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PC自作 マザボ:Asus P7P55D-E Deluxe / グラボ:玄人志向 RH4350


久しぶりに、デスクトップPCを自作しました。
(5年ぶり位でしょうか。最近は、ノートPCばかり愛用していた物ですから。)
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今回の自作PCの各パーツ仕様
マザーボード
 Ausu P7P55D-E Deluxe
  ソケット 1156(対応CPU : i7(800番台)/i5/i3
  グラフィック機能:なし
  拡張スロット:PCI Express2.0X16-2スロット(2枚差しの時はX8/X8で動作)
        PCI Express2.0X1(5Gt/s)-2スロット
        PCI Express2.0X1(2.5Gt/s)-1スロット
        PCI-2スロット
  インターフェース
        SATA3.0X2,SATA2.5X7,eSATA(SATA2.5)X1,UltraATA/133X1
        USB3.0X2,USB2.0X6
        IEEE1394X1
  LAN 1000BASE-TX2

CPU
 Intel i7-870 4cores/8Threads

グラフィックボード
 玄人志向 RH4350-LE512HD/HS
  GPU : ATI RadeonHD4350
  コアクロック 600MHz / メモリクロック800MHz
  端子 RGB ・ DVI-I ・ HDMI
  対応OS : WinXP以降
  対応API : DirectX10.1 / OpenGL

メモリ
 8GB(4GB×2)

光学ドライブ
 DVD(手持ち品/後でBDに交換しました。)

電源
 750W

ケース
 フルタワーケース
   5inchベイX4
   3.5inchベイX6(3スロットはリムーバブル機能有り、残3スロットはフロントローディング)

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PC構成を決める手順は色々有りますが、今回はマザボから決める事にします。

目標
スモールフォームファクタマザボ(Mini-ITX)をフルタワーケースにぶち込んで、ハードウェアRAID構成で大量のHDDをぶち込む。
(ケースを開けると、小さなマザボで中はガラガラ、だけど、HDDがいっぱい、と言うのも面白いかなと思ったものですから。)

必然的に、マザボは、“Intel DH57JG”辺りに決まります。
このマザボは、CPUに、Core i5/i3/PentiumG(TDP87Wまで)が使え、グラフィックを内蔵し、かつRAIDにも対応しています。

しかし、このマザボは、USB3.0及びSATA3.0に対応していませんし、SATA2.5も4つしか有りません。光学ドライブは、USBやeSATAタイプを選ぶとしても、SATAが少ないです。(此のサイズのマザボにこれ以上求めるのは酷ですが!。)
思ったよりスペックが低くなってしまいます。

他には、Mnin-ITXでは、同等以上の品は見当たりません。(MicroATXなら、沢山有りますが。)

と言う訳で、あっさり目標撤回

ケースはフルタワーを使用する予定なので、マザボは、ATXサイズにする事にしました。

マザボの選択に当たり随分悩みました。
まず、チップセットを何にするかです。

Intel 5520,X58,P55,H57,H55,G41と有ります。

今年(2011年)前半には、Sundy Bridgeに対応したマザボ(CPUソケット1155で、今までのCPUと互換性が無い)が出始めるでしょうが、現時点(1月上旬)では対象外。

5520は、CPUがXeonとなり、値段の点で没。

X58(CPUソケットLGA1366)
6コアCPUのGulftown(ガルフタウン)まで使えます。
4コアならCPUは、Bloomfiled(ブルームフィールド)となります。
これ等CPUは、TDPが130Wとなり、省エネの観点で如何かと?。
(単に価格が高くて買えないだけ?。930なら買えそうですが、どうせ使うなら、970/980の6コアが使いたいですね!。)

P55(CPUソケットLGA1156)
CPUは4コアのLynnfield(リンフィールド)までしか使えませんし、グラフィック機能も有りませんが、RAIDが使えます。

H55(CPUソケットLGA1156)
グラフィック内臓ですが、内臓グラフィックを使用するには、CPUがClarkdale(クラークデール)となり、2コアまでしか使えませんし、Raidも有りません。

H57(CPUソケットLGA1156)(H57を載せたマザボは少ないですね。)
P55とH55の中間の様な感じのもので、グラフィック内臓(対応CPUが必要)、RAID有り。
該当マザボに、GigabyteのGA-H57M-USB3(rev.2.0)(MicroATX)とAsusのP757D-V EVO(ATX )が有ります。
Gigabyteの方には、SATA3.0が有りません。USB3.0は両者とも搭載しています。

G41+ICH7(CPUソケットLGA775)
現時点ではスペック的に見劣りがするので、没

見当した結果、チップセットH57またはP55を搭載したマザボにする事にしました。
後は店頭で現物を見て決定。
CPUは、4コア・8スレッド、メモリ8GB、HDD(取り合えず、500GBから1TBの物)8個を予定。

早速店頭で検討。
マザボは、AsusのP7P57Dが有りましたが、旧バージョンで、USB3.0/SATA3.0に未対応なので、没。結局、AusuのP7P55D-E Deluxeに決定

CPUは、4コア・8スレッドで店頭在庫品で一番安かった、Intel i7-870に決定(S付では有りません。。700番台は、HTに非対応なので当然、没。)
メモリは、一番安かった物で4GBX2のセットを購入。

マザボを、P55にしたため、オンボードグラフィック機能が無いため、グラフィックボードを追加。
玄人志向のRH4350-LE512HD/HS

HDDリムーバブルケースを2つ購入。(後で組み付け時に問題発生。)

HDDは、1TBで5,000円弱の物が2つしか無かったので、2つ購入、他に500GBを2つ購入

組み立て開始
作業は、自己責任で。

途中まで組み立てた所、リムーバブルケースの取り付けが出来無いと解りました。リムーバブルケースサイズの高さが0.5mmほど大きかったのです。(5inchベイに、前面パネルと一体型の仕切りが有るため、仕切りを削るか、切り取らないと取り付け不可能です。
(><)

早速購入店に出向き事情を話し、返品しました。ケース等と同時購入だったので、開封品でも店側のミスと言う事であっさり返品OKでした。単品購入の場合は、購入者の個人責任と言う事で返品は難しいかもしれません。(未開封品の場合は返品に応じてもらえると思います。?)

返金で、この時、店にHDD1TB(前回購入品と同じ物)の4つ在庫が有ったので、是を購入。

3代目楽ラック!V2”(5インチベイ2か所にHDD3台が入るリムーバブルケース)も購入。
返品したリムーバブルラックは5インチベイ1か所に1台入る物で、5インチベイの間のフレームを切り取れば入るのですが、見た目が悪くなるので止めにしましたが、結局“3代目楽ラック”を入れるために、フレームを一か所切り取りました。

ここまでで、手持ちで余っているHDDを含め、SATA-HDD9台、IDEも使える(IDEは使う予定が無いですが?。)ので、IEDも含めると取り合えず、16台ほどに成りました。
IDEは、5インチベイに空きが1つあるので、リムーバブルラック(手持ち品)を取り付け、データ吸い出し様に使用を予定。(この様に、多数のHDDを用意したのは、RAID構築予定の為です。)

上記組合せからすると、グラフィックボードが少々貧弱の様に思えますが、P55マザボを購入した場合は、最初から、此のグラフィックボードを予定していました。ゲームをする訳ではないのでこれで十分です。(本音は先立つ物が無い。)

念のためOSとして、Windows7/64bit(DSP版)も購入しましたが、今の所使う予定は有りません。
もし、Linuxを載せた場合に、グラボやマザボの必要な機能が使えなかった場合、最悪Win7で稼働させるためです。

部品が揃ったので再度早速組み立て続行

まず、ケースにマザボ取り付けネジ(スペーサー:後記
トラブルの項の注1を参照)を取り付けます。
既に付いている場合は、マザボの取り付け穴と位置が合うか調べておきます。

位置が合わない場合は、付け替えて下さい。(位置の合わない物は取り外しておきます。)
ここでは、マザボは、まだ取り付けません
ケースにスペーサーを取り付ける時は、少し強めに取り付けておきます。
ケースとスペーサーの締め付けが緩いと、マザボを取り外す場合、マザボ取り付けネジを緩めようとしても、マザボ側の取り付けネジ部分が締まったままで、マザボと空回りをすると、ネジを回すほどスペーサーが抜けてきてしまう場合が有ります。他のネジを固定したまま、この状態で緩めるとマザボが持ち上げられ変形してマザボを傷める場合が有ります

ケースにマザボの取り付け穴と合う場所が無い場合は、穴を明け直すか、又は、取り付けビス(スペーサー)のケース取り付け側のオスネジの部分を切り取って、予めマザボに取り付ける方法も有ります。(この方法は今回のマザボは9か所の取り付け穴が有りますが、この場合で2〜3か所程度以内にします。余りお勧めはしません。)

必ず、マザボの取り付け穴とケース側に取り付けて有るマザボ取り付けネジの合う事を確かめマザボ取り付け穴以外にある取り付けネジ(スペーサー)は外しておきます。ここできっちりと確認しておきます。後からでは大変面倒な事になります。
不要な場所に取り付けネジ(スペーサー)が有ると、マザボがネジでショートしてマザボ等が駄目になります。)

 ←マザボの取り付け穴。

上図のBがマザボ取り付け穴です。(Aの方では有りません。間違えない様に。)
赤矢印は後述のシステムパネルヘッダーピンです。

マザボにCPUを取り付けます。

冷却ファンを取り付けます。
此の時、ファンの取り付けピンを規定位置まで押しこみます。
此の時、一度取り付けた冷却ファンを、何らかの都合で一度取り外した場合は、CPU、ファン共にグリスを拭き取り、再度シリコングリスをCPUにのみ、CPUに記載されている文字が見える程度に薄く均一に塗ります。(厚塗りは駄目で、厚塗りをすると、かえって熱伝導が悪くなります。例外的に極冷と称し、液体窒素等で冷やす場合が有る様ですが、此の場合は厚塗りとする様です。)

CPU冷却ファン電源コネクタを、マザボCPUファンコネクタに挿しこみます。(後回しにすると忘れがちです。)

メモリを取り付けます。
今回は、メモリスロットが4つ有りますが、其のうち、DIMM-A1、DIMM-B1に取り付けます。
(マザボのメモリスロット近辺にDIMM-A1、A2、B1、B2等と印刷されています。)
1枚差しなら、A1に取り付けます。

ケースのリアパネルにマザボ付属のバックパネルを取り付けます。
(既にケース付属のバックパネルが取り付けられている場合は、内側に押しこんで外しておきます。)
 ←バックパネル

上図は、バックパネルを裏側(ケースに取りつた場合の内側)から見た所。
上図でベロの様な物が有りますが、これ等はケース外側方向には出ない様にして下さい。外側に出張っていると、外部からの各コネクタの取り付けが出来なくなります。

電源を取り付けます。

マザボを取り付けます。
此の時マザボ取り付けネジは軽く締めて下さい。余りきつく締めるとマザボが駄目になる事が有ります。

HDD・光学ドライブを取り付けます。
光学ドライブを手持ちのIDEタイプのドライブを使用する場合は、オーディオケーブルの配線を忘れずに行って下さい。忘れるとCDからの音が出ません。最近はSATAタイプの物が多いので、マザボに、オーディオ用配線が付いていない事が多いです。
(*IDEと記していますが、マザボの仕様では、UltraATA/133と記載して有ります。IDEはコネクタの規格で、UltraATA/133は回線の規格です。IDEコネクタを使って、その回線規格をUltraATA / 133で使用することなので、ここでは同じ物と思って下さい。)

 ←オーディオ用ケーブルとコネクタ

 ←IDEケーブル

IDEケーブルには色々な形が有ります。中間コネクタとの間隔が長い方が、マザボ側です。

 ←コネクタ部分拡大図

上図では、全ての穴が開いていますが、誤差し防止用に真中の片方の穴が1か所開いていない物も有ります。
現在では、SATAが殆んどですので、IDEタイプを買う事は無いとは思いますが、貰い物等を使う場合で、最近自作を始めた方は解らないかと思うのでケーブの図を載せておきました。
現在(2011/1現在)でも、パーツの入手は可能です。

次に拡張ボードが有る場合は、それらを取り付けます。
今回は、グラフィックボードのみです。

各電源ケーブル・各ドライブ・システムパネルコネクタ(下記
参照1を参考に。)・ケースファンなどの配線を行います。
EATX電源(+12Vの8ピンや4ピンの物)やケースファンの接続が忘れがちですので忘れずに。
グラフィックボードも、補助電源の接続の必要なものが有りますので注意を。

この他にも、USB、IEEE1394、フロントパネルオーディオやマザボ付属品の配線が有ります。

私の場合、拡張スロット部バックパネルに取り付ける付属のUSB端子やフロント用USB・オーディオ端子、マザボコントロール用ワイヤードリモコンの取り付けが有りましたが、拡張用USB、IEEE 1394、マザボコントロール用リモコンの接続は行いませんでした。

マザボ・リモコンは、取説を読むと、Windowsからのコントロールとなる様です(詳しくは見ていませんが!。)が、Windowsのインストール予定が無いので取り付けていません。それと、余りオーバークロック等には興味が無いので!。
拡張スロット部パネル用USBは、リア・フロント合わせて既に10個有るので取り付けません。
またIEEE1394も今の所使う予定が無いので取り付けませんが、使うようになったら配線しましょう。

参考1)
システムパネルコネクタ(20Pinのヘッダーピンです。)は、マザボにより表記に違いが有ります。
POWER_SW : POWER-SW P-SW PWR-SW PW
POWER_LED : POWER-LED P-LED MSG(Messegeの略) FP-PWR
HDD_LED : HDD-LED HD-LED IDE-LED
SPEAKER : SPEAKER SP
RESET_SW : RESET-SW RST-SW R-SW
   (各表記を“-”で区切らず続けて書いたり、スペースで区切った場合等も有ります。)

各線には極性が有ります
通常+−が表示されていますが、+側をP、-側をNと表示してある場合も有ります。
+-が表示されていない場合は、配線色で見分けることも出来ます。
−側は、黒または白、稀に外周に直線又は破線が印刷されている事も有ります。
+側は白黒以外の色で配線されている事が多いです。
白黒で配線してある場合は、極性が無いか、黒がー側です。
LEDの場合は、極性を間違えると点灯しません。
SW関連は、極性を間違えても大丈夫だと思います。(多分?。)通常SWには極性が有りません。
PCを組んでいる途中(又は、バラックで組んでいる場合)で、電源SWを接続していない場合、ヘッダーピンのSW部をドライバーやジャンパーピン等でショートさせてPCを起動させる事が有ります。慣れない方は遣らないでください。間違った所をショートさせると大変です。SW付でコネクタ側がヘッダピン用の延長ケーブルが有るので其れを利用すると良いでしょう。バラックで組んで試験を行う時、1つ有ると便利ですよ。)

 ←赤矢印で示すのが、システムパネルコネクタです。
通常、システムパネルコネクタは、マザボの端の方に有ります。


システムパネルコネクタを横から見た所です。
図では見にくいですが、コネクタの直ぐ横に、接続するコネクタの名前が見えます。


マザボによっては上図の様な物も有ります。

配線規格
USB(USB2.0の場合)
1:VBUS 2:D- 3:D+ 4:GND(Ground:アース(ー)側)
マザボのヘッダピンに挿す場合は、マザボに小さく印刷してあると思います。(取説確認)

IEEE1394
6Pinの場合
1:VP(白) 2:VG(黒) 3:TPB-(緑) 4:TPB+(赤) 5:TPA-(青) 6:TPA+(橙) Shell:GND 
色は参考で、同じとは限りません。

4Pinの場合
1:TPB- 2:TPB+ 3:TPA- 4:TPA+ Shell:GND

組み上がりましたので、早速起動して確かめます。
起動OK。
BIOSを開きます。
ここまでで、BIOSが立ち上がれば正常です。

後は、立ち上げたBIOSで、CPU、メモリ、HDDの確認をします。
CPU−OK、メモリ8GB−OK。
えっ、HDDが500GBしか認識していません。(取り合えず、1TBを1つ付けた筈なのですが?。)
なぜ?。
慌ててHDDを調べます。
私のミスでした。1TBを付けるつもりで、うっかり500GBのHDDを付けていました。
いやぁー、一瞬あせりました。

取り合えず、無事組み立て完了。
BIOSを開いた序でに、1stBootをATAPI-CD/DVD(光学ドライブ)にして、今回は是で終了です。
(通常OSのインストールは、CD/DVDから行うので、ここで1stBootデバイスを光学ドライブにして置きましょう。)

OSについては、今回作成したマシンは、Linux専用に組んだので、OSのインストールについては、Linuxのページを見て下さい。
ただし、Windows系は、Windows2000を仮想OSとして載せる予定ではいます。
LinuxからWindowsアプリを動かす方法の1つとして、Wineが有りますが、Wineはあまり使い物になりません。
Virtualboxなどで、Winを仮想OSとして組む方法が良いと思います。
もしかしたら、Windows7をインストールして、其処に、Linuxを仮想OSとする事も試してみたいと思います。
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参考)
トラブル・ハード編
組み上げたPCが動かない。
(作業は、自己責任で。)

是からの作業中にパーツの付け替え時には、必ず背面の電源部のSWを切って、念のためコンセントも抜いておきましょう。
(再度起動するときには、コンセント及び電源SWを入れるのを忘れずに。)


組み付け後のトラブル。

取り合えず起動したが、不具合が発生する場合は、後述の
“起動したが、途中で再起動したり、止まってしまう場合。”に進んで下さい。

起動しない。(何の反応も無い。)
ここまでで、SWを入れた時、CPUファンが回らない。
マザボ搭載(搭載されてない場合も有ります。)のLEDも光らない。
システム用にSPを取り付けて有る場合に、音がで無い。

コンセントに電源ケーブルは差してありますか。

テーブルタップを使用している場合、テーブルタップのコンセントは差してありますか。
テーブルタップを使用している場合、テーブルタップの不良も有りますので、何か機器を接続して、機器が起動出来る事を確認して下さい。(電気スタンド・ヘヤ―ドライヤーなどで確認)

PC側の電源コネクタが半差しになっていませんか。
深く差して下さい。結構、力が必要な場合が有ります。

PC電源部に有るSW(スイッチ)がONになっていますか。
(PCの裏側の電源部に有る(電源コンセント近くに有る)シーソーSWです。)
ーが押された状態(○が浮いた状態)がSW_ONの状態です。(○を押した状態がOFF)

(PCケースの側面カバーを外して置いて下さい。)
PCケース前面のSWからマザボのシステムパネルコネクタピン(前出図参照)に配線されていますか。
配線は正しいヘッダピンに挿してありますか。

ケース側のSWからの配線に間違いないですか。(コネクタにPOWER SW等と書かれていますか。)
マザボ側のヘッダピンの位置は間違いないですか。(マザボ側は、PW等と印刷されています。)

EATX電源用+12Vの8ピン(又は4ピン)の補助電源は差してありますか。(向きに注意)

CMOSクリア用ジャンパーピンがクリア状態の位置で差したままになっていませんか。

稀に、電源SWの初期不良が有ります。

マザボへの電源コネクタの接続は正しいですか。
CPUファンは正しいコネクタに正しい向きで差していますか。マザボにCPU FUNと印刷されています。

予備のパーツが有る場合は、予備のパーツと交換してみて下さい。パーツ交換で動けば交換したパーツの不良となります。

此処までの確認で間違いなく、ウンともスンとも言わない場合は、電源SW、電源ケーブル(断線)、PC電源の不良が考えられますが、後記載の“最小構成でテストしてみましょう。”を参考に、再度組み立て直しても良いでしょう。

良く分からない場合は、購入店に相談して下さい。

ファンが回る。マザボ搭載のLEDが光る。SPから音が出る。
何も映らない。

モニターの電源は電源は入りますか。
PCとモニターはケーブルで正しく繋がれていますか。(半差しに注意)
モニタに入力切り替えが有る場合は、正しく切りかえられていますか。

メモリは、正しく装着されていますか。(半差し・斜め差し・正しいスロット・規格は合っていますか)
(メモリスロットの1番に挿して下さい。〜A1/〜B1等と印刷されていると思います。)
複数メモリスロットが有る場合いに、1番から順に差してないと起動しない事が有ります。
(例えば、4メモリスロット等の場合、2枚差す場合は、A1,A2,B1,B2と有るスロットの、A1,B1に挿します。)

CPUは正しく装着していますか。
向きに注意。また、CPUクーラーの下辺の全ての辺が基盤と水平になっていますか。
特にCPUピンが長く出ているタイプでは、ピンが折れていませんか。(此の場合は、オシャカ)
AMDのCPUの場合、向きを間違えても強引に入れるとピンが曲がって装着できる場合が有ります。(CPUの向きに注意。)

グラフィックボードの電源は繋いでありますか。(使用している場合)
最近の高性能GPUはスロットからの電源供給では間に合わず、補助電源を必要とする物が有ります。この種のGPUの場合、補助電源をつないでないと、警告音、警告画面、低クロック起動等とGPUにより様々な症状が出ます。

グラフィックボードが斜め差しになっていませんか。
スロットに正しく取り付けても、ビスで固定する際に引っ張られて浮いてしまう事が有ります。

 ←拡張ボードのネジ止め金具部分

上図の
L型部分の僅かな角度の違いによって、ネジ止め時に引っ張られてスロットから浮いてしまったり、ネジ止め時に、ネジの回転により取り付け金具が回されて浮いてしまう場合が有ります。

マザボでショートしていませんか。
初めての方で行いがちなのが、マザボをスペーサーを介さずにベタ止めして仕舞う事です。
必ずスペーサーを使用して下さい。
次に行いがちなのが、ケースに最初から付いていて必要無いスペーサーを其の侭にしてしまったり、間違えて取り付けたスペーサーを其の侭放置して仕舞う事です。
上記のいずれの場合も、ショートを起こしてマザボを駄目にする場合が有ります。
注1)
スペーサーとは、通常6角柱で、片方にオスネジ部分が有り、片方はメスネジが切って有ります。
オスネジの方をケース側に取り付け、メスネジ側にマザボを取り付けビスで固定します。

←スペーサー

CPUの規格が合っていますか。
例えば、同じCPUソケットLGA1156の場合でも、マザボによってはTDP等により使えない場合があります。

最新のCPUを使っていますか。
最新のCPUの場合、チップセットが対応していても、マザボのBIOSが認識しない場合があります。
此の場合、CPUを他にも持っている場合は、一時的にそのCPUを使いBIOSのアップデートをすると動く場合が多いです。
ただしこの方法は、動作するCPUを持っていない場合は対処できません。無い場合で、BIOSが原因であると確実に解る場合は、同規格の最安値のCPUをもう一つ買う事になります。

ここまでで、原因が解らない場合は、一度バラして、再度組み直してみましょう。
次項の“
最小構成でテストしてみましょう。”を参考に組み直してみましょう。
頭がパニックっていると、ミスを犯しやすいので、少し時間を置いてから、ゆっくり時間を掛け、一つずつ確認しながら組み付けてみましょう。

それでは、最小構成でテストしてみましょう。

一度全部バラして下さい。
最小構成から、1つずつ部品を追加して、不良個所を特定しましょう。
なお、不良個所は、1か所とは限りません。

CPU
マザボにCPUを取り付けます(向きに注意)。

CPUクーラーとCPUファン
CPUファンを取り付けます(きっちり取り付けます。結構力が要ります。)。
裏から見て、全てのピンが、白い半透明の2又のピンの間から見える差し込んだ黒いピンの頭と半透明の2又ピンの頭が全て同じ高さになる位まで押しこみます。
マザボとCPUクーラーの底辺の間隔が全ての辺で並行になる様にして下さい。

CPUファンをマザボのCPU_FUNと書かれたコネクタに挿しこみます。

メモリ
メモリをマザボ上にDIMM-A1やRAM-A1等と印刷されている、番号が1番のスロットに挿入します。
向きを間違えると入りませんが、深く差さっていなかったり、斜めに差してあると動作しません。
複数枚使用する場合でも、ここでは、1枚のみ取り付けて下さい。上手く起動すれば、1枚ずつ交換して、確かめます。

(グラフィックボード)
例えば、チップセットがP55等の場合は、グラフィック機能が有りませんから、グラフィックボードを差します。
チップセットがH55等のグラフィック内臓で、CPUをi5(6XX番台)又は、i3を使用している場合は、取り合えず、内臓グラフィックで動作させます。
内臓グラフィック機能が使える場合は、使う予定で購入してある場合でもグラボは差さないでください。オンボードで表示できます。CPUが、i5の7XX番台の場合は、H55等のグラフィック内臓でも、オンボードグラフィックが使用できないので、此の場合はグラフィックボードを差します。

電源配線
EATX電源+12V
マザボに電源の+12Vを差します。
8ピン(2個ずつ4列)又は4ピン(2個ずつ2列)でマザボによって違います。
スモールファクタマザボではない場合も有ります。
下図のCがそうですが、図は4ピンの場合です。
マザボが、8ピンの場合は、8ピン、4ピンの場合は4ピンを差します。
通常マザボ側は、白いコネクタが付いています。(マザボを良く見るとATX+12V等と印刷され、CPU近辺に有ります。)
向きを間違えないでください。逆向きでも強引に押しこむと入ってしまう場合があります。
電源側コネクタには、抜け防止用の爪が付いており、またコネクタを良く見ると、コネクタピンが分かれており、所々のコネクタの角が斜めに取って有ります。これ等を目印に向きを合わせて下さい。抜け防止のピンが掛かるまで深く差しこんで下さい。

メインコネクタ
マザボに電源メインコネクタ(24ピン/2個ずつ12列)を差しこみます。上記+12Vピンと同じような形をしていて、ピン数だけが違う感じですので、向きを合わせて差しこみます。抜け防止のピンが掛かるまで深く差しこんで下さい。

 

Aがメイン電源コネクタです。
(図は古いタイプですので20ピンですが、現在は24ピンの物が主流です。)

Cが+12電源コネクタ―です。
(図は古いタイプですので4ピンですが、現在は8ピンの物が主流です。)

Bは、汎用4ピンコネクタです。(主にドライブ類に使います。)

他にも、SATA用電源コネクタ、PCI Express 8ピン等が有ります。

(グラフィックボード補助電源)
グラフィックボードを使用している場合(オンボードのグラフィック機能が利用できない場合)に、グラフィックボードにも補助電源が必要な場合は接続しておいて下さい。

マザボのシステムメインパネル(ヘッダーピン)の配線(前掲載図を参考に。)
フロント電源SW(スイッチ)の配線をします。
フロントパネルSWからの配線のコネクタに、PowerSW/PSW/PW等と書かれていると思います。
マザボの方のシステムパネルコネクタピン(20ピン/2個ずつ10列で、四角い1mm角位のピンが並んでいます。所々ピンが無い場合も有ります。)
此の配線は、他の電源ケーブル等の配線の前に行った方が遣り易いのですが、電源ケーブルは太いため、接続のため配線を取り廻しているうちに抜けてしまう事があるので、敢えて後回しにしました。
ケースのスペースの都合などで後からの配線が困難な場合は、電源ケーブル接続前に行って下さい。

スピーカー(システム/マザボ用)
SP(スピーカー)の配線をします。
これは、無くとも良いのですが、有ると起動時の状況が解ります。
PCケース内臓の小さなSPか、マザボ又は、ケースに付属している、直径1cm位で、長さが1.5cm位の円筒形で端から2本の線(2〜3cm)が出ていて、反対側に小さな穴があいている黒い色の物です。又はケースに小さなSPが付属している場合は其れと接続します。
システムパネルコネクタピンのSP/Speak等と書かれている場所に差しこみます。
(ここで言うスピーカーとは、マザボ後面にあるオーディオ用スピーカー端子に繋ぐ物ではありません。)

PCとモニターのケーブル接続をします。

PCとモニター其々の電源ケーブルを接続します。

以上で最小構成が出来ました。
次項から起動確認をします。
HDDも光学ドライブも無い状態で大丈夫だろうか?。の心配はしなくても大丈夫です。
マザボにCPUとメモリさえ有れば(構成によっては、グラフィックボードも。)、BIOS起動までの確認は出来ます。

では、起動テストを行います。
モニターの電源を入れます。
モニターに入力切り替えを持った物は、接続したコネクタ入力に切り替えておいてください。

PCの電源を入れます。

起動しましたか?。
無事起動できれば、最小構成での組み立て完了です。

次に、ドライブ類の接続から確認します。
下記の最小構成で起動した場合。へ進んで下さい。

最小構成で起動しない場合。
モニターに入力切り替えが有る場合は、ここでも切り替えてみて下さい。
何も表示されませんか?。

メモリが2枚用意してある場合は、もう1枚に付け変えてみて下さい。
メモリを複数枚使用する場合に、1枚目で起動しない場合は、残りのメモリと入れ替えて起動確認をします。(もし、起動できないメモリが有る場合は、其のメモリの不良と思われます。)

1枚ずつ確認して起動出来た場合でも、
全てのメモリを差した場合に、起動できない場合や、少なく認識される場合は。
取り付けるスロットを間違えていませんか。
同一ロットで無い場合、メーカーが違う場合は、相性に問題が有る可能性が有ります。
特に、規格に収まっている場合でも、規格が違う物を付けた場合は、不具合が生じます。
最低でも、同一規格の物を使用して下さ。
再度、起動してみましょう。
メモリを差し換えても駄目な場合は、確率的にはメモリの不良は少ないでしょう。

電源、マザボ、メモリ、CPU、構成によっては、グラフィックボード等の予備のパーツが有る場合は、1つずつ付け替えて起動テストしながら試して下さい。
それで起動できれば、其のパーツが不良と言う事になります。

起動時SPから“ピッ”と音がした場合は、此処までのマザボ、グラフィック機能は正常だと思われます。
SPが鳴ったり、マザボのLEDが光る場合は、電源までは機能していると思われます。
此処で起動できない場合は、マザボ、メモリ、CPU、構成によっては、グラフィックボードの不良と言う事になります。(稀にモニタの故障と言うのも有ります。)

電源を入れた時に、SP音が、“ピッピッピッ”とか“ピ――”等と鳴る場合は、異常がある場合です。鳴り方によって異常個所の判断が付き易いです。(是を、POSTと言いますが、鳴り方はメーカーによって違うのでメーカーのサイトで確認して下さい。)
最近のマザボにはLEDが搭載してあり、それにより異常個所の判断が付きます。(マザボの取説で確認して下さい。)

此処までで、マザボに何も反応が無い場合は、電源までの不良と思われます。
電源、電源ケーブルを確認して下さい。
マザボへの電源ケーブル接続の確認をして下さい。
PC後面の電源部のSWは入っていますか。
(○を押しこんだ方がOFF、−を押しこんだ方がONです。ONになっていないと、電気は通じていません。此処がOFFになっていると、フロントの電源SWを入れても入りません。)

何れにしても、電源が全く入らないのを除けば、最近のマザボのLEDが載っているので、其の具合と音(SPを付けて有る場合)の成り方で或る程度の故障個所の判断は出来ます。故障個所が解れば其のパーツを交換して下さい。

此処までで、起動しない場合は、再度、パーツ・ケーブル類の接続確認をして下さい。
パーツの規格にも間違いが無いか確認して下さい。
如何しても、起動不可能な場合は、購入店に相談して下さい。

最小構成で起動した場合。

起動するとBIOS画面まで開く事が出来ますね。
BIOSを起動するキーは、「DEL」・「ESC」・「F2」等マザボによって様々ですから、マザボの取説で確認して下さい。

CPUやメモリの認識を確認します。

BIOSを閉じます。

電源を切ります。

余談1)
この辺で一休みするために余談を少し。
実は、この光学ドライブとHDD無い状態の最小構成でも十分PCとして利用できます。
“えっ、本当に使用できるの?。”とお思いでしょうが、使用出来るんですよ。
其れには、USBメモリ(必須・最低4GB出来れば8GB)とネット接続(出来れば有った方が良いが無くても可)が必要になります。ネット専門に使うなら是で十分使用できますよ。当然格安のPCが作成可能ですね。サブ機に良いかもしれません。取り合えず、この状態で使用し、後で、パーツを追加するという手も有ります。
あと、Linuxの“Ubuntu”というOSのUSBメモリ版を書き込む作業が必要ですが、もう1台のPCが有れば其のPCで、USBメモリに書き込む作業出来ますが、無い場合は、誰か知り合いの方に頼んで、USBメモリに、Linuxの“Ubuntu”を書き込んでもらう必要があります。(OSのインストール先をUSBメモリにすれば良い)
其れと、此の使い方の場合、USBメモリから起動するBIOS設定の出来るマザボに限られますが!。(最近の物は殆ど対応していると思います。)
Linuxについての、詳しい事は当サイトのLinux関連のページをご覧ください。
最近のLinuxは、Windowsとあまり変わらない操作感です。最初はユーザー・インタフェースが違うので多少まごつくかもしれませんが。
Linuxは無償で使用できます。フリーソフトもUbuntuの場合は、3万くらい有ります。たかがフリーソフトと思わないで下さい。“確かにフリーソフトだな。”と思わせる物も有りますが、例えば、OOo(オープンオフィスオルグ)等の様に、Maicro SoftのOfficeにひけを取らない物が有ります。そして、これ等が無償で使用できるのです(勿論有償の物も有りますが、殆どの場合、無償で使用できます。)。
デスクトップのカスタマイズに関しては、Linuxの方がWindowsより遙かに優れていますよ。自由度がとても高いんですよ。Windows精々壁紙を変えたり、フォルダの色などのカスタマイズ程度で、それ以外を行おうとすると、面倒だったり、別のソフトをインストールしたりと大変ですが、Linuxの場合、フォルダの変更は元より、デスクトップの3D表示やデスクトップ切り替えなどが簡単に出来ます。私の場合デスクトップ切り替えは、通常4面切り替えられるようにしています。設定はディストロやPCスペックによって、違いは有りますが!。

ディストロ”正しくはディストリビューションと言います。ディストロとLinuxは何処が違うのかを簡単に言うと、Linuxは、カーネル部分を指し、ディストロビューションとは、カーネルにアプリを組み合わせた物を言います。最近はLinuxと言うと、このディストロを指している事が多い様です。
Windowsで言えば、ディストロはWindowsと多数のアプリを組み合わせたようなものです。通常は必要なソフトは殆ど含まれています。ディストロは、色々な所から発表されていて、100以上は有るでしょう。Windowsの場合は、どれを取ってもWindowsですが、Linuxの場合は、同じカーネルの場合でも、ディストロに依って可なり個性が違うので、別物と言った感じです。例えば、デスクトップをGNOMEからKDEに替えただけでも別物の感があります。ディストロは主だったものでも数十は有ります。殆どの場合、これ等ディストロは無償で使用できます。

一休み終り。作業開始。


無事起動出来た場合は、ここからパーツを1つずつ取りつけて確認しながら進めます。

残りのパーツで最低必要なものは、光学ドライブとHDDです。
電源は切って有りますね。

光学ドライブを取り付けてみましょう。
5inchベイに光学ドライブを取り付けます。

旧型のIDEタイプを取り付ける場合。
マザボにIDEコネクタが無い場合は使用できません。
最近のマザボには無い場合が有りますが、ATXサイズ・マザボには大抵1つは付いています。
したがって、プライマリーのマスターとセカンダリの2つしかドライブの搭載は出来ません。
セカンダリの方は、古い資源利用(旧HDDからのデータ吸い出し用に利用)に利用すると良いでしょう。

オーディオケーブルをドライブに挿しこみます。(向きを注意して、しっかり差しこんで下さい。)
マザボ側にCD_IN(光学ドライブ用4ピンコネクタ)の差しこむ。
此処をつながないと、CD/DVDからの音が出ません。(デジタル利用が可能な場合も。)

IDEコネクタをマザボに挿します。コネクタの向き(ピンの配列と外周のシェル部の切り欠きで判断)と半差し・斜め差しに注意しましょう。ケーブルの途中にコネクタが有る場合には、通常は中間コネクタとの間隔の長い方がマザボ側です。

ドライブ側にコネクタを差しこみます。(向きと半差し・斜め差しに注意)

4ピン電源コネクタをドライブに差します。
(向きに注意。コネクタの長辺側2か所の角が取られています。)
結構力が必要です。特に抜く時は力を要するので、抜けた反動で手をぶつけない様に。

SATA型のドライブの場合
ドライブ取り付けまでは上記と同じです。

SATAケーブルをマザボに取り付けます。
(若い番号のSATAはHDDに使用したいので3以降に付けると良いでしょう。基本的には何処でも)
コネクタが他のパーツと干渉し易い場合は、L型コネクタを使用しましょう。
反対側を、ドライブに接続。
 ←SATAケーブルのL型コネクタ

他のパーツと干渉し易い時は、上図のL型コネクタを使うと良いでしょう。

電源ケーブルを接続。

以上で、どちらの方式の場合でも光学ドライブの接続完了。

PCの電源を入れます。
起動したら、BIOSを開きます。
無事認識できましたか。


もし
起動しない場合は。(最小構成で確認していますので、ここでは光学ドライブの確認)
電源を切り、ケーブル接続を確認します。
通常、光学ドライブを接続しただけでは、立ち上がらなくなる事は有りませんので、ドライブが壊れていて重要な障害を引き起こしていると思われます。又は電源側に異常があるのかもしれません。別の電源コネクタ(別のケーブルのコネクタ)を差して異常が無ければ、電源の不良です。
変わらなければ、ドライブの不良でしょう。
もし、別のドライブが有れば交換してみて下さい。

起動したが、BIOSで光学ドライブを認識しない。
ケーブル接続をしなおして下さい。
再度起動して、同じで有れば、ケーブルの交換をして見て下さい。
再度起動して、同じなら、SATAの場合は、別のコネクタに差し換えて下さい。
是でも認識出来なければ、ドライブの不良も考えられます。
空いている光学ドライブが有れば、交換してみて下さい。
是で認識できれば、交換前のドライブの不良に間違い有りません。
是で認識できなければ、BIOSの故障も考えられます。
また、他にもPCが有る場合は、認識できなかったドライブを繋いでみます。
他のPCで認識できる場合は、ドライブ以外に原因が有ります。

BIOSがおかしい場合も有ります。
CMOSクリアをして見ましょう。
CMOSクリアは、電源を切り、コンセントを抜いた後に、マザーボード上のSWやジャンパーピンで行います。詳しくは、マザボの取説をご覧ください。

コンセントを抜いた後に、マザーボード上のボタン型電池を外しても(外す前に電池の向きをよく確認しておいて下さい。)、CMOSクリアが出来ます。
電池を外して暫らくしてから再度電池を取り付けます。(電池の向きを間違えないでください。)
 ←マザボの電池
(コンセントを抜いて、この電池を外してもCMOSクリアが出来ます。)

CMOSクリア後、電源を入れて起動し、BIOSで確認しましょう。
是で認識できない場合は、再度ドライブの取り付けをやり直してみましょう。
他の光学ドライブが有る場合は、付け変えてみましょう。
他のドライブで起動認識出来る場合は、ドライブの不良と思われます。

又は、他にも、PCが有る場合は、他のPCに付けてみましょう。
他のPCで起動出来る場合は、BIOSが壊れている可能性も有ります。

何れの場合も購入店に相談しましょう。

無事認識できましたか。
光学ドライブまで認識できた場合。

余談2)
此処までの設定で、最小構成の場合の余談1)と同じように、PCとして使う事が出来ます。
OSはLinux(Ubuntuなど)を使う事になります。
Linuxを初めて使うのでしたら、Ubuntuが一番のお勧めです。
Linux関連書籍や雑誌に、“Ubuntu”等のCD/DVDが付属していますので、其れを使用して下さい。
Linuxについては、当サイトのLinux関連のページを、ご覧ください。
Ubuntuにはライブ版といって、HDDにインストールしなくともCD等から起動して動かすことのできる機能が有ります。(CD起動型なので速度は遅くなります。)
WindowsPCから試す事がも出来ます。(BIOSの1stブートをCDにしてPCの電源を入れて下さい。)


次にHDDの取り付けを行います。


先ず、1台のみ取りつけます。
2台使用する場合は、HDDのみ2台取り付けておいても良いです。結線はしないでください。
IDE接続するHDDの場合の注意点
HDDのコネクタ側に10ピン(2個ずつ5列/10ピン分のスペースは有りますが、其のうち1本は有りません。)のHDD設定に関するヘッダーピンの様なものが有ります。
此処で、マスター/スレーブの設定をしておきます。
1台目をマスター、2台目をスレーブにします。
既に光学ドライブで1台使用している場合は、スレーブに設定します。
ジャンパーピンの設定方法は、HDDに記載されていると思いますが、記載されていない場合は、取説やネットで確認して下さい。

IDEの場合
1つのIDEコネクタを使用する場合。

光学ドライブと併用する場合(余りお勧めしません。)
最近のマザボには、IDEコネクタが1つしか搭載されていない物が多いですね。
マザボによっては、搭載されていない物も有ります。
コネクタが1つしかない場合は、最大2台の機器しか使えませんが、もし、光学ドライブを併用する場合は、1つのHDDしか繋ぐ事は出来ません。
したがって、ケーブルの空いているコネクタを接続します。
4ピン電源ケーブルを差しこみます。(しっかりと深く差しこんで下さい。)
其々の機器の設定を、マスターとスレーブに設定し、マスターとマスター、又は、スレーブとスレーブにならない様にして下さい。
(接続ケーブルに中間コネクタの有る物が必要です。)

1つのIDEコネクタで2台のHDDを使う場合
もし、光学ドライブを他の端子(SATA/eSATA/USBなど)を利用する場合は、HDDを2台つなぐ事が出来ます。

マザボのIDEコネクタにケーブルを差しこみます。
(ケーブルに中間コネクタの有る物が必要です。)
(ケーブルの中間にもコネクタが有りますが、中間コネクタと間隔の広い方がマザボ側です。)
1台目(マスター)HDDにコネクタを差しこみます。
4ピン電源ケーブルを差しこみます。(しっかりと深く差しこんで下さい。)

ここで、2台目の接続前にPCの電源を入れて、BIOSで認識しているか確認します。
面倒でも、不具合の有る個所調べるため、最小構成から調べているので、1つずつ行って下さい。上手くいったら、2台目を接続しましょう。

IDEコネクタが2つ有る場合。(現在のマザボでは無いと思いますが?。)
合計4台の機器の接続が出来ます。

HDDの取り付けは、複数台取り付けても、結線は、1つずつ起動認識確認を行って下さい。

其々のコネクタが、プライマリとセカンダリとなります。
マザボに印刷されていると思いますが、取説でも確認して下さい。
其々のコネクタに、2つずつの機器をつなぐ事が出来ます。
(ケーブルに中間コネクタの有る物が必要です。)
 (プライマリコネクタ) プライマリ・マスター / プライマリ・スレーブ
 (セカンダリコネクタ) セカンダリ・マスター / セカンダリ・スレーブ
となります。
システムを入れるHDDをプライマリ・マスター、データをいれるHDDをプライマリ・スレーブにします。1つのコネクタに2つの機器を接続する場合は、必ず、機器のマスター/スレーブの設定をして下さい。1つのコネクタの機器が、マスターとマスター又は、スレーブとスレーブにならない様にして下さい。
光学ドライブは、セカンダリ・マスターとしましょう。

SATA接続の場合
1台ずつ確認しながら進めて下さい。
HDD接続時は、電源を切って行って下さい。
IDEの場合と同じ様に進めますが、SATAのコネクタは貧弱で壊れやす、特にケーブルコネクタは変形しやすいので、注意をして接続して下さい。変形しているケーブルは使用しないでください。また、結構抜けやすいので、他の個所の作業中に抜ける(緩んで半差しとなる)場合があるので、注意が必要です。

1つずつ作業を進め、認識できないHDDが有ったら、HDDのケーブル接続を確認、ケーブル変更をして下さい。それでも認識できない場合は、HDDの不具合が考えられます。

SATAタイプのHDDには、電源コネクタが、SATA専用電源コネクタと汎用4ピン電源コネクタが有りますが、両方に電源をつながないで、どちらか片方のみに電源コネクタを接属して下さい。両方に電源を接続していると正しく動作しない場合が有ります。また、SATA専用電源コネクタのL字型の部分が破損すると横方向にずれ易くなり、ずれたまま電源SWを入れると、発火する恐れがあります。
 左図のBが汎用4ピン電源コネクタです。
上図Bが汎用4ピン電源コネクタか、SATA電源コネクタ(図は未記載)の、どちらか片方の電源をつなぎます。

電源を入れて起動しましょう。
無事起動できれば、BIOSを開いて、HDDを認識しているか確認しましょう。
無事HDDの認識が出来た場合。
HDDを複数使用する場合は、上記手順で取り付けます。
HDDを1つ追加する度に認識確認を行います。
必要個数分繰り返します。
(面倒でも1つずつ行って下さい。HDD不良の特定が出来ます。)
最後のHDDのBIOSでの認識確認を行ったら、BIOSを開いた序でに、 1stBootを光学ドライブにしておきましょう。
OSのインストールに必要な作業です。
序でに、HDDをSATA接続している場合(最近は殆どそうだと思います。)は、BIOSの“PCH SATA CONTROL MODE”を調べ、“IDE”になっている場合は、“AHCI”にしておきましょう。(詳しくは、マザボの取説をご覧ください。)

以上で、最低必要な構成の取り付け終了です。

メモリを複数枚使用する場合は、1枚ずつ取り替えてメモリスロット1番で確認したのちに、全てのメモリを差して起動・認識を確かめて下さい。

他にも、追加のパーツが有る場合は、1つ取り付ける度に起動確認をしながら行って下さい。
1つずつ行うと、不良パーツや相性の合わないパーツの特定が出来ます。

グラフィックボードを追加使用する場合は、後述の“オンボードにグラフィック機能が有っても、グラフィックボードを追加する場合。”に進んで下さい。

全て、終了したら、OSのインストールを行いましょう。

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HDDを認識できない場合。

配線状況を調べて下さい。
コネクタの破損は有りませんか。
特に、SATA用電源コネクタのL字部分が破損してずれていませんか。
(このずれたまま通電すると発火する恐れが有ります。)

電源コネクタを2か所差し込んでいませんか。
SATA-HDDの場合、電源コネクタが、汎用4ピン電源コネクタとSATA用電源コネクタの2つが付いていますが、片方だけ電源接続にして下さい。

回転音やヘッドのシーク音が聞こえない。

SP(スピーカー)を接続してある場合、最小構成で接続を始め、それまで異常が無く、HDDの接続をしたら、SPから“ピー、ピー、‥‥”や“ピッ、ーーー”と音が聞こえる場合は、HDDの不良かと思います。
何の反応も無い場合は、接続が間違っていると思われます。各接続を確認して下さい。
もし、接続に問題無い場合は、HDDの不良と思われます。他のパーツが有る場合は、交換してみて下さい。また、別なPCが有る場合は、そのPCでテストしてみるのも1つの方法です。

回転音やヘッドのシーク音が聞こええる。
結露の心配は有りませんか?。
稀にですが、組み立て中寒い部屋で作業していて、又は、部品を寒い部屋に放置してあった場合に、途中から暖かい部屋に移動させて組み付けると、内部が結露していて、動作がおかしくなる場合が有ります。此の場合は、速やかに電源を切り、組み立てを行う部屋に暫らく放置してから作業を再開して下さい。結露状態のまま通電していると不良品となる可能性が有ります。(光学ドライブについても同様です。)

ケーブルが抜け掛かっていないか、各コネクタが破損していないか、電源コネクタを2か所差し込んでいないか、接続コネクタに間違いないか、等を確認して下さい。

SATAポート(コネクタ)が沢山有る場合に、サウスブリッジ以外のATAコントローラに繋がったSATAコネクタにHDDを繋いだ場合に、BIOSから認識できない場合が有ります。其の場合は、拡張BIOSでRAID用として認識してる場合が有ります。

以上で、HDD認識出来ない場合は、上記の“回転音やヘッドのシーク音が聞こえない。”を参考に対処して下さい

=====================================
オンボードにグラフィック機能が有っても、グラフィックボードを追加する場合。
2枚差し(マルチGPU)の場合も、1枚ずつ確認して下さい。
2枚差しの場合は、マザボが2枚差しに対応している必要が有ります。
また、2枚差ししたばあいは、CrossFire又は、SLIのブリッジケーブルの接続を忘れずに行って下さい。
補助電源が有る場合は、是も忘れずに。
また、大型のグラフィックボードの場合は、PC電源容量にも注意が必要です。
(大型グラフィックボード2枚差しの場合は、PC電源に800W以上の物が必要になる可能性が高いです。)


コネクタにグラフィックボードを、しっかりと差しこんで、ケースに固定ネジを止めます。
此のネジ止めの時、引っ張られて片方が浮いてしまう場合が有りますので注意をして下さい。
最近の高性能グラフィックボードは、スロットからの電源供給では間に合わないため、電源端子を備えている物が有ります。此の場合は必ず電源を繋いで下さい。
また、オンボードグラフィック以外に、グラフィックボードを追加した場合、BIOSでオンボードグラフィック機能をOFFにしないと、追加グラフィックボードが機能しない場合が有ります。(両方使えて、2画面出力が出来る物も有ります。取説で確認。)

=====================================
起動したが、途中で再起動したり、止まってしまう場合。
何時も同じ場所で再起動してしまう。


ドライブ類の取り付けに不具合が有ると、PCが起動して各デバイスを認識していき、その不具合のあるドライブの所で、PCが異常有りと判断し再起動してしまう場合が有ります。
ドライブの取り付け(特にケーブルの取り付け)を確認して下さい。場合によっては、一つずつ取り付けて確かめて下さい。

メモリの不良や相性に因る場合が有ります
メモリの規格は合っていますか。
複数枚差してある場合は、1枚ずつ差して確かめましょう。
複数枚差して有る場合は、同規格のメモリを使用していますか。
(出来れば、同一メーカーの、同じロットの物が良いです。)
メモリを、複数枚使用する場合は、2枚セット、3枚セットと販売されているので、なるべくメモリスロット数に応じてセット物を購入しましょう。

オーバークロックをしている場合も同様な症状が起きる場合も有ります。
オーバークロックしていてもしていなくてもBIOS設定を標準(デフォルト)設定にして見ましょう。

予備のパーツが有る場合は交換してみましょう。

CMOSクリアを試してみましょう。
(CMOSクリアは、前述の“起動したが、BIOSで光学ドライブを認識しない。”を参照して下さい。

ここまでで直らない場合は、前述の
起動しない場合“最小構成でテストしてみましょうを参考にして下さい。
それで直らない場合は、各パーツの不良やパーツ同士の相性等が考えられますので、購入店に相談しましょう。

毎回違う場所で、途中で止まってしまう。又は再起動してしまう。
CPUクーラー(CPUファン)の取り付けが不完全
では無いですか。
CPUクーラーの取り付けが曲がっていませんか。
CPUファンの電源をコネクタに接続していますか。
(マザボのCPUファンコネクタに間違いありませんか)
又は、抜け掛かっていませんか。
CPUにセットされているクーラーとは別に購入した物を付けている場合は、容量は足りていますか。
原因がオーバーヒートに因る場合が有ります。

ケース内の空気循環(特に排気)に問題は無いですか。
(稀に)
電源容量が足りていますか。

此処まで異常がなければ、前項の
オーバークロックの項から試して下さい。


デバイス認識の途中でおかしくなる。又は、デバイスが正しく認識されていない。
CPUが正しく認識されない。

マザボとCPUの規格は合っていますか。
最新のCPUを使用した場合、BIOSから正しく認識できない場合が有ります。
BIOSをアップデートしてみる。

メモリーが正しく認識されない
(グラフィック内臓チップセットを使用している場合は、ビデオメモリ分差し引かれ少なく表示されるので、この場合は是で正常です。例えば、1GBのメモリを搭載しても、896MB等と表示)
複数枚差してある場合は、
1枚ずつ試して下さい。
又は、予備のメモリが有る場合は
、差し換えた場合に正常動作すれば、差し換え前のメモリの不良。
メモリの規格は合っていますか。
複数枚使用している場合は、同じメーカーの物ですか。
出来れば同一ロットの物が良いです。例えば、2枚使用するなら、2枚セットの物を使った方が良いです。
前述の“最小構成からテストして見ましょう”を参考にして下さい。

ドライブ類が正しく認識されていない。
前述の“
最小構成からテストして見ましょう”を参考にして下さい。

それで直らない場合は、各パーツの不良やパーツ同士の相性等が考えられますので、購入店に相談しましょう。

=====================================

全て、終了したら、OSのインストールを行いましょう。

今回私が作成したPCは、Linux用に作成しましたので、OSはLinuxをインストールします。もし、Linuxに興味が有り、Linuxも使ってみたいと思ったら、当サイトの“趣味の小屋”のLinux関連ページをご覧ください。


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