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Vine 5.1 アップデートできない(破損ファイル有りで)。


Vine5.1 アップデート出来ません。(破損ファイルのエラーが出ます。)


“自作デスクトップPCの組み換え Part2”で、PCを改造しました。
早速、OSのインストールをします。

インストールOSは、Vine5.1です。

インストール完了。

早速アップデートをします。

エラーで終了した様です。

再度アップデートをします。
が、“破損ファイルが有ります。先に修復して。”の旨のメッセージが出てアップデートが
出来ません。

synapticを起動し、破損フィルターを掛けて調べます。
avahi-gobject#0.6.24-2vl5 が表示されます。
此のファイルが破損しているようです。

破損ファイルの修復を掛けますが駄目です。(削除が指定されます。)

削除も、再インストールも出来ません。

avahi-gobjectを調べると、バージョン違いの“avahi-‥‥3vl5“が有ります。

複数のバージョンが有るという事は、バージョンアップの時、旧バージョンを削除する時、何らかの
原因で、旧バージョンが残ってしまったのでしょう。
(何度か、破損ファイルの修復や削除を試みた時に、“複数バージョンの存在”する旨の、メッセージが
有りました)

synapticで
“There are multiple versions of “avahi-gobject” in ‥略‥”
“‥略‥unless you leave only one version.‥‥以下略”
と言うようなメッセージも出ます。

“avahi-gobjectには複数のバージョンが存在するので、1つのバージョンにしろ。”と言う様な事でしょう。
(英語は、あまり得意では有りません。)

“‥-2vl5”(旧バージョン。数字が低いので旧バージョンでしょう。)の削除。
とは言っても、synapticでは、前記の様に、修復、削除、インストール全て出来ませんでした
ファイルマネージャで検索しても解りません。
“‥-3vl5”の方は表示されます。
“‥-2vl5”の方は、ファイルが破損しているため表示されないのでしょうか。
それとも、別ファイルとして有るのではなく、プログラムの使用しているファイルの中のバージョン
情報みたいな形で残っているのでしょうか?。

早速、削除方法を調べます。
(こう言う時は、“苦しい時のネット頼み”ですね。)

ネットの検索結果、次の事を行うと解決できるようです。
(端末から管理者権限で行います。)

# apt-get update
# rpm -q avahi-gobject

 update パッケージリストの更新
 -q "パッケージ名" ーーー -qはパッケージが有るか確認。
 (-qa "文字列" ーーー -qa なら、文字列を含むパッケージの表示)
 (-qa     ーーー 全てのパッケージを表示(文字列指定無し))

2つのバージョンが表示されなければOKです。
(私の場合、結果は、まだ2つのバージョンが表示されます。)

次を実行
# rpm -e --nopostun avahi-gobject-0.6.24-2vl5.i386 
# rpm -q avahi-gobject

  -e "パッケージ名" : -eは、パッケージのアンインストール。(erase)
 (引数(パラメータ):“--nopostun”の部分については警告メッセージの中に、
             ‥‥%{postun}‥‥が有ります。
             no+postunとすると、“同名スクリプトを実行しない。”
             つまり、“何でも構わず削除しちまえ”となる。

早速、synapticを起動します。
破損ファイルがある旨のメッセージは出ません。
一応、破損ファイルフィルターで調べます。
無し。

無事削除出来た様です。

今回は、破損ファイルの存在により、破損ファイルを修復しなければバージョンアップ出来ない。
また、その破損ファイルは、複数バージョンの旧バージョンで存在。
破損ファイルの修復が出来ませんでした。
破損ファイルは、旧バージョンなので削除しても問題ない。
破損ファイル(旧バージョン)の削除。

という結果ですが、バージョンアップを行うと、複数バージョンの存在という警告が出て、バージョン
アップ等の作業が出来なくなる場合が有ります。

此の場合Synapticを起動し、“複数バージョン”のフィルタを掛けてみます。
(起動時にも複数バージョンの警告が出ると思います。)
フィルタ後のリストに、特に多数がリストアップされている場合は、次を実行して見て下さい。

1: アップデート
   # apt-get update

   これで、リストアップ数が減少するか、上手くすると総て無くなります。

2: リストに残った物を削除していきます。
 2−1:まず、複数バージョンの確認。
   # rpm -q “パッケージ名”
   パッケージ名は、リストに表示された物の中からバージョン番号を抜いた前の部分
   2つのバージョンが表示
    バージョン番号の若い方が旧バージョンでしょう。(普通は。)
 2−2: 削除1
   # rpm -e パッケージ名(旧バージョンをFull Nameで記入)

 2−3: パッケージの確認再度
   # rpm -q “パッケージ名”
   1つのバージョンしか表示されなければ“OK”

3: 2:で、2つ表示された場合は、強制的に削除。
   # rpm -e --nopostun パッケージ名(旧バージョンをFull Nameで記入) 

 以上で、2つ有るバージョン違いのファイルを削除

4: 確認
   # rpm -q “パッケージ名”

 複数のパッケージに有る場合は、是を繰り返します。


今回は、これで複数バージョンが解消され、アップデート等の作業が出来るようになました。
インストール失敗やアップデートをすると、結構此の2重バージョンのエラーは表示される事が
有るみたいです。


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