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BTOパソコンとメーカー量産パソコン


BTO(Buil To Order)
つまり、オーダーメイドパソコン(PC)の事です。
個人で作る自作PCと基本的に同じです。

個人で作る場合と、BTOショップ・メーカーで作る場合の、一番おきな違いは値段です。同じパーツを使用しても、個人でパーツを集める場合、殆どが1個ですが、BTOショップやBTOメーカーで作る場合は、部品を大量に注文できますね。1個当たりの単価を安く購入できます。このためPC1台当たりの単価を安く出来ます。BTO-PCでも、現在の高スペックのPCを作るとなると、25万円以上掛かりますね。

ノートPCとデスクトップPCのどちらを選ぶかは、個人の好みにもよります。後々の拡張性を選ぶなら、デスクトップPCでしょう。Videoボードの入れ替え・増設や、拡張ボードの増設などいろいろ出来ます。ノートPCは、拡張性はデスクトップPCに比べると大変低いです。しかし、ノートPCはコンパクトです。ノートPCは本体1つですべて賄えますが、デスクトップPCは、PC本体の他に、キーボード・マウス・モニターと別れてしまいます。特に、移動が大変ですね。メーカー量産品では、モニターとPC本体が一緒になっている物が多くなりました。其の分拡張性は悪いようです。


BTO−PCと自作PC、特に自作PC の場合は、ソフトが何もありません。
OSのインストールから始まり、ドライバーのインストールも行わなければなりません。
さらに、アプリケーションソフトが有ればそれらのインストールも行わなければなりません。

私の場合は、家電メーカー量産PCには、不要なソフトが多く(有ってもグレードが低いものが多い。)、何もない方が自分の必要なソフトのみをインストール出来て、すっきりとしたPCが出来上がるので、好んで自作をしました。自作台数が増えるとライセンスの関係で同じソフトが増えてしまいます。この辺が悩みの種でしょうかね。例えば、OSだけでも10本以上所有する羽目となりました。最近は、成るべく使用する可能性の低いPCは、破棄してソフトを成るべく増やさないようにしています。其れと、高価なソフトをインストールする場合は、1台のPCのみとすることにしています。こんな事もあって、最近はWindowsの使用は、非常に少なくなりました。それでは何を使っているのかというと、Linuxです。Linuxは、OSもアプリも殆どの場合、無料で使えるので自作には持って来いですね。

BTO-PCの場合は、OSは一緒に購入すれば、OSのインストールやHDDのパーティションの変更などは行ってくれます。他にも、幾つかのソフトは購入すれば、インストールまでしてくれると思います。
(BTOショップによって対応が違いますので確認しましょう。)

BTO-PCをOS(殆どの場合はWindowsだと思いますが。)付きのみで買った場合、メーカー量産品と比べると、買っても殆ど何も出来ません。

ネット専用で使うのでしたら、Windows付属のソフトのみで大丈夫でしょう。此の場合精々、DVDにダウンロードしたデータを焼く程度まででしょう。後は、Windows付属のゲーム等でしょう。大したものは有りませんが!(笑)。しかし、Windows付属のWindows Media PlayerやMedia Centerが付属しています。ネットと、これらのソフトを使えば、かなりの事が出来ます。

BTO-PCや自作PCでは、別途購入するか、手持ちが無い限り、ExcelやWord等の実務的なソフトは有りません。しかし、これらは、フリーソフトで代用できます。Open Office orgをダウンロードして使えば、Excelなど必要ないでしょう。他にも、フリーソフトの中には大変良い物が有ります。殆ど、フリーソフトで間に合うでしょう。

マイクロソフトには、BASIC/Cコンパイラ等のプログラム作成言語が無料で使用できるバージョンが有ります。
これらをダウンロードして、ソフトの自作という手も有ります。(時間が掛かりますよ。)

もう、お気付きでしょうが、BTO-PCの場合、OSのみの場合はネット接続は不可欠でしょう。


PC初心者には、家電メーカー量産品の方がお勧めです。

家電メーカー量産品は最初から色々なソフトが入っています。
家電メーカー量産品には、色々なソフトが入っていますが、すべてメーカーがソフト会社にライセンス料を支払って搭載しています。其の分は、価格に上乗せされているのでしょう。
最近は安く仕上げるためか、お試し版(30日有効等と入っています。)が多く入っているPCが有ります。一見沢山のソフトが入っているように見えますから注意してください。その、お試し版ソフトを気に入って使い続けたい場合は、追加費用が掛かります。お試し版の中に使い続けたいソフトが複数有ると、その本数分費用の出費となります。ソフトによって追加費用は違います。

もし、使いたいソフトが有る場合は、店頭で良く調べて、お試し版ではない物がインストールされているPCを買いましょう。
其の他にも、家電メーカー量産品とBTOパソコンやBTOメーカーの販売している量産品には、もうひとつ大きな違いがあります。其れは、マニュアルです。家電メーカー量産品には、PC入門者に解り易い様に、懇切丁寧なマニュアルが付属しています。結構ページ数のある物です。メーカーによっては、数冊有る場合もあります。其れと、最近は、詳しい情報は、CD/DVD化されたマニュアルとなっている事が多いですね。是って不便ですよね。作業中に調べようと思うと、一時作業を中断してマニュアルをCD/DVDから起動してマニュアルを開かなければ成りませんね。

ソニー・東芝・三菱などの家電メーカー以外にも、GatewayやAsus、Acerなどの部品供給メーカーなどが作成販売しているPCもありますが、家電メーカーのPCに比べるとショップの展示は少ないですね。GatewayやAsusのPCが1〜2点ある位でしょうかね。これらのパソコンの場合は、マニュアルらしいマニュアルは付いてきません。精々40Pも有ればよいほうでしょう。私にとっては是で十分ですが、初心者にとっては、とても解りずらいでしょうね。

初心者にとっては、こう言った点をとっても、家電メーカー量産品の方が良いでしょうね。

中古品でも家電メーカー品パソコン以外は、家電メーカー品パソコンと同スペックの物と比べてもかなり安めの様です。安い中古品でも、初心者が購入するのは、付属ソフトやマニュアルの観点から家電メーカー品パソコン以外は、余りお勧め出来ません。


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