Windows Live メールへ移行
メールソフトは、何を使っていますか?。
Outlook Express(以下OE)を使っている方、多いと思います。(今までずっと、Windowsの標準メールソフトでした。)
OEを使っている場合は、ある日突然メールが見えなくなったり(メールボックスが開かなくなる)、メールの受信が出来なくなったりします。
原因は、長年使い続けると、容量が一杯になってしまうためです。(ウィルス感染やソフト自体の不具合の場合を除きます。)
OEの受信トレイのメールは、全てをまとめて、受信トレイという1つのファイルの中に保存されています。
この1つのファイルと言う扱いが曲者なのです。
当サイトのページ“Windows 7 (64bit/32bit)” の “その他のWin7 64bitモード64bit関連情報”の項でも述べていますが、今までの、32bit用ソフトには、ファイルの大きさが最大2GBという制約が付いており、OEも例外でなく、2GB超えると管理できなくなり動かなくなります。
この点、Liveメールは、1メール=1ファイルという風に変わっているので、メール受信数は上限が無くなります。
この、1メール=1ファイルというのは、受信容量の上限なしの他にも良い点が有ります。もし1つの受信ファイル(1メール:1ファイル)が壊れても、他のファイル(メール)に影響しないということです。
Liveメールへ移行した場合の利点
上記で述べた、2GBの壁が無くなります。
起動速度が速くなります。
(起動時間は速く成ったのでしょうが、メール受信に時間が狩る様な気が?。)
迷惑メール対策機能使えます。
検索が速くなります。
仕事などで膨大なメールが有る場合、古いメール内容の確認などが超高速に行えます。
(WinXPには、Win7/Vistaに標準装備の全文検索機能が無いので、“ウィンドウズ・サーチを導入してください。)
注意)マイクロソフトでは、すでにOEの更新を停止しています。(アップデートされなくなりました。)
Outlook Express をお使いの方に朗報です。
(OSがVista、XPの方が対象です。Win7には、既に搭載されている。と思います。)
Liveメールのインストールだけで、OEの設定が自動的に引き継がれます。
この自動引き継ぎの機能は、Outlook Express の場合に限ります。
(残念ながら、私の場合Outlookを使用していたので、手動設定となりました。それほど難しいわけでは有りませんが。)
Liveメールのインストール
※以下自己責任で行ってください。
質問は、当方のわかる範囲でお答えします。
質問は、トップページの“メールはここから開きます。”から入ってください。
ファイルのダウンロード
マイクロソフトのWidows Live メールのページを開きます。
「今すぐダウンロード」をクリック
“wlsetup-web”を適当な場所に保存します。
保存した“wlsetup-web”をWクリック
“インストールする製品を‥‥”の画面が表示
☑メールにチェックを入れる。
他のソフトで必要なものが有れば、チェックを入れる。
スタートメニュー(すべてのプログラム)→ Windows Live → Windows Liveメール をクリックして起動
初回起動時に、OEのデータがインポートされ使える状態になります。
自動的に引き継がれるデータ
(Outlook Expressの場合のみです。他のメールソフトの場合は、自動引き継ぎの機能は働きません。)
アカウント設定(送受信に必要な設定。自分のメールアドレス、パスワード等)
アドレス帳
メール本文
その他
メールの送受信
ツールバーの「同期」ボタンで行います。(「送受信」から「同期」ボタン変更になりました。)
同期ボタンは、全画面表示や、大きな画面表示になっていない場合は、表示されていません。
下図の様に小さな画面の場合は表示されていないので、“新規作成”、“返信”、“全員に返信”、‥‥の右側の“ >> ”ボタンをクリック。
図では、上中央付近の“削除”の右側りあります。
この自動的に設定が引き継がれる、元のメールソフトはOutlook Expressのみです。
他のメールソフトからは自動引き継ぎは有りません。
他にも、G-mailなどのフリーメールなど複数のメールアドレスをお持ちの方。
アカウントの作成
アカウント作成方法は、メールプロバイダにより、設定方法が違います。
ここでは、OCN、MSN(hotmail)、Yahooメール、Google(G-mail)の作成方法を記載します。
msn hotmail (‥@hotmail.co.jp) の場合
ocnMail (‥@ocn.ne.jp) の場合
この2つは同じ方法です。
注意)
Outlook(Expressでない)の場合、今まで受信して溜まっていたメール(メッセージ)は、移動されません。
手動で移動しなければなりません。
アカウントが正しく作成された後に、移動してください。
今までの溜まっていたメールの移動方法は、ここから開く“OutlookからLiveメールへメッセージをお引っ越し。”のページを参考にして下さい。(“OutlookからLiveメールへメッセージをお引っ越し。”は趣味の小屋の雑居部屋に有ります。)
フリーメイルソフト(Hotmail/G-Mail/YahooMailの場合、他の場合は、未確認)の場合は、アカウント作成後の最初のログイン時に、それまで受信して溜まっていたメール(メッセージ)は自動的にすべてインポートされます。
ネットワークに接続していない場合は、接続しておいてください。
図1のメニューバーが表示されていないときは。
上図のアイコンをクリックして表示された、ドロップダウンメニューの一番下の、“メニューバーの表示”をクリック。
ここは、クリックする毎に、”メニューバーの表示/メニューバーの非表示”が交互に表示されます。
1:メニューバーの“ツール(T)” → “アカウント(C)‥”をクリック。
図1
1:図1の赤丸の“アカウント”をクリック。
図2
2:アカウントの画面が開きます。
図2の“電子メールアカウント”をクリック。
図3
3:図3の右側に有る、「追加(A)」をクリック
上の画面では、既に複数のアカウントが表示さレ手いますが、初めてアカウントをつくる場合は、何も表示されていません。
図4
4:アカウントの追加の画面が表示
“電子メールアカウント情報を以下に入力‥‥”の画面
電子メールアドレス(E) [ ○○○@hotmail.co.jp ] ----- メールアドレスを記入
パスワード(P) [ パスワード ] --- プロバイダーから発行されているログインパスワード
フリーメイルの場合は、メールを申し込んだ時に設定したパスワード
☑パスワードを保存‥
表示名(D) [ (例)yamanji ] --- メールの送信時に表示する名前(メール)
□電子メールアカウントサーバー設定を手動で構成する --- ここのチェックは外しておいてください。
「次へ」(クリック)
もし、メールアドレスを間違えて、日本語、記号、や使えない文字を入力して、“次へ”ボタンをクリックした場合
(図4では、@の前の○○○は、使えません。入力ミスサンプルとして入れてみました。)
「次へ」ボタンをクリックすると、下図の様な注意メッセージが表示されます。
図5
この場合は、“いいえ”をクリックします。
使用可能な文字でも表示される事が有ります。一度もどって、再度入力しなおし、アドレスを確認して間違いないのに表示される場合は、”はい”をクリック
もしアカウント作成後、間違っているのに気付いた場合は、アカウントを削除し、再度追加すれば大丈夫です。
後は、画面に従い終了。
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作成したアカウントを試してみましょう。
図6
作成したアカウントが、クイックビューの下に表示されています。
上図では、“Hotmail.co(■■■)”と表示されています。
(■■■)の場所には、アカウント名が表示されていますね。
ツールバーの「同期」▼の▼をクリックします。
上図では、表示されていませんので、“新規作成”の列の“削除”の右側の“ >> ”ボタンをクリック
新しくアカウント作成した物が表示されます。
表示されている名前をクリックします。
画面右下に状況が表示されます。
新規メールが何もなければ其の侭“同期”終了となります。
もし新規メールが有れば、画面左ペインの新規作成したアカウント名の受信トレイの横に(n)と表示されます。
(nは受信したメール数です。)
もし何も受信メールが無い場合は、新規作成で、テストメールを作成し、アカウントのメールアドレス(自分のメールアドレス)へ送信してみましょう。
送信後、20~30秒後に、ツールバーの同期の▼をクリックして表示されたアカウントをクリックして受信しましょう。
アカウントが正常なら、先ほど送ったテストメールが受信できます。
もし、失敗してエラーが出てしまったら!。
メニューバーの“ツール(T)” → “アカウント(C)‥”をクリック。
図3まで開いていきます。
新規に作成したアカウントが表示されていますので、このアカウントを選択(クリックする)して、右側のメニューから「削除」をクリックして、先ほど作成したアカウントを削除してしまいます。
既に、複数のアカウントが作成されている場合は、間違えないように削除するアカウントの表示を選択(クリック)してから、“削除”ボタンをクリックしてください。
「閉じる」ボタンで一度終了します。
先ほど、新規作成した手順で再度アカウントを作成しましょう。
入力ミスに十分注意してください。
特に、パスワードは表示されないので十分注意して打ち込みましょう。
(アカウントのプロパティで修正する方法も有りますが、解りずらいと思うので、削除してから再度新規作成しましょう。)
他のフリーメール等のアカウント作成
他のフリーメール等の場合のアカウント作成は多少厄介です。
次のYahooメールとGoogle(Gメール)の2つの場合の設定方法の例を載せておきます。
Yahoo!メール(yahoo.co.jp)の場合
前もって、後述の“(参考)popアクセスの手順を簡単に示します。”を参考にpopアクセスの設定を行って置く場合は、手順6から進めてください。
よくわからない場合は、1から初めて下さい。
手順
1~3は、hotmail,ocnメールの場合と同じに進めます。
4:必要事項を入力します。
同様に、□電子メールアカウントサーバー設定を手動で構成する --- ここのチェックは外しておいてください
必要事項をすべて入力して、“次へ”をクリックします。
5:yahooメールの場合は、下図の様な画面が開きます。
図7
インターネットの接続を確認して、画面の矢印で示す、“こちら”をクリックします。
Yahoo!メールのページが開きます。
図8
右側の説明をよく読んで、又は、印刷しておきましょう。
(参考)popアクセスの手順を簡単に示します。
Yahooメールにログインします。
メールトップページの右上にある「メールのオプションをクリックします。」
「メールの管理」 → 「popアクセスとメール転送」とクリックします。
登録の画面で
◎登録するをクリックして選択します。
この登録をしないと、popアクセスの設定は出来ません。
(タダでは使わせない、広告メールを受け取れ。と言う事なのでしょう。)
興味あるジャンルの選択
配信回数などの設定
入力内容の確認
「終了」
なお、登録済の方は、この登録の画面が表示されないと思います。
popアクセスとメール転送
サービスの選択欄 → ブラウザアクセスとpopアクセス
見えにくい(変形した)数字が表示されたら、入力欄に半角で入力する。
「設定」ボタン
ここで慌てて閉じずに、必ず設定を参照してください。
この設定値をメモしておきましょう。(下表の緑色の部分情報が必要です。)
必要な情報 | 設定内容 |
受信メールサーバー (pop3サーバー) |
pop.‥‥ |
送信メールサーバー (SMTPサーバー) |
smtp.‥‥ |
アカウント名 ログイン名 |
○○○(@Yahoo.co.jp) @の前の部分 |
メールアドレス | (○○○@)Yahoo.co.jp @の後の部分 |
パスワード | Yahooメールにログインするパスワード |
図9
パスワードは、これまでYahooメールにログインするときに使っていたものです。
Liveメールの設定では上記のみで良いのですが、もし送・受信のポート番号やその他の情報が表示されている場合は、メモしておきましょう。他のメールソフトに乗り換えるとき必要になるかもしれません。
開いている。Yahooのページ(インターネット・エクスプローラ)を閉じます。
6:5の画面が表示されます。
キャンセルでアカウント作成を中止してしまいます。
7:再度1から初めて、手順4の画面まで進みます。
図10(図4と同じ画面)
ここで前の様、メールアドレス・パスワード・表示名を記入します。
今回は、下に有る“□電子メールアカウントのサーバー設定を手動で構成する”にチェックを入れます。
必ず、チェックを入れてください。
“次へ”をクリック
サーバー情報入力画面が表示されます。
図12
受信メールサーバーの種類をPOP3を選択
図13
“(参考)popアクセスの手順を簡単に示します。”の項で取得した情報を上画面に入力します。
受信サーバーの欄に、Yahooメールで設定しメモしてある、受信メールサーバー(POP3サーバー)の値を入力
pop3.‥‥ を記入
受信サーバーの欄に、Yahooメールで設定しメモしてある、送信メールサーバー(SMTPサーバー)の値を入力
smtp.‥‥ を記入
□送信サーバーは認証が必要にチェックを入れる。
“次へ”をクリック
後は、画面に従って終了。
アカウント作成が終わりました。正常に作成されたか試してください。
自分にメールを送り、そのメールを受信できれば良いです。
手順で書くと大変そうですが、下記の設定を行えばよいだけです。
Yahooメールで次を設定
Yahooメールからメールの配信を受ける様にする。(既に配信を受けている場合はここの設定は無い。)
popアクセスの設定をし、受信メールサーバー(popサーバ)と送信メールサーバー(SMTPサーバ)設定情報を入手する。
入手した情報を、Liveメールのアカウント追加を手動構成画面で入力する。
以上です。
Googleのメール (.gmail.com) の設定方法
Liveメールのアカウント作成前にGoogleの設定を行います。
GoogleのG-mailにログインして、G-mailを開きます。
G-mail Top画面の右上にある“設定”をクリック
“○○@gmail.com |設定|ヘルプ|ログアウト ”と表示されていると思います。
設定画面が開きます。
設定(全般)の列の “メール転送とpop / IMAP” をクリック
転送: popダウンロード: IMAPアクセス: の画面が開きます。
下図のように表示されていると思います。(画面の一部を抜粋)
IMAPアクセス: 1:ステータス:IMAP有効 ◎ IMAPを有効にする ○ IMAPを無効にする 2:メールクライアントの設定 設定手順 |
図 A
(IMAPアクセス:の部分のみ設定変更します。他の設定の転送:やpopダウンロードは変更しません。)
ここ(図A)での手順
1:ステータス‥‥ の“IMAPを有効にする”を選択します。(頭のラジオボタンをクリックして、ボタンの中が黒くなるようにします。)
2:の“設定手順”をクリックします。
サポートされている IMAP クライアントのリスト と書かれた新しい画面が開きます。
メールクライアントと言う項目が有ります。
その中の一番下の“その他”をクリックします。(Liveメールは、リストに有りません。)
その他のメール クライアントの設定 という画面が開きます。
その中の表を、メモしておいてください。
受信メール (IMAP) サーバ ー - SSL を使用する場合: |
imap.‥‥ Use SSL (SSL を使用する): 有効 ポート番号: 993 |
送信メール (SMTP) サーバー - TLS を使用する場合: | smtp.‥‥ 認証の使用: 有効 Use STARTTLS (STARTTLS を使用する): 有効 (クライアントによっては SSL とも呼ばれます) ポート番号: 465 または 587 |
アカウント名: | Gmail のユーザー名 (@gmail.com を含む) |
メール アドレス: | Gmail のメール アドレス (username@gmail.com) |
パスワード: | Gmail のパスワード |
図 B
※上のアカウント名の場所は、メールアドレスと同じものが入ります。
この画面を閉じます。
元の “メール転送とpop / IMAP”の画面(A)が表示されます。
図Aの下にある(図Aでは表示されていません。)“変更を保存”ボタンをクリックします。
G-mailをログアウトして終了します。(Ⅰ・Eも終了します。)
ここからは、Liveメールのアカウント追加設定をします。
msn hotmail や ocnMail の場合と同じく 手順1から始め、4:の画面(図4)まで入力します。
4の画面の下側にある、“□電子メールアカウントのサーバー設定を手動で構成する”にチェックを入れます。
必ずチェックを入れてください。
“次へ”をクリック。
図4(図10も同じ)の画面が開きます。
図4の 「pop3 ▼」 をクリックして、IMAPを選択します。(図12の画面の方が解り良いでしょう)
受信サーバの欄に、サーバー名を入力します。
図Bでは、右の1番上の欄の“imap.‥‥”と記入してあります
自分でとったメモを見ながら正確に打ち込んでください。
ポート番号を入力。
□このサーバーはセキュリティで‥‥ にチェックを入れる。
ログインIDの欄には、既に、自分のアカウント名が入っていますので其の侭にしてください。
送信サーバーの欄に、サーバー名を入力します。
図Bでは、右の2番上の欄の“smtp.‥‥”と記入してあります
図では、すべて記載していませんので、自分でとったメモを見ながら正確に打ち込んでください。
送信ポート番号を入力します。(2つ有る場合はどちらでも良いと思います。)
□このサーバーはセキュリティ‥‥ にチェックを入れる。
□送信サーバは認証が必要 にチェックを入れる。
入力ミスを調べ、「次へ」 をクリック
後は、画面通りで終了。
以上で、G-Mailのアカウント追加終了です。