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動画編集(Avidemux編)

このページは、Windows・Linux兼用です。(検証は、Ubuntu11.10です。)

Avidemuxは、Windows/Linux両用です。
今回の動画編集の主な目的は、音声編集のみです。
例えば、Youtubeからダウンロードしたデータを再生すると、画像と音声がズレていたり、音量が異常に小さい場合や、逆に大きい場合があります。(大きい場合で、既にクリップしている場合は、クリップしたままで音量を小さくするしかないです。)
今回は、上記の音声のズレや音量を、Avidemuxで編集して見たいと思います。
(使用ディストロは、Ubuntuです。)

Avidemuxのインストールは、Ubuntuソフトウェアセンターで“avidemux”と検索してインストールします。

早速、Avidemuxを開いてみます。


図 1
上図が、Avidemuxを開いたところです。

“開く”から編集したいファイルを開き(インポート)ます。
っと、警告メッセージが表示されます。


図 2
“H.264が検出 B-フレームを使用している場合クラッシュ・途切れにつながります。安全な他モードを使用できるが、フレーム精度が損なわれる。safe modeを使うか”の旨の警告が表示されます。

「キャンセル」で進みます。(ダメな場合は、「Use safe mode」を試しましょう。)


図 3
開いたファイルを再生してみますが、大丈夫な様です。



図 4
今回は、音声編集(GainUp)が目的ですので、映像関連は飛ばして、音声編集を行います。
音声項目のフォーマットを設定します。
デフォルトでは、コピーが選択されています。
コピーした場合は編集できないので、“PCM”を選択します。
PCMを選択した場合は、音質劣化がありません。(コピーも同様劣化がありません。)
多少の音質劣化をしても、ファイルを小さくしたい場合は、MP3やVorbis(Ogg)等を適宜選択して下さい。

今回は、“PCM”を選択。

フィルタの項を設定します。(音声のフィルタをクリック)


図 5
利得の項目で、“利得モード”で「手動」を選択。手動を選択すると、下の利得値の設定ができるようになります。
利得値の数値はdB値の様です。(利得モードの自動に3dBとありましたので多分?。)
dB値は、電圧の場合は、20log増幅率で表されます。(電力の場合は。10log増幅率)
今回は、約2倍となる6dBを指定します。
形式は、“AVI”を指定。

参考1)dB値の換算値
()内が換算値。少数2桁以下4捨5入

-10dB(0.3)、-8dB(0.4)、 -6dB(0.5)、 -4dB(0.6)、 -2dB(0.8)、 0dB(1.0)、 2dB(1.3)、 4dB(1.6)、 6dB(2.0)、 8dB(2.5)、 10dB(3.2)

例えば、-6dBなら0.5倍、6dBなら2倍、10dBなら3.2倍になります。

参考2)時間ずれについて。
動画を見ていると、画像と音声がズレている場合が有ります。映像によっては、ワザとズラしている場合がありますが、最初から最後までズレている場合は、5図の時間ずれにチェックを入れて、適当な値を入れて修正しましょう。再生をして、画像の口の動き、楽器演奏(パーカッションがわかり易いかも?。)の映像と音声を比べて修正しましょう。
時間ズレの修正最大値は、±99999(5桁)msec(1msec=1/1000)です。映像より音声が遅れる場合は、“-値”を入力します。プレビューで確認しながら設定します。プレビュー値より若干少なめにした方が良かった様な気が?。
書き出し後の確認で、音声が悪い場合は、音声フィルタで“PCM”を指定して下さい。

参考)
今回試した、OpenShot、Avidemux、PiTiViの3つの中で、プレビュー画面が、このAvidemuxが一番大きいようです。時間ズレのタイミング合わせには、プレビュー画面が大きい方が操作し易いですね。(詳しくは見ていませんので、其々のプレビュー画面サイズが変更できる場合もあります。)

編集完了。

保存しておきましょう。


図 6
ファイル→保存→映像を保存
図1の保存アイコンをクリックしても良いです。


保存場所とファイル名を入力


図 7
終了すると上記が表示されます。
上記表示前に、保存進捗状況がバーグラフで表示されますが、すぐに終わってしまったので画面ショットは取れませんでした。

保存したファイルを再生してみましょう。
問題はありませんでした。音声のGainは、もう少し大きくしてもよかったみたいです。

参考)
動画編集について。
図1を見るとわかりますが、トラックがありません。代わりにボリューム型のスライドバーがあり、このバーで編集箇所を決定するようです。従って、クロスフェード(映像・音声共に)はできません。また、視覚的に解りづらいので本当に簡易的な編集しかできないようです。切り取り・削除・コピー・貼り付け等は出来る様ですが解りづらそうですね。

クリップ内の部分削除は次のようにします。
削除したい部分の先頭に編集スライドバーを合わせます。
フィルムにA(参照・図4の下部)と書かれたアイコンをクリック。
削除したい後ろ側に編集スライドバーを合わせます。
フィルムにBと書かれたアイコンをクリック。
(A・Bそれぞれを押した時点でマーカーが表示されます。)
メニューバーの“編集”から“削除”をクリックします。
以上で、部分削除の終了。

複数クリップの連結。
最初のビデオクリップは、“開く”で開いても良いですが、1番目のクリップの後に、別のクリップを連結したい場合は、2番目の以降のクリップは、“ファイル”の“追加”で開くと、既に開いてあるクリップの後に追加されます。ただし、サポートされていないファイルは追加できません。またファイルに不具合がある場合も追加出来ない様です。

Avidemuxは、音声のレベル設定が10dB(約3倍)できるのは良いですね。
(OpenShotは、最大150%(約4dB)までだったような気が?。)
音声と映像の時間ズレを修正できるのもいいですね。
(よく確認しませんでしたが、OpenShotには無かったような気が?。)
YouTube等の見ていると、結構、映像と音声に時間ズレが有る場合がありますね。

今回の私の目的の音声の音量調整だけであれば、Avidemuxが良いかも。

更に編集機能の高いもの望む場合は、PiTiViを使用すると良いでしょう。PiTiViについては、PiTiViのページをご覧下さい。

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