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Ubuntu 12.04 LTS(日本語版) - 1

索引
ページ1:Ubuntu 12.04 LTS (ダウンロード、メディアの作成、ライブ起動)
ページ2:HDインストール編
ページ3:設定編-1 (フォルダ名の英字変更、ダウンロードサーバーの変更、追加のドライバー)
ぺージ4:設定編-2 (Mozcのインストールと設定等)
ページ5:設定編-3 (デスクトップのカスタマイズ、MyUnityとCCSM)
ページ6:Ubuntu16.04 (インストール、onBoard/スクリーンキーボード、MyUnityとCCSM、WineとWindowsアプリ)


追記載 2017/2/6
Ubuntuの最新バージョンは、16.10です。
LTSバージョンの最新版は、16.04LTSです。
16.04 LTSをインストールしてみました。

16.04LTSについては、こちらのページ(当ページの6ページです)を、ご覧下さい。

Ubuntu12.10 及び、13.04、13.10、14.04LTSの参考にして下さい。

2014/4現在の最新バージョンは、“14.04LTS”です。

Ubuntuの2013年7月での最新バージョンは、“13
.04”です。
10/17に通常版13.10がリリースされました。LTS版の最新バージョンは、“12
.04LTS”です。

以下のページ記載のUbuntuのバージョンは、12.04LTSを使用しています。

今回インストール例として取り上げたのは、“12.04LTS日本語Remix版”(32bit)です。
2014/4の最新バージョン14.04及び“13.10”と“13.04”のデスクトップ画像を参考までに載せておきました。
こちらから開きます。


Ubuntuは大変多くの方が利用しているディストリビューションです。
理由は、非常に使い易く仕上がっているためでしょう。特に入門者には扱い易く出来ています。

標準で多くのアプリがインストールされています。このため、入門者なら殆んどアプリの追加インストールをしなくとも使用できます。最初から沢山のアプリがインストールされたWindows見たいなものと思ってください。
Linuxディストリビューションの場合、Ubuntu以外のディストリでも、殆どの場合多くのアプリが標準インストールされています。
また、アプリ(パッケージ化されているものについては。)の追加も簡単に行う事ができます。
Ubuntuの場合には、3万種以上のアプリがあるようです。

Ubuntuは、Windows Vistaプリインストールマシン以上のスペックをもつPCなら比較的軽快に動かすことができるでしょう。機種によっては、Ubuntuをインストールすれば、ほぼ設定らしい設定をせずとも動かすことができます。
この辺も入門者にとっては有り難い処です。

Ubuntuは、最新版が半年毎(4月と10月)リリースされます。
更に、2年毎(最新は2012/4)にLTS(Long Term Stable Relese/長期安定版)版がリリースされ、LTS版は5年間サポートされます。その他の通常版(12.10までのバージョン)は1年半のサポート

注意)
13.04からサポート期間が18ヶ月から9ヶ月に短縮されました。
以下)リリースノートの抜粋
Ubuntu 13.04は、9ヶ月間のみサポートされます。これまでの「LTSではないリリース」は18ヶ月間サポートされていました。

今まで、通常版では1年半サポートされていたので、その間使い続けることが出来ましたが、13.04からはアップグレード版がリリースされる度にアップグレードを行わなければならない様です。アップデートもサポート終了後は出来無くなる可能性が大きいので、その前にアップデートを行ってからアップグレードを行う必要があります。
Ubuntuのサポート期間短縮に合わせ、UbuntuファミリーディストリやUbuntuベースのディストリもサポート期間が同様に短縮されるでしょう。


Ubuntuには、デスクトップ版、サーバー版等があります。(その他ARM版等もあるようです。以前は他にもネットブック版などもありました。)

デスクトップ版、サーバー版共に、32bit版と64bit版があります。
32bit版と64bit版の大きな違いの1つに、メモリアドレスサポートにあります。
32bit版では、2の32乗の4GBまでしか使えません。
実際には、I/Oアドレスやビデオメモリ領域として確保される領域が有るので、4GBいっぱいをメモリで使用しることは出来ません。(例えばWindowsの場合は、I/Oアドレス等にOS側で1GBを確保してしまうので3GBまでしか使うことが出来ません。)
64bit版なら、理論上は2の64乗の64EB(エクサバイト)までのメモリを使用できます。(実際には、もっと少ない値で設定されています。)

※64EB(エクサバイト)とは。
数(量)を表す場合の単位には接頭単位(多分こう言うのでは?。)というものがあります。
例えば、CPUには動作周波数があり、○○GHzと表示されます。この周波数を表す単位は、整数値の場合に最小は“1”で“1Hz”となります。この1000倍の周波数は“1000Hz”となり、接頭単位を使って表すと“1KHz”となります。更に“1KHz”の1000倍の場合は“1000KHz=1MHz”となります。更に1MHzの1000倍が1GHzとなります。
この様に、1000倍区切りの単位を表す接頭単位と言うものがあります。(実際には、x10やx100についてもあります。また小数以下についても同様にあります。)
1000倍毎の接頭単位は次のようになっています。
K(キロ)=10
3、M(メガ)=106、G(ギガ)=109、T(テラ)=1012、P(ペタ)=1015、E(エクサ)=1018

と言う事で、64bit版を選択といきたい処ですが、Ubuntu(その他のディストリでもPAE対応なら同様)の場合は様子が違います。

UbuntuはPAE(Physical Address Extension)という、アドレス拡張機能を持っていて、32bitUbuntuでも4GB以上のメモリを扱うことが出来ます。ただしPAE対応でも、1ファイルは最大4GB、仮想OSの場合は、最大4GBの壁は残ります。
(この様な機能は、Windowsの場合は無いので、Windowsで4GB以上のメモリを搭載したい場合は、64bit版の選択となります。)

また、32bitディストリをインストールする場合に、PAEに対応していないCPUの場合、“対象外CPU”の旨のメッセージが表示されインストールできないません。最近のCPUの場合は問題ないでしょうが、古いCPUの場合は、これに引っかかってインストールできない場合もあります。(BIOSの設定が必要な場合もあるようです。)

Ubuntu(PAE対応ディストリなら)では、4GB以上のメモリを載せていても、PAE対応CPUなら、32bit/64bitどちらの選択も有りということです。
現時点では、32bitから64bitにしたとしても、処理能力が倍になる訳では無く、若干早くなる程度のようです。
ですので、32bit/64bitにはあまり拘らなくても良いでしょう。
なら、どちらを選択すれば良い?。
好みの問題もありますが、現在は、64bit版より 32bit版の方が安定性が良いようです。どうしても64bit版を導入しなければならない理由が無いのであれば、32bit版の方をお薦めします。
ただし、BIOSがUEFIの場合は、64bit版の選択となるようです。

32bit版なら、Ubuntuジャパンチームが日本語版をリリースしていますので、Ubuntu日本語リミックス版
を導入すれば、日本語化の手間を掛けずに最初から日本語版を使用できます。
Ubuntuでは日本語版の様に改変したものを、リミックス版と言っているようです。

Ubuntuは大変良く出来たディストリですが、欠点もあります。現在のUbuntuは初期のUbuntuに比べると大変高機能なものとなっていますが、其の分PCスペックを必要とする様な重量級ディストリとなってしまいました。その為、インストールするPCがある程度以上のスペックを有していないと軽快に動き難くなってしまいました。最低でもWindows VistaがプリインストールされたPC程度のPCスペックを必要とします。

Ubuntuでは、最小スペックとして、12
.10の場合で、CPU:Celeron700MHz以上、メモリ512MB以上、13.04の場合でCPU:1GHz、メモリ512MBとしていますが、実際の使用にあたっては、この倍以上のスペックでないとキツイです。

CPU:Core i3/3GHz。RAM:4GB程度のスペックを有するPCならストレスなく使えると思います。

しかし、仮想OSの構築を考える場合は、もう少し早いCPUが良いでしょう。
Celeron2.6GHz(G1610/LGA1155)で試したところ、ゲストOS内で“VLC”を立ち上げ、高画質動画(Youtubeからダウンロードしたファイル)を再生したところ、最初は正常に再生していましたが、10秒後位に画像は停止してしまいました。(カクカク再生でなく時々再生していました。音声の方は問題ありませんでした。CPUの処理が追いつかなかったものと思います(ゲストOSは1CPUで設定))。
CPU:Core i3/3.3GHzの場合(ゲストOSは1CPUで設定)は、正常に再生できました。(ただし、他の処理を行うと直ぐに再生画像が止まってしまいます。)
仮想OS構築予定なら、CPU/4Coreを使用し、ゲストOSに2Core割り当てると余りストレスなく使えると思います。

今回インストールに使用したPCは、CPU:Core i3/3.3GHz、メモリ:8GBの自作PCです。

今回は、日本語版のUbuntu12.04LTSをインストールしてみましょう。
(参考:Ubuntuのバージョン番号は、“年
.月”となっています。12.04なら“2012年の4月”)

ダウンロード

http://ubuntulinux.jp/home



上図のWebショットは古いもので、12.10の時のものです。現時点(2013/7)の最新版は“13.04”となります。

上図の右側の下側の下線で示す場所(Ubuntu12.04Desktop日本語Rimix)をクリックして開いたページで、表示されているミラーサーバーの適当な場所の表示の
 ubuntu-ja-12.04.1-desktop-i386.iso(CDイメージ)
をクリックしてダウンロード。

*日本語Rimix版は、32bit版となります。
(64bit版をインストールしたい方は、本家(Ubuntu)の方から落としてください。)
今回は、上記の“Ubuntu12.04LTS Desktop日本語Rimix版”を使用します。
約700MBですので、ネット回線の種類や回線状況によっては、かなりの時間が掛ります。

参考)本家版(Ubuntu)をダウンロードしたい場合は、下記からダウンロード。
  
     http://www.ubuntu.com/download(英語版となります。)
 
   ミラーサーバーのJaist(日本)からもダウンロード出来ます。
     http://ftp.jaist.ac.jp/pub/Linux/ubuntu-releases/
     こちらからは、Ubuntu以外にも、Ubuntuファミリーもダウンロード出来ます。

      Ubuntu 13.04 (Raring Ringtail)
      Ubuntu 12.10 (Quantal Quetzal)
      Ubuntu 12.04.2 LTS (Precise Pangolin)
      Ubuntu 10.04.4 LTS (Lucid Lynx)

     Ubuntuファミリー
      Edubuntu(教育用にカスタマイズされたUbuntuで3〜18才が対象で年齢に応じたアプリがある。)
      Kubuntu(KDEデスクトップ。通常のUbuntuはGnomeデスクトップ。)
      Lubuntu(LXDEデスクトップ)
      UbuntuStudio(音楽作成用のアプリが沢山標準インストールされている。)
      Xubuntu(LXDEより更に軽量のxfceデスクトップを採用。)


        
Kubuntu、Lubuntu、UbuntuStudio、Xubuntuについては、其々のページを参考にして下さい。


Hash値のチェックについては、ページ“Hash Check”、CD/DVD作成については、ページ“ライブCD/DVDの作成”、ライブUSBメモリ作成は、ページ“ライブUSBメモリの作成”、BIOSのBoot設定については、ページ“BIOSのBoot設定”を参考にしてください。

インストール方式
1:単独インストール方式
Ubuntuのみをインストールして、Windows等他のOSはインストールしません。
既にOS(例えばWindows)がインストールされている場合は、既存のOSは削除します。

2:マルチブート方式
HDDに、Windows等の他のOSとは別のパーティションを設けて、其処にインストールします。
パーティション別に複数のOSをインストールする方式で、PC起動時に使用したいOSを選択して起動します。
ディストリ本来の速度で使用できます。
Windowsとのデュアルブートは、先にWindowsがインストールされている状態で、2番目以降にUbuntu(Linux)をインストールします。
また、Ubuntuを削除する場合は、MBRがGRUBに変わっているので、Ubuntuを削除した場合の元のWindowsのみに戻す方法も確認しておきましょう。(Linuxの削除関連のページを参考にして下さい。)

3:仮想OS方式
既にインストールしてあるOSに、仮想OSとしてUbuntuを組み込みます。
仮想マシンを構築して、ホストOSをWindowsとしゲストOSにLinuxを組み込んだり、逆にホストOSをLinuxとしゲストOSにWindowsを組み込んだりできます。
勿論、WindowsにWiundowsを組み込んだり、LinuxにLinuxを組み込む事も出来ます。

マルチブート方式では、複数のOSがインストールしてあっても同時に起動することはできませんが、仮想OS方式ではホストOSと共にゲストOS(仮想OSとしてインストール)を同時に起動できるので、使い勝手は非常に良いです。

ただし欠点もあり、仮想OSとしてインストールしているため実行スピードが遅くなります。ある程度の実行スピードを確保したい場合は、ハイスペックのPCが要求されます。

4:Wubi(Windows Ubuntu Installer)方式
これは、Ubuntu独自のインストール方式で、Windowsファイルの中にUbuntuを1つのファイルの様にインストールしてしまう方式です。1つのファイルの様にインストールされるため削除も簡単となります。起動時に選択して起動します。

このWubi方式でインストールする場合は、日本語リミックス版は使えませんので、同じ32bit版でも本家の方から落とした英語版を使用します。インストール後日本語化を行うこととなります。

またWubiには欠点もあります。Windowsに組み込んで使用するため使用を続けるとフラグメンテーション(断片化)が発生します。フラグメンテーションが酷くなると実行速度が落ちてしまいます。対策としてデフラグを行う事となりますが、使用していると、又、発生するのでデフラグの必要が出てきます。豆にデフラグを行うのは面倒(時間が掛かる)ですね。
Wubiはお手軽ですが、余りお薦めはしません。

5:ライブCD/DVD及びライブUSBメモリ方式。
事項以降で作成するCD/DVDが其の儘使用できます。この方式の欠点は、起動に時間が掛かったり、設定を保存できないことです。
ライブUSBメモリ方式は、上記の設定保存ができないというのを解消してくれます。
(USBメモリ起動に対応したPCでないと使えません。最近のPCは大丈夫だと思いますが、古いPCでは対応していないでしょう。)
USBメモリを持ち歩くだけで、その先々に対応PCさえあれば、何時でも自分のPC環境を持ち歩くことができます。
ただし、ライブUSBメモリを作成した環境と大幅に変わる環境では再現性が低くなるでしょう。
(参考:私が使用した限りでは、結構壊れやすかったです。)

※ライブ版(ライブ起動)とは、HDDにインストールしなくても、CD/DVDから起動して使用できるものです。

今回は、2のデュアルブート方式でUbuntuをインストールします。

インストールメディアの作成
ダウンロードしたファイルでインストール用(ライブ起動可能)メディアを作成しましょう。

Hash値のチェックについては、ページ“Hash Check”、CD/DVD作成については、ページ“ライブCD/DVDの作成”、ライブUSBメモリ作成は、ページ“ライブUSBメモリの作成”、BIOSのBoot設定については、ページ“BIOSのBoot設定”を参考にしてください。

*Hash値はHash関数で算出された値で、ダウンロードしたファイルが、ダウンロード前のファイルと同じであるかなどのチェックを行う場合に使用します。
サイトのダウンロードファイルの近くに、別ファイルやハッシュ値の表示がしてあります。

ライブ起動
CDをセットして再起動しましょう。
ライブ起動が始まります。

ライブ起動



上図が起動したら、「Ubuntuを試す」をクリック。




上図の様にUbuntu12.04LTSがライブ起動します。
上図丸印アイコンが、HDDインストール用アイコンです。

ライブ起動したら、HDDインストール前に十分に試してみましょう。
ライブ版で動かない機能は、HDDインストールしても機能しない場合が殆どです。
逆にライブ版では動かない機能やライブ版で動かない場合でもインストール後にドラーバー等の設定(インストール)で動くようになる場合もあります。

其れでは、Ubuntu12.04のデスクトップ関連の機能を幾つか見てみましょう。
アプリ個々の機能は、其々のアプリの項を参照してください。

上図の左端にランチャーが表示されています。
上から順に、Dash、Gparted、Firefox、LibreOffice(Writer、Calc、Impress)、Ubuntuソフトウェアセンター、Ubuntu One、システム設定、デスクトップ切り替え、ゴミ箱です。




上図は[↑↓]アイコンをクリックすると、表示されます。
ここにネット接続の情報が表示されています。

前図のランチャーにあるFirefoxアイコンをクリックしてネット接続してみましょう。




上図はFirefoxを起動後に、“Google jp”と検索したところです。
この様に表示されれば、問題なく接続されています。

接続されない場合。
無線LAN接続の場合は、ドライバーの関係で接続されない場合があります。
この場合は、UbuntuをHDDにインストールしても同様に繋がらないと思います。
この様に、Windowsで接続できても、Linuxでは接続できないことがあります。
この場合は、インストール後ドライバーをネット検索してインストールすると繋がるようになる場合があります。
同じ機種(親機又は子機)で同じ様に繋がらなかった場合の解決方法が見つかる場合がありますので、それを参考に解決を測りましょう。
上手く見つからなかった場合は、“Nidis Wrapper”を導入してWindows用ドライバーを使用してみましょう。

何れの場合も、HDDインストール後に行いますので、インストール時にネット接続が出来ていないとならないので、取り敢えずは、LANケーブル接続しましょう。ルーターを導入している場合は、LANケーブル接続をするだけで何の設定の必要もなく接続できるはずです。

現在、私の所はケーブル接続のみです。(随分と長い間)
無線LAN接続機器が無い訳では有りません。親機(ルーター)の無線LANカードが壊れたようでネット接続できません。無線LANカード(ルーターも含め)はレンタル品では無く、購入品なので親機用の無線LANカードを買うのが面倒なためです。(有線LAN接続が使えるので、そのうち気が向いたら購入しましょう。)
という訳で、現在は無線LANドライバーの検証が出来ません。





上図の1は、インプットメソッドで、Mozc等を追加インストールした場合には此処で設定します。
また、AnthyやMozcの切り替えも行なえます。

2は、プロプライエタリなドライバーのインストールです。
このインストールは、HDDインストール後になるべく早い段階で行いましょう。
このドライバーがインストールされていないと、3Dデスクトップが機能しないようです。(2Dモードなら問題なく動きます。)

3:から、シャットダウン、再起動、ログアウト等ができます。


Dashについて見てみましょう。
HDDへのインストールやインストール後の設定等は次回以降記載しますが、インストールに先立って何の様なアプリが標準インストールされているか見てみましょう。
使いたいアプリが有るかどうかも、HDDインストールを行うかどうかの判断材料となるかもしれません。
(Ubuntuでは、標準インストールされていなくとも、Ubuntuソフトウェアセンターから簡単にインストール出来ます。そしてインストールできるアプリは3万種以上あります。)

デスクトップのランチャーの一番上に有るのが“Dash”です。
此処から、アプリの起動ができます。

“Dash”を起動してみましょう。



左上の丸印のアイコンをクリックするとDashが開きます。
開いた状態では、番号1が選択された状態です。
Dashが開いたら、番号2の場所に入力する事で、アプリの検索ができます。




上図の下側矢印1のアイコンをクリックすると上側に上図の様に表示されます。
この状態では、全てを表示する様にになっていますが、表示しきれないので一部が表示されるようになっています。
2(右上矢印)の“結果の絞込み”をクリックすると、カテゴリが表示されます。




上図の様に右側にカテゴリが表示されました。
上記は、右上の「すべて」が選択されているので、インストール済のアプリが全て表示されています。
左側の“インストール済み”の下に表示されているのがインストール済みアプリのショートカットアイコンです。
「すべて」の表示ですが、表示場所の関係で一部のアプリアイコンしか表示されていません。全てを表示するには、上図の“インストール済み”の隣に表示されている“さらに○○個の情報を見る”をクリックすると全てが表示されます。
しかし、全部から探すのは大変なので、右側に表示されているカテゴリを利用しましょう。

カテゴリ別に何の様なアプリがインストールされているか見てみましょう(全部ではありません。)



上図はカテゴリ“アクセサリ”
スクリーンショット:デスクトップや指定範囲のスクリーンショットを撮る事が出来ます。
テキストエディター:文字通りテキストエディターです。システムファイルの書換などにも利用出来ます。
端末:此処からコマンドの実行などを行います。(CUI操作/キーボードでの操作となります。)




Office

LibreOffice:Dockの様にインストール済のOfficeのアプリが全て表示され、ここから選択して起動します。
上記以外は、アプリ単独のアイコンです。

・Calc:WindowsのMSOfficeのExcel (表計算)相当です。
 Excelデータもマクロを使っていない物なら表示できますが多少表示が崩れます。Excel並に高機能なものです
・Draw:Draw(図形)
・Impress:PowerPoint相当(プレゼン)
・Writer:Word相当(ワープロ)

Calc、Writer、Impressは、MSOfficeに引けを取らないアプリです。
画面構成もMSOfficeと似ているので直ぐに慣れると思います。
LibreOfficeは標準のファイル形式にODF(Open Document)を採用しています。この為長期にわたり互換性が保たれるでしょう。




グラフィックス
Shotwellは非常に優れた写真管理アプリです。




システム
システム設定やシステム管理に必要なアプリがあります。




メディア

Brasero:ディスク作成ツールです。他のディストリ用のインストールCD(ライブCD)をイメージディスクとして作成するのも簡単に行えます。

Rhytmbox:オーディオファイルの再生・管理を行います。
サウンドレコーダー:ステレオ(2ch)レコーダーです。
動画プレイヤー(Totem):動画プレイヤーですが、初期状態ではコーデックがあまり多くインストールされていません。使用したいコーデックが無い場合は別途インストールが必要となります。

私的には、“動画プレイヤー”より“VLCメディアプレイヤー”(vlcで検索してインストール)の方がお薦めです。
VLCの方が動作が軽いようで、スペックがあまり高くないPCで動画再生した場合に、“動画プレイヤー”でカクカク再生の場合でも、“VLC”ならスムーズに再生できる場合があります。




インターネット
(上図は編集してあります。実際はカテゴリが右側の列に表示されます。)

Firefox:Webブラウザ
Thunderbird:メール

取り敢えず、上記の2つが有れば足りるでしょう。




カスタマイズ
(上図は編集してあります。実際はカテゴリが右側の列に表示されます。)

Ubuntuソフトウェアセンター:ここを開いて、アプリの追加・削除を行います。

キーボード・インプットメソッド:Mozc(予測変換機能有り)やTegaki(手書き)をインストールした場合は、此処で設定します。

ディスプレイ:此処でディスプレイの解像度変更やマルチモニタの設定を行います。




ゲーム
標準インストールでは数が少ないですが、Ubuntuソフトウェアセンターから追加インストールが出来ます。
ゲームも大量にあります。

今回は以上です。
次回は、HDDインストールです。

  1 >> 2   @ A B C D E

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