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ビデオキャプチャー3


“AREA (エアリア)SD-USBCUP5”
 此の項はWindows用です。


ページ末の“注意事項)”もご覧ください。

ビデオキャプチャーデバイスとして、I-O DATAのGV-MDVD3、BuffaloのPC-SDVD/U2G、そして、I-O DATAのGV-USB2/HQと使用してみました。が何れも満足できる物ではありません(S_Videoやコンポジットでのキャプチャーでしたので致し方ないでしょう。)。


VHSテープからのキャプチャーでは上記のI-O DATAのGV-USB2/HQを使うことにしますが、子供の小さい頃のものをDVD化したものが幾つもあります。是等に付いては、もう少し画質の良い物でキャプチャーしたいですね。

と言う事で、今回は、D端子でキャプチャー出来るデバイスを検討してみたいと思います。
色々検討した結果、“AREA (エアリア)SD-USBCUP5”を試して見る事にします。

“AREA SD-USBCUP5”は、USB接続で、D端子(オス/メス)、S端子、コンポジットとHDMI以外は対応しています。なおエンコードはソフトウェアエンコードです。是を選んだ理由は、D端子が付いている物で価格が安かったためです。(Amazonで約¥3700)


“AREA SD-USBCUP5”の概観の印象)

概ねこんな物でしょう。欠点といえば、送り出しデバイス側のUSB端子にミニタイプが使用されています。送り出しデバイス側のケーブルが結構ゴツイ(とは言っても通常のケーブルですが。)ケーブルが3〜4本接続されるにしては、ミニ端子は少し貧弱ですね。乱暴に扱うと簡単に端子が折れてしまいそうです。取り扱いには注意しましょう。PC側は通常のUSB端子です。デバイス側も通常のUSB端子にして欲しかったですね。取り合えず見た目の欠点です。

“AREA SD-USBCUP5”(以下SD-USBCUP5)のインストール

説明書を見ても、ドライバーのインストール前に“SD-USBCUP5”つないで良いのか、悪いのか記載されていませんが、通常は繋がずに先にドライバーのインストールを行なったほうが良いので、此処では、“ SD-USBCUP5”を接続せずに、先にドライバーのインストールから始めます。

ドライバーのインストール
CDセット後、表示の中から“Install Driver”をクリックし、インストールします。
再起動をします。

アプリのインストール
再起動後、“コンピュータ”を開き、工学ドライブを右クリックして、“自動再生”クリックしてください。(又は、CDを再度挿入し直して下さい。)
“Install VHS to DVD2.0E”と“Install Blaze Video Magic3.0”其々をクリックしてインストールします。

ドライバーの接続・認識
“ SD-USBCUP5”をPC本体にUSB接続すると、ドライバーの認識が開始します。(ドライバーのインストールに時間が掛かる場合が有ります。)


認識の確認(下記例はWin7の場合)
(以下は“ SD-USBCUP5”を接続していないと表示されません。)
デバイス・マネージャを開きます。
“サウンド、ビデオ、およびゲームコントローラー”をクリックしてツリーを開きます。
此処に、“USB 28285 Device”(音声デバイス)と“USB 2828x Device”(映像デバイス)の2つが表示されていれば、正常にドライバーのインストールが出来ています。
もし、表示されなかったり、表示に“!”が付いている場合は、正常なインストールが出来ていません。再度接続し直して見ましょう。それでも駄目な場合は、ドライバーのインストールから、やり直してみてください。
(2つのデバイスに、“”が付いていないのに、正常にプレビュー表示や音が出ない場合、およびキャプチャーが出来ない場合は、ドライバーではなく、機器の接続方法、アプリの設定が間違っていると思われます。ドライバーの入れ替え前に、機器の接続、アプリの設定を見直しましょう。)

ドライバーをCDから再インストールしても駄目な場合。
AERAのサイトを調べ、新しいドライバーが載っている場合は、ダウンロードして実行します。
自分の使用しているバージョンは、デバイスマネージャの“USB 28285 Device”と“USB 2828x Device”を其々右クリックし、表示に中から“プロパティ”を選択し、表示されたプロパティの「ドライバー」タブをクリックし、表示の中のバージョンで確認できます。(Win7の場合)
サイトで同じOS用の複数のバージョンが表示されていて、どれか解からない場合は、更新日の一番新しい物を試してください。
複数のバージョンがある場合は、PCによっては、一番新しいバージョンが良いとは限らないので、新しいバージョンから古いバージョンに向かい試してください。
(複数のバージョンがある場合は、ダウンロードは、複数ダウンロードしておくと良いでしょう。ただし、Windowsのバージョンと32bit/64bitの確認を忘れずに。Win7の場合は、殆どの場合64bitですが、64bit/32bit両方をインストールしてみてください。)


再度やり直したり、AERAのサイトを調べても、良く解からない場合は、次の方法も試してください。(以下自己責任で。)

方法)デバイス“SD-USBCUP5”を一度削除して、“SD-USBCUP5”が無い状態戻し、最初からやり直します。

(“SD-USBCUP5”を接続して置いてください。)

デバイスマネージャの“USB 28285 Device”と“USB 2828x Device”について次ぎの様にします。

其々を右クリックをして表示の中から“削除”をクリックします。

“AERA SD-USBCUP5”を外します。

再起動後、CDを挿入して、ドライバーのインストール、再起動、アプリのインストール、再起動と行ないます。
(インストールのやり直しです。最初にインストールしたときと同じです。)


“SD-USBCUP5”本体を接続します。

ドライバーの自動認識インストールが開始します。(時間が掛かる場合が有ります。)
“ドライバーが正常にインストールされました。”または“機器は正常に使えます。”と言う様なコメントが表示されるまで待ってください(此処での正確なコメント忘れました。)。

これで正常にインストールされている筈なんですが!。(駄目な場合は、ダウンロードしたドライバーを試してください。)

参考)個別のドライバーがダウンロード出来るのであれば!。
OS別のドライバーがダウンロードできるのであれば、次の方法も可能ですが、ダウンロード確認はしておりません。
(CDのDriverは、“‥‥.exe”ファイルなので個別の指定が出来ません。)
個別のドライバーがダウンロード出来るのであれば、必要なドライバーをダウンロードしておきます。

デバイス・マネージャの“USB 28285 Device”と“USB 2828x Device”について、次ぎの様にします。
其々を右クリックをして表示される中から“ドライバーのソフトウェアの更新”をクリックした中から、ドライバーの再インストールを行ないます。検索先をドライバーのあるフォルダを指定し指定し実行します。
ドライバーやアプリのインストールをしてある場合は、C:ドライブ(Windows)にも、ドライバーがインストールされているはずなので、検索先に“C:”を指定して実行して、試してみるのも良いでしょう。(ただし、CDのドライバーと同じ物となります。)

再起動後デバイス・マネージャで確認し、正常に表示されていれば良いです。


アプリの起動

“Install VHS to DVD2.0E”は、キャプチャーソフト
“Install Blaze Video Magic3.0”は、まだ使用していないので良くわかりませんが、マニュアルに“Blaze Video Magic3を用いて変換すると多くのファイル形式(2+8種)で利用できる”旨の記述があるので、もしかしたらファイルコンバータでしょう。

アプリをインストールすると、次のアイコンが作成されています。

 
  図1      図2
(上図はアイコン名を間違えた名前で変更し、AREAがARAEとなっています。勿論、後で直しておきました。)

上図は左から、Video Magic(ファイルコンバータ)、VHS to DVD(キャプチャー、DVD作成)です。
其の他にも、“VHS to DVD User Guide”アイコンも作成されています。

シリアルキー入力
其々を始めて起動した場合、シリアルキーの入力が必要です。

シリアルキーは、同梱のCDの袋にシールが張られています。
上のシール(緑地)がVHS to DVDのシリアルキーとなります。下のシール(白地)がVideo magicのシリアルキーとなります。
再インストール時必要になりますので、良く保管してください。(紛失しても再発行されません。)
シリアルキーの入力は、2回目からの起動には必要有りません

キャプチャーソフトの起動
図2のアイコンをクリックして“VHS to DVD”を起動。


 図3

上図は、信号入力せず敢えてブルーバックにしてあります。
キャプチャー(録画)コントロールは、画面右の“録画”、“停止”で行ないます。

キャプチャーに先立ち、色々設定しておく必要があります。
“オプション”の設定
画面右下の“オプション”をクリックします。


  図4

“オプション”を開くと、図4が表示されます。


ビデオデバイスの指定


  図5

“ビデオ デバイス”の直ぐ下の窓の右端の“▼”をクリックすると図5のように表示されるので、「WDM 2828x Capture」を選択します。


入力ソースの指定

図5の“ビデオ デバイス”窓右の[設定]をクリック。


  図6

自分の入力ソースに合わせて選択。(上図は、コンポジットが選択されています。)

コンポジット・S端子(黄色ピンジャック・黒色丸型4ピンのケーブルを使用。D端子接続用ケーブルと間違わないで下さい。)
オーディオ(音声)(赤ピンジャック・白ピンジャック)
合計4つのコネクタの有る方のケーブルです。

D端子
赤色ピンジャック・緑色ピンジャック・青色ピンジャック(D端子用)
赤色ピンジャック(音声右)・白色ピンジャック(音声左)
※映像・音声共に赤色ピンジャックが有りますが、音声用は白色ピンジャックと共に2本束ねられている赤色の方です。
合計5つのピンジャックの有る方です。


オーディオデバイスの指定


  図6

“オーディオ デバイス”(音声)は、「マイク(USB 28285 Device)」を選択します。

図6の下段の“ビデオ形式”は「NTSC」を選択しておいて下さい。(日本は“NTSC”形式で、“PAL”形式では有りません。)

“出力先フォルダ”の設定を行ないましょう。
キャプチャーした画像の保存先を決めておくわけですが、空きエリアの多いHDDのフォルダーを指定しましょう。(前もってフォルダを作成しておくとわかりやすいかも?。)
指定は、図6“出力フォルダ”の右の[・・・](参照)から指定します。

接続端子について。
コンポジット(黄色ピンジャックで映像信号)
S端子(黒色丸型4ピンで映像信号)
D端子(D型14ピンで映像用)
音声信号(赤色ピンジャック(右側用)・白色ピンジャック(左側用))

コンポジットピンジャック・音声ピンジャックは接続機器に、同色のピンジャックに接続しましょう。(途中の中継ケーブルも同様)
S端子やD端子で接続する場合は、音声信号(赤・白)も接続してください。S端子やD端子だけでは音が出ません。)

以上でプレビュー画面が表示され音が出ればOKです。


“正常に、プレビュー画面に表示されません。”(プレビュー画面が黒い(青い)ままと言う場合は!。)

1)
プレビュー画面右下の“オプション”をクリック → 開いた画面で、「ビデオデバイス」の右の“▼”をクリックして、「WDM2828xCaputure」を選択。

2)
コンポジット端子又は、S端子接続の場合。

音が出ていない場合。
S端子又は、コンポジット(黄色の端子)で接続している場合は、音声信号用のピンジャックの接続も必要です。(L/白、R/赤を接続してください。)
プレビュー画面右下の“オプション”をクリック → 開いた画面で、「オーディオデバイス」の右の“▼”をクリックして、「マイク(USB WDM2828x Device)」を選択。


音は出るが、映像が出ない場合。(ほぼ正常かと思います。多分入力先が違っていると思われます。)
プレビュー画面右下の“オプション”をクリック → 上記1)を確認 → 「ビデオデバイス」の右の[設定]をクリック → 入力ソースの“◎コンポジット”又は、“◎S端子”を選択(入力信号に合わせる。黄色ピンジャックはコンポジット。丸型4ピン端子は、S端子)
参考)ビデオ形式は、日本の場合は“NTSC”です。“PAL”では有りません。

3)
D端子接続

音が出ない場合。
オーディオ信号も必要です。接続してください。(D端子用の赤では無く、2本束ねられた白と赤のピンジャック)
プレビュー画面右下の“オプション”をクリック → 開いた画面で、「ビデオデバイス」の右の“▼”をクリックして、「WDM2828xCaputure」を選択。
オプションの「オーディオデバイス」の右の“▼”をクリックして、「マイク(USB WDM28285 Device」を選択。

音は出るが、映像が出ない。
上記1)を確認 → 「ビデオデバイス」の右の[設定]をクリック → 入力ソースの“オプション”「ビデオデバイス」の右の[設定]をクリック → 入力ソースの“◎Y/Cb/Cr”を選択。
参考)ビデオ形式は、日本の場合は“NTSC”です。“PAL”では有りません。

地デジのキャプチャーが出来ない(プレビュー映像の表示が出来ない。)。
ビデオ機器からキャプチャーする場合、機器によって、D端子とHDMI端子の両方が付いている場合は、HDMI端子にTVを接続し、D端子に“SD-USBCUP5”と両方接続してください。


使用感)

画質は、I-O DATAのGV-MDVD3、BuffaloのPC-SDVD/U2Gに比べるとずっと良いです。(GV-MDVD3、PC-SDVD/U2Gには無いD端子でキャプチャーしたので当然か!。)

“VHS to DVD2.0E”のプレビュー画面のみの確認ですので、正確では有りません。(画面があまり大きくない。)


“ SD-USBCUP5”の使用上の注意)

D端子、S端子およびコンポジットが有りますが、全てを同時に使えるわけではありません。D端子、または、S端子(コンポジットも含む)のどちらか一方しか使えません。

キャプチャー画像はアスペクト比が、全て4:3になって仕舞う様です(16:9が4:3でキャプチャーされてしまう。まだ詳しく見た訳では有りませんが、ざっと見たところアスペクト比に関する設定箇所が見つかりません。)。もし、アスペクト比が、全て4:3になって仕舞うなら、ビデオ編集ソフト(アスペクト比変更可能なソフト)や、アスペクト比変更ソフトが必要となります。(其々、フリーソフトでありますよ。好みの物をインストールして下さい。)


参考)

手持ちにファイルコンバータが有る場合は、“Install Blaze Video Magic3.0”はインストールしなくても良いかもしれません。


マニュアルの終わりのほうに、“アマレコTV Live”導入について記載されています。

アマレコTVは、“AMVコーデック”をインストールして置かなければ使用できませんが、“AMVコーデック”はシェアウェア(有料)なので、無料で使用を続ける場合は、アマレコのロゴが入ったままとなってしまいます。フリーで使用を続ける場合に、ロゴが入ってしまうのが嫌な場合は、別の“可逆圧縮コーデック”をインストールしましょう。この場合、PCのOSが64bit版の場合は、コーデックに32bit/64bit版の両方が有る場合は、両方インストールしておいた方が良いでしょう。(ネット検索をすると幾つか見つかります。)

前記に、“シリアルキーを紛失しても再発行されない。”と記載しましたが、もし紛失してしまった場合に、再インストールを行なう場合は、ドライバーのダウンロードは出来るので、アプリの方は“アマレコTV”を使うと良いでしょう。


注意事項)

2012/10/1から、違法ダウンロード・コピー防止規制法が施行されます。
違反者は、2 年以下の懲役若しくは 200 万円以下の罰金、又はこれを併科となります。
“古いビデオテープ”や“個人で作成した家族のDVD”のリッピングは対象外です。
コピー防止機能のあるものを解除して、リッピングするのは違法です。今回の規制により、市販DVDのリッピングは保々不可能となりました。

端的に言うと、動画と音楽に付いては、コピー防止の掛かったデジタルソフトのダウンロード・ダビング・リッピングは駄目と言う事です。これからは、殆どの物がダウンロード・ダビング等は出来ないと思ってください。(視聴するだけなら合法です。例え違法アップロードされた物でも合法です。Youtubeなどのキャッシュも合法ですが、是からは視聴するだけにしましょう。)

地デジなどのデジタル放送は、ダビング10等のコピー・ダビングの許可のある物は、其の範囲なら合法です。
CPRMを解除してのダビング等は違法となります。


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