ホームへ サイトマップ
Oracle VM VirtualBox (2)仮想マシンの構築
新規マシンの構築
ここでのゲストOSのインストール例は、Kubuntu(ホスト・Ubuntu12.04-64bit)です。
他のディストリの場合も同様です。
VirtualBoxの起動
新規マシンの構築(Kubuntu用)
図1
上図の"新規”をクリック。
図2
1:名前 ここは、任意名でわかり易く短い名前を付けましょう。
(今回は、“V-Kubuntu”としました。)
2:OSのタイプを選択します。
リストに該当の物が無い場合は、Otherを選択します。
3:バージョンの選択
Kubuntu、Lubuntu、XbuntuなどUbuntuファミリーの場合のように、ベースOSとあまり変わらない場合は
ベースOSを指定しても良いです。(上図の場合、Kubuntuですが、Ubuntuを指定。)
図3
メモリサイズの指定
今回は、1GB(1024MB)指定。
このメモリも多いほど良いのですが、実メモリの半分を超えない範囲で指定しましょう。
今回使用したマシンは、8GBほど搭載していますので、1GBは余裕です。
注意)例えば、4GBのメモリを搭載している場合でも、ビデオメモリで使用したりしていると、3.7GB位しか使用できません。搭載メモリ全てが使える訳ではないので、端末から、$
cat /proc/meminfo 又は$ freeでメモリ使用状況(その時点での状況が表示)を確認してから決めましょう。(total/memtotalが搭載メモリ、free/memfreeが、その時点でのフリーメモリとなります。)
また、64bitOSでないと、8GBメモリ(4GB以上)は使用できません。32bitOSの場合は、4GBまでのメモリ認識となります。ただし、Ubuntu32bitのように、PAE(Physical
Address Extension)に対応しているものは、4GB以上のメモリの認識が出来、使用出来ます。
図4
初めて作成する場合は、HDDの容量を指定して「作成」します。
“◎仮想ハードディスクを作成する”を選択。
「作成」
ここの設定は、あまり少なくても後々アプリのインストールなどで消費し、容量不足となるので、多少余裕を持って指定しましょう。
しかし、あまり大きくとも、スナップショットやその他に仮想OSを作成する場合は、ホストOSのHDDの容量を圧迫しますので注意しましょう。
図5
上図のように、VDIのままで良いでしょう。
図6
ここは、好みに応じて選択しましょう。
可変サイズは、使用量に応じて範囲が確保されます。(この場合、図3で設定した値は、上限と思ってください。)
固定サイズは、予めこの容量が確保されます。
図7
ここは、表示されたままで良いです。
図8
図7までの設定が終わると、最初の画面に戻ります
上図のように仮想マシンのV-Kubuntuが作られています。
上図右側ペイン赤線内のように設定内容が表示されています。
(ここまでで作成されてのは、あくまで入れ物だけです。)。
“グループの追加”
図9
図8のあと、若しくは事項以降のUSB設定で上図が表示される場合があります。
その場合は、ユーザー(この仮想OSを作成しているログインユーザー)をvboxusersに追加します。
GUIで行う場合の手順(ホストOS側(此処ではUbuntu)で行います。)
Ubuntu12.04の場合。
システムメニュー⇒システム管理⇒ユーザーとグループ
開いた画面で「ロック解除」
ユーザー名を選択
グループの管理
vboxusersを選択して「グループの追加」をクリック。
グループの管理が表示されない場合は、゛gnome-system-tools"をインストール。
参考)CUI(端末)で行う場合は。
$ sudo gpasswd -a (ユーザー名) vboxusers
ここのユーザーのvboxusersへの追加は一度行えば良く、後で別の仮想OSを追加する場合は不要です。
設定の見直し。
ここまでの設定を見直し細かな設定をします。
上図の2の「設定」アイコンをクリック。
図10
確認程度でいいです。
図11
“クリップボードの共有”と“ドラッグ&ドロップ”は「双方向」を指定しておいた方が良いでしょう。
その他はデフォルトのままで。
スナップショットの保存先は確認して控えておきましょう。後で役に立つ。
図12
1:実PCにフロッピーは無いので、下に移動しましょう。
2:「プロセッサー」タブで2つ以上のCPUを指定した場合は、IO APICを有効(チェックを入れる)にします。
もしチェックが入っていないのにCPUを2つ以上設定した場合は、VirtalBoxの方で勝手にチェックを入れます。
ここでマルチCPUに対応していないOSに対して、マルチCPUを指定するとエラーとなるみたいです。
図13
プロセッサの個数指定。(最大、実CPU個数の半分程度まで)
私の使用しているCore i3(2core H/T 3.3GHz)の場合は、1coreですとモタ付きが有りましたが、2coreを指定すると保々問題なく使用できました。
図14
デフォルトのままで。
図15
余分に指定したとしても、最大128MBなので、最大で良いでしょう。
図16
リモートディスプレイは有効にしてあると後で便利な使い方があります。
機会があったら説明を記載します。
図17
ここもデフォルトのままで。
もし割付を変更する場合は、HDDは、プライマリーのマスター又はスレーブに。
CD/DVDは、セカンダリーのマスター又はスレーブに。
図18
ここも、デフォルトのままで。
図19
割り当てが“NAT”になっている事を確認。
図20
ここでUSBに関する設定を行います。
特別ここで行わなくとも、後で設定を開いてこの画面で出来ます。
USB2.0を使用する場合はチェックを入れます。
使用するデバイスを、USBデバイスフィルターで追加します。
(右端の「USBプラグ+“+”」アイコンで追加)
例えば、USBオーディオインターフェースを使用している場合は、ここでUSBデバイスフィルターの追加を行っていないとUSBオーディオIFが有効となりません。
参考)
次のようにデバイスフィルターを設定します。
上図は、“Roland EDIROL UA-1A”(USB1.1 オーディオインターフェース)を使用した場合です。
上図矢印で示すアイコンをクリック。
リストが表示されるので、使用したい機器にチェックを入れる。
UA-1AはUSB1.1なので、上図のUSB2.0コントローラーにはチェックを入れていませんが、もし使用する場合はここにチェックを入れます。
(UA-1Aはかなり古いものですが、現役で動いています。接続テスト用に使用しています。)
図21
USB2.0にチェックを入れると、上記警告が出る場合は、ExtensionPackがインストールされていないか、正常にインストールされていません。前項の“Oracle VM VirtualBox 1”のExtension Packのインストールの項を参照してください。
この場合、ExteasionPackのバージョンに注意してください。
共有フォルダーの設定
図22
共有フォルダーに関する設定をします。
詳細は、次項以降で記載します。
ページトップ