionsのインストール

GuestAdditionsのインストール前に、ゲストOSのアップデートを行い、更に“追加のドライバー(プロプライエタリなドライバー)”を有効にしておいて下さい。
追加のドライバーのインストールを行っていない場合は、Additionsインストール前に“DKMS”のインストールを行って下さい。




上図の様に“デバイス”の“GuestAdditions・・”をクリック
ここから先のKubuntuの画像を撮りませんでしたので、Lubuntuの場合を参考までに記載します。(若しかしたら、Kubuntuの場合はもっと簡単かも?。なにせ画像がないので記憶がはっきりしません。)

ディストリによっては、“オートランの問い合わせ”から実行可能な場合がありますが、今回はファイルマネージャでファイルの位置や、どの様なファイルが含まれているか確認します。




(上図は“端末(上側の黒バック部分)”と“ファイルマネージャ(下側の白バック部分)”を合成してあります。)

上図の3のファイルがインストーラですので、これを実行させれば良い訳です。

Wクリック(右クリック?どちらか忘れました。)“ファイルを実行する”→“端末で実行する”でも良いのかも?。確か今回は、エラーでインストールできなかった様な気が?。

此処では、端末を起動して実行させます。

上図2から、該当ファイルは、/media/VBOXADDITIONS_4.2.6_52870にあるのが解ります。

上図の端末の部分を実行。
  ~$ cd /media/VBOXADDITIONS_4.2.6_82870
     カレントディレクトリを“VBOXADDITIONS・・・”(上図2を参考に)に移動しています。

  ~$ sudo sh ./VBoxLinuxAdditions.run  (管理者権限で実行。)
     ( sh ./の部分は、hと/の間は、h スペース ドット /となっています。)
  パスワードの入力 (ログインパスワードを入力して「Enter」で実行開始。)
    (パスワードの入力を行っても、画面には何の変化も表示されませんが、認識されています。)




実行結果
上図の上側矢印の部分に“fail!”と表示されています。(インストールが正常に行われなかったようです。)
上図の下側矢印の部分のように、すべてが“done(若しくはOK)”と表示されていると問題ないのですが。

上図実行結果には表示されていませんが、少し上の方に“・・・non-DKMS・・”なる部分があります。
ということで、上図の最下行の様に、DKMSのインストールを行ってから、再度Additionsのインストールを行ってみます。
 $ sudo apt-get install dkms (上図最下行部)
 パスワード入力。

DKMSのインストール開始。



途中[y/n]? と聞いてくるので、“y”[Enter]




DKMSのインストールが完了し、上図の最下行の“・・_82870$”表示で入力待ちとなります。

再度Additionsのインストール。
 ~$ sudo sh ./VBoxLinuxAdditions.run




上図矢印部のように表示され入力待ちとなる。
実行結果を見てみると全て“done”で“fail!”は見られません。(インストール成功ですね。)

~$ exit として端末を終了。


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