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動画編集(OpenShot編)

追記)2017/2
2017/2 現在の最新版は、Ver2.2で、Ubuntu16.04にインストールした場合は、こちらに記載してあります。
Ubuntu Softwareからインストールできるのは、Ver1.43になります。



OpenShotはLinux用動画編集アプリです。

OpenShotのインストールはUbuntuソフトウェアセンターで“openshot”で検索してインストール。

早速開いてみます。



図 1
OpenShotを起動すると、上図のように表示されます。




図 2

上図上側の[
]プラスアイコンをクリックして、編集したいフィルを追加します。
上図のように、「プロジェクトファイル」タブに、サムネイルとファイル名が表示されます。

タブ「プロジェクトファイル」にあるファイルを、画面下部のトラックに、ドラック&ドロップします。




図 3
トラックにドラッグしたファイルがクリップとして表示されます。
トラックにあるものが編集対象になります。複数のクリップを使用する場合は、トラックに配置したい順にクリップを並べます。もしクロスフェードを行いたい場合は、その箇所のクリップは前後のクリップが別トラックになるよう配置します。



図 4
今回は、音量(ゲイン)編集ですが、其れらしい所が見当たりません。
通常は、映像と音声がトラック別に表示される筈なんですがね。

別ページに記載してある “Avidemux”も同様です。“PiTiVi”は、別トラックに表示されます。(OpenShotとAvidemuxは、簡易編集で余り高機能で無い ようです。PiTiViは、それなりの編集が行えるようです。ただし、書き出しは、OpenShotとAvidemuxは直ぐ終わりますが、PiTiVi はレンダリングにそれなりの時間がかかります。)

という事で、トラックのクリップを右クリックして、プロパティを見てみます。




図 5
プロパティの、「音声」タブを開いてみます。
ここで、音量設定が出来る様です。
音量のスライドバーを移動して設定します。
ただし、最大150%までしか出来ないようです。
是で足りない場合は、一度、書き出し(保存)後、再度開いて同様の作業を行えば良いでしょう。

必要に応じて、フェードイン・アウトにチェックを入れ、フェードの長さ(秒数)を入れると、其々にフェードが掛かります。ただし、フェードイン・アウト 其々の時間は同じとなり、単独での設定は出来ないようです。如何しても別々の設定にしたい場合は、先に片方のみの設定を行って書き出した後、其のファイル を再度開いて、残りの設定を行いましょう。

フェードイン
指定クリップ(右クリックでプロパティを表示しているクリップ)において、クリップの先頭で、指定時間(フェードの長さ)の間に、音量ゼロから指定音量(ここでは、図5の音量指定スライドバーの位置)まで徐々に音が大きくなります。

フェードアウト
フェードインとは逆に、クリップ終端から指定の長さ前からクリップ終端にかけ、音量を指定音量から0まで段々減らしていきます。

クリップを複数つなぎ合わせる場合、フェードイン・アウトを上手く使うと音のつながりが綺麗に出来ます。また、フェード時間を長めにとって、其々別トラッ クで、タイムが少し重なるようにすると、重なっている部分でクロスフェードが出来ます。上手く使うとカッコよくなりますよ。

クロスフェード
設定する箇所の前後のクリップが、わずかな時間だけ重なって再生され、終わる方のクリップは徐々に減り、始まる方のクリップは、段々増えるという様うな再生方法です。

OpenShotで行うには、クリップを別々のトラックに配置し、其々のクリップを少しだけ同じ時間軸で重なるように配置し、終了する側のクリップに フェードアウトを設定し、開始する側のクリップにフェードインを設定しますフェードタイムの設定値を前後のクリップで組み合わせて使えば結構使い物になり ます。

フェードイン・アウト、クロスフェードは、音声に限らず、映像にも設定できます。
映像関連の設定項目は、下図を参考にして下さい。

今回の目的は音声編集ですが、「映像」タブの画像も載せて置きます。




図 6
上図は、「映像」タブです。

以上で音声編集は終了ですので、今回の目的の音声編集は終了しましたので、後は書き出して終了ですが、書き出し手順は後述します。

クリップの中間を削除

ここまでで、今回の目的の音声編集は達成しましたが、序ですから、簡単な映像編集についても見ておきましょう。

今回記載するのは、クリップの中間を切り取って長さを短くする方法です。この方法がわかれば、クリップの前側だけや後ろ側だけ切り取る方法も自然と解るで しょう。複数のクリップをつなぐ場合は、各トラックにクリップを配置して、フェードやエフェクトを懸ければ良いだけですが、慣れない方はエフェクトの懸け 方チョット面倒かも?(試していませんが、慣れた方には簡単かと!。)。

切り取りたい部分の、初めと終わりに鋏を入れます。
鋏を入れるとは、クリップを分割する事です。
分割されたクリップは別クリップとなります。

繰り返し再生を繰り返し位置確認をして下さい。マーカーを設定しておくと良いでしょう。
再生を繰り返しながら、徐々にズームアップし、マーカー位置を修正しながら、なるべく最大近辺までズームアップしておくと良いです。
なるべく拡大した正確な位置のマーカーでハサミを入れましょう
切り間違いは、アンドゥしましょう。(余分な鋏みは、クリップ同士の連結が出来たと思います?。)




図 7
ズームバー(上図右上)をドラッグして切り取る部分の片方を成るべく大きく拡大します。マーカーなどを使用して、位置を確認しながら最大まで拡大します。
上図の鋏アイコンをクリックします。カーソルが、縦破線カーソルに変わります。切り取りたい部分にカーソルを合わせクリックします。
クリップ全体が見えるように、ズームバーを動かします。
再度、切り取るもう一方の方を、上記の手順で鋏みを入れます。
上記作業中は、鋏みアイコンと矢印アイコン(選択モード)で適宜切り替えてください。

鋏みのままうっかりクリックすると切れてしまいます。(間違えて切った場合は、アンドゥ。)鋏みを使い終えたら、面倒でもすぐに選択モード(白矢印カーソル)にしておきましょう。

再度クリップ全体が見えるようにズームします。




図 8
上図の赤い縦カーソルの右側に鋏を入れた場所(切り取り箇所の前後)の2本の線が見えます。




図 9
ここで、不要箇所を削除してしまって良いのですが、敢えて此処では、後方にドラッグ移動しておきます。上図の様にドラッグ&ドロップで後方に移動します。



図 10
隙間の出来たところに、後方のクリップをドラッグして移動します。
この時、最大ズームにして合わせ目が合っているか確認しておきしょう。
もし、どうしても合わせ目が上手くない場合は(音声に、“プツッ”音がでる場合)。
原因は色々有りますが、音声を途中でカットした場合、音声波形が、±のどちらかに振れていてレベルが0でない場合に起こる事があります。つまり、音声電圧 が急激に変化するためでしょう。この場合は、波形が0となっている場所で切ればなくなる可能性が多いです。ただし、今回の、OpenShotや Avidemuxは、映像、音声が分離して表示されませんので、精密な音声波形の編集はできません。また、PiTiViは、映像と音声が分離して其々のト ラックで表示されますが、PiTiViの音声トラックの表示は精密に表示されないのでこれも無理でしょう。しかし物は試しで、カットする位置を若干ずらす と、運が良ければ修正される場合があります。

どうしても、音声に“プツッ”音がでる場合は、音声フェードを上手く使いましょう。

カットする位置を前後それぞれ少しだけ少なめにカットします。片方のクリップをトラック2(トラック2で作業している場合は、トラック1)に配置します。
それぞれの位置を少しだけ重なるようにします。
後方クリップの位置調整と、確認再生をし、重なった部分の音にズレがないことを確認しながら、クリップ位置を調整します。
其々の合わせ目に、フェード(音声・映像共に)を設定します。(この時、できるだけ大きくズームアップしておきましょう。)

再生と編集を繰り返して気に入ったものに仕上げましょう。

編集終わり。

クリップの削除
要らなくなった、分割移動したクリップは?。




図 11

上図の様に、要らなくなったクリップ上で右クリックし、“クリップを削除”で削除します。



図 12
上図の様に、不要なクリップはなくなりました。

エフェクト
もう一つ序ですから、エフェクトの使用方法についても簡単に記載しておきます。

詳しくは使用していないので、良く解りませんが、エフェクトはクリップ全体に効くようです。
従って、


クリップをエフェクトを掛けたい場所に“ハサミ”を入れて切り出しておく必要があります。



図 13
上図下部の
矢印のようにエフェクトを掛けたい範囲に、ハサミを入れておきます。

エフェクトを掛けたいクリップを右クリックして、プロパティをクリックします。




図 14
「エフェクト」タブをクリック
大きな楕円の下部にある小さな丸で示す、“
”アイコンをクリック
(大きな楕円のあたりに注目しておいてください。)




図 15
”アイコンをクリックすると、上図が表示されます。
エフェクトは何も表示されていませんが、右側丸で示すアイコンをクリックします。(少し見にくいです。)

   
   図 16
上図のように使用できるエフェクトが表示されます。上図では、図15のアイコンをクリックした状態です。図ではエフェクトの種類は少しだけしか表示されて いませんが、下側にスライドすると、かなりの数があるのが解ります。確認したわけでは有りませんが、エフェクトの名前から推測すると、映像用と音声用のエフェクトが混じっているような感じです。

自分で使用したいエフェクトを選択します。




図 16
上図のように選択されたエフェクトが表示されます。
実際は、上図の様にならず、図14で注目しておいた画面サイズに表示されます。とてもわかりにくいので、上図のように、赤矢印で示す場所を、ドラッグして画面サイズを広げましょう。

エフェクトをかけるクリップ毎に上記手順を繰り返します。

今回は、映像エフェクトとして、モノクロとセピアを掛けてみました。



図 17
上図が元画です。


図 17
図13で示す最初のクリップに、モノクロのエフェクトをかけてみました。



図 18
図13の2番目のクリップには、セピアのエフェクトをかけてみました。

これを頭から再生すると。


図 19
時間を追って設定したエフェクト効果で表示されます。

複数のクリップを異なるトラックに配置したい場合は。
初期設定では、2トラックの様です。トラック数を増やしたい場合は、図7の左下に表示されている“トラック1”とか“トラック2”と表示されている場所 で、右クリックしてショートカットメニューから、“トラックを上に追加”、“下に追加”等で追加します。右クリックメニューからは、トラックの追加、削 除、移動、名前の変更が出来る様です。

また、トラック内のクリップを右クリックしてプロパティを表示させると結構細かい設定が出来る様です。


書き出し



図 13 
デスクトップ最上部左側の方にカーソルをあわせると、メニューが表示されます。
ファイル(多分ファイルだった思います。メニューの一番左側に有ります。)をクリックすると、上図のように表示されます。
上図のように、“動画を書き出し…”をクリックします。


図 14
上図が表示されます。
1に保存するファイル名を入力。
2に保存するフォルダを指定します。右側丸印をクリックして、フォルダを選択します。無い場合は、その他のフォルダから指定します。




図 15
プロファイルは、上図のままで良いでしょう。
ターゲット、映像、品質を選択します。
上記を其々選択する場合に、サポートされていないコーデック等を選択した場合は、下図(図16)のように表示されます。
其の場合は、別なものを選択しましょう。又は、前もって必要なコーデックをインストールしておきましょう。




図 16
コーデック不足エラー



図 17
上図は、書き出し中の画面です。(書き出し中は、キャンセル以外は、グレー表示となり操作できなくなります。)

書き出しが終了したら、OpenShotを閉じ(又は、最小化)、保存したファイルを再生して確認しましょう。

OpenShotを使用した感じは、“まあ、そこそこに使えそうです。”

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