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natuerOS 1.0 前編

natuerOS(ネイチャーオーエス)の2013年7月現在の最新バージョンは、“ natuerOS 1.0 ”です。
Ubuntu13.04ベースで、デスクトップは“xfce”です。
“ライブCDの部屋”製のディストリビューションです。


今回は、Linux入門用にダウンロードから、HDDにインストールするまでの手順を記載します。
(WindowsPCにデュアルブートします。作業用PCは同じWindowsPCです。)
・ダウンロード(ダウンロードファイルのチェックを含む)。
・メディアの作成(WindowsPCで作成)。
・BIOS設定(簡単な説明)。
・ライブ起動。
・HDDインストール。
という具合に勧めます。

ダウンロード
“ライブCDの部屋”からダウンロードします。
 ミラーサーバーとなっている理研ミラーを使用すると良いでしょう。
    http://ftp.riken.go.jp/Linux/simosnet-livecd/natureos/
  2013/7時点では、“natureOS-1.0_i386.iso”が良いでしょう。

  同様に、“natureOS-1.0_i386.iso.md5”とあるファイルも落としておきます。
  md5は正しくダウンロードできたかを調べるために使用します。

NatuerOSについては、“ライブCDの部屋”(下記)の“NatuerOS”の項に若干の説明の記載がありますので確認。
  http://simosnet.com/livecdroom/

正しくダウンロードできたか調べるソフト(Hashチェックのソフト)もダウンロードしておきましょう。
  Marxio File Checksum Verifier (“K本的に無料ソフト・フリーソフト”でダウンロード。)
 
   http://www.gigafree.net/utility/hash/marxiofilechecksumverifier.html

“Marxio File Checksum Verifier”は、“K本的に無料ソフト・フリーソフト”の簡単な使用方法などの説明があり、お薦めです。
使用例は、ページ“Hash Check”のWindows編を参考にしてください。


CD/DVD書き込みソフトが無い場合は、序でに次項の“CD/DVD”にある“ImgBurn”もダウンロードしておきましょう。

ライブCD/DVDの作成。

ファイル容量からするとDVDでの作成となります。
DVDにコピペしたのでは単なるデータディスクとなってしまい、起動ディスクとしては機能しません。
起動ディスクとして作成するには必ず“イメージディスク”として作成しなければなりません。

WindowsPCを使用していて、CD/DVDライティングソフトが無い場合は。
“ImgBurn”を使用しましょう。(98/2000/XP/Vista/7/8対応)

 “ImgBurn”のダウンロードは下記辺りからダウンロードすると良いでしょう。
    http://www.gigafree.net/media/writing/imgburn.html
  上記には、“K本的に無料ソフト・フリーソフト”による日本語化や使用方法の記載があります。
  上記の説明の中にある日本語化用ファイルも一緒に落としておきましょう。

“Imgburn”でのCD/DVDの作成は、ページ“ライブCD/DVDの作成”のWindows編を参考にして下さい。
  (日本語化手順も記載しておきました。)

参考)
“K本的に無料ソフト・フリーソフト”は単にソフトのダウンロード出来るのみならず、結構詳しい説明が有る場合が多いです。他のソフトの場合でも、ネット検索して“K本的に無料ソフト・フリーソフト”のページが引っ掛かった場合は一読してみましょう。

BIOS(Basic Input/Output System)の設定

CD/DVDから起動するには、BIOSの設定変更して、起動デバイスを調べる順番の先頭にCD/DVDを設定しておかなければなりません。

PCを起動する場合は、起動する順番が決められており、順番通りにデバイスを調べて起動します。

通常は、購入したままのBIOS設定は、1:HDD、2:CD/DVD、・・の様になっていて、CD/DVDは2番目以降になっています。

例えば、1:HDD、2:CD/DVD・・・、となっている場合は、最初にHDDを調べて、起動できるOSが有ればHDDから起動し、もし、HDDに起動できるOSがインストールされていない場合は、次のCD/DVDを調べて、CD/DVDに起動できるOSがインストールされている場合は、CD/DVDから起動します。もし、CD/DVDからも起動できない場合は、更に次の指定デバイスを調べます。
通常は、HDDにOSがインストールされていますので、HDDからOSが起動されます。いくらブータブルなCD/DVDを挿入してあっても起動することはありません。
これでは、CD/DVDから起動することが出来ず困ります。其処で、BIOSの設定を変更して、起動デバイスを調べる順番を変更します。

CD/DVDから起動するには、最初に調べるデバイスをCD/DVDにしておかなければなりません。
1:CD/DVD 2:HDD・・・の様に変更します。

最初にCD/DVDが指定してある場合でも、CD/DVDが挿入されていない場合や、CD/DVDが挿入されていても起動できるOSが無い場合は、次の指定デバイスのHDDが調べられ、HDDから起動されます。従って、最初の起動デバイスをCD/DVDにしっ放しでも問題ないです。(起動に多少時間が掛かるようにはなりますが、特に問題はないでしょう。)

※PCによっては、BIOS変更しなくとも「F12」等を押すと、一時的に起動デバイスを選択出来る様になっているPCも有ります。この場合は、BIOSの変更は必要有りません。
(PC起動後「F12」を押す。タイミングの問題で失敗する場合は、PC起動後「F12」を連打。)


どうやって、BIOS変更をするのでしょう。

PCによって違います。同メーカーでも、グレードの違うPCだとインストールされているBIOSが違う場合があります。
マニュアルで確認してください。

例えば、PCを起動すると、PCによっては最初の数秒間デスクトップ下部に“BIOS「F2」”等の様に表示される場合があります。
表示されたキー連打しましょう。もし、OSが立ち上がってしまったら、再起動してやり直しましょう。
どのキーを押すかは、PCのマニュアルで良く確認してください。
また、PCによっては、BIOS起動キーの表示が無い場合もあります。

BIOSを変更したら、必ず保存終了してください。
(PCマニュアルのBIOSの項を参照。良く解らない場合は、ネット検索で調べましょう。)

BIOSの設定変更は、間違うと最悪PC起動不可能になる場合があります。十分注意して、余計な所は変更しないようにして下さい。くれぐれも慎重に、自己責任で行ってください。

“natureOS”のライブ起動

作成したインストールメディアを挿入して再起動。
BIOS設定1stブートが、CD/DVDになっていれば、CD/DVDからの起動が始まります。




“Live-boot the Live System”を選択して、「Enter」。
(放っておいても、10秒のカウントダウン後に自動的に上記が始まります。)

※ ライブ起動とは、HDDにインストールしなくとも、CD/DVDから起動できる方式です。
従って、PCにインストールしないので終了後は、今までのPCの状態に戻ります。
ただし、CD/DVDからのライブ起動は起動や操作が緩慢になり、また設定変更等の保存は出来ません。



上図が、NatuerOSのライブ起動したデスクトップ。
HDDインストールは、上図左側のアイコンの一番下の“NatuerO・・・”からできます。

何の様なアプリがインストールされるのか見てみましょう。
(下記はライブ起動した場合ですので、HDDインストールした場合とインストールされるアプリに多少の違いが有るかもしれません。)



デスクトップ右側の辺にカーソルを当てると、上記の様に色々なアイコンが表示されます。
注意)上図の様に全て表示されるのではなく、カーソルを当てた付近の横1列だけが表示されます。




デスクトップ上で右クリックをすると上図左側の様に表示されます。
各項の右端に“>”が付いているものは、その場所にカーソルをあわせると更に表示されます。
例えば上図の様に“アプリケーション”にあわせると、上図右側の様に表示されます。
(上図は、左右離した画像処理をしています。)

どの様なアプリがインストールされるのか見てみましょう。
上図の左側の部分は省略。



Wine
上図では、Programs、NotePad、Accesoriesとなっていますが、ここは右側に表示場所が無かっため、左に折り返されています。(Programs→Accesories→NotePadとなります。)


  
“アクセサリ”                   “インターネット”

    
“オフィス”                    “グラフィック”

   
“ゲーム”                     “システム”

    
“マルチメディア”                  “開発”


“ログアウト”

此処まで使用した感じでは、デスクトップユーザーインターフェースがよく考えられていますね。
ユーザーインターフェースの良し悪しの判断は、個人の好みの問題でかなり左右されます。

アプリ一つを開くにしても、開き方がデスクトップによってかなり違いますが、NatureOSは、それらを全て包括するような作りになっています。そのため、各個人が好みの方法で使用できますね。

全体的にアプリを開くためのボタンが右側配置ですが、考えてみれば、開いたウィンドウ自体(全面表示でない)は左寄りに配置することが多いので、空き領域は自然と右側が多くなりますね。文字表示が左が先頭になるため、無意識のうちに左寄りに配置するのだと思います。また、今までのOSでは、パネルやランチャー、Dockなどでも左基準のものが殆んどです。Windowsも左配置ですね。(Win8では、タイル方式になりデスクトップ排除みたいな感じにはなっていますが。)
これらの配置に慣れていたため、左配置が当然と思っていましたので、NatureOSの様に全て右配置は、最初は違和感があります。が、使い慣れるととても操作しやすいですね。特に右配置のランチャー(?)は、カーソルを右辺に当てる方が、左辺に当てるより遣り易いかも知れません。(右利き、左利きで違ってくるとは思いますが。?)

次回は、“natureOS”のHDDインストールを行います。

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