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Audacity
Audacityは、Windows/Linux両用です。
Audacityは波形編集ソフトです。
Windows版を一度使ってみましたが、結構良い出来だと思います。
Audacityのインストールは、Ubuntuソフトウェアセンターから出来ます。
“auda”で検索してください。
図1
開いた状態では、波形は何も表示されていません。
図1は、手持ちのwavファイルを開いて表示しています。
使用方法はマニュアルが参考になります。
ヘルプを開き、Manual‥‥インターネット版をクリック。
図4
図4はマニュアルの一部で、原文は英文表記です。
図5
図5は、図1の波形の一部を拡大した物です。
波形のすぐ上の数値は、秒数を表しています。
再生の進行とともに波形とカーソル(10.0の右に有る“▼”及び下に伸びる線)が移動します。
画面左上のマウスカーソルで示すのがPLAYボタンです。
図6
図6は、図5を更に拡大表示した物です。
図7
逆に縮小表示する事も出来き、図7は、図1の波形を縮小した物です。
波形編集
図8
図8は、図1の頭の部分を拡大した物です。
頭に、1秒チョットの無音部分が有り、再生したとき、直ぐに始まりません。(2秒以上有る様に感じられます。)
此の無音部分を、1秒ほどカットしてみましょう。
頭からカットしたい部分をドラッグすると上図の様になります。(逆に、カットしたい部分から、頭にドラッグしてもよいです。)
図9
画面上部のメニューバーの編集をクリックします。
ドロップダウンリストから、“削除”をクリックします。
図10
図10で見ると、頭の無音部分が削除されましたね。
Audacityはトラック数も増やせます。
エフェクトもかなりあります。
イコライザ/エコー/クリックノイズの除去/ノイズの除去/フェードイン/フェードアウト
/低域の強調/圧縮/増幅/プラグイン/テンポ変更/スピード変更等が有り其の他にも沢山あります。プラグインを追加すれば更に多くの機能が使えるようになります。その他エディット等も色々でき、録音もできます。
普通の方は、これ1本有れば大概のサウンド編集は大丈夫ですね。
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ここからは、少しだけ実際の波形編集をしてみます。
下記例の波形は、Streamtunerの再生をサウンドレコーダ―で録音した物です。
以下の作業方法は、同じ作業でも、一つの方法示しただけで、他にも色々な方法が有ります。
図 11
図11の波形ですが、Aの部分に前曲の終りの部分、C部分に最期の曲の頭の部分が有ります。
A、C、これ等は共に曲の一部分で不完全な部分です。
A/Cを除く部分は残したいのですが、残す部分も、Bは削除したいと思います。
曲を再生させると、再生に応じカーソル位置が連動しますので、凡その位置確認が出来ます。
波形位置カーソルは、図11の場合、A(赤色)の右に有る縦の線です。
図 12
ここからの各種編集作業は、図12のパネルから行いますが、ショートカットキーの使える物は、ショートカットキーの操作で進めます。
間違って行った場合や、上手くいかなかった場合は、“「Ctrl」+「Z」”(又は、図12のアンドゥボタン)で元に戻ります。
(「 」+「 」は、「」内のキーを両方同時に押します。)
これからの編集作業内容
図11のAとCの要らない部分を削除し、Bの要らない曲を削除します。
ファイルのロード(ファイルを開く)までの手順は省略します。
図11の最初(A)の削除する曲の最期にカーソルを合わせます。(凡その位置でクリック)
「スペースバー」を押します。
カーソル位置から曲の再生が始まります。
再度「スペースバー」を押すと再生停止します。
削除する曲の終りの少し前あたりをクリックして、カーソルを合わせます。
「Ctrl」+「1」で波形の時間(横方向)を拡大します。
是を3回ほど繰り返すと、下図の様になります。
図 13
(図13)再度、カソールを波形で、曲の終了個所に合わせます。(波形終わり付近でクリック)位置カーソル(縦線)にマウスカーソルを合わせます。
マウスカーソルが、[T]から[←]の白抜きカーソルに変わります。
(図13のマウスカーソルが左横向きになったような感じのカーソル)
[←]カーソルになったら、クリックし、其の侭削除する波形方向の適当な位置までドラッグします。
図 14
ドラッグした範囲が、図14の様に少し濃い色で表示されます。
「Ctrl」+「L」
図 15
(図15)指定範囲の音量が0に成りました。
ここからは、上側のチャンネルのみ記載します。
(ここまででお解りと思いますが、片チャンネルの操作でも、両チャンネルは、連動しています。)
「Ctrl」+「1」を押す。
図 16
上図では、まだ少し前の曲が残っているので、振幅が0になっている辺りをクリックします。
カーソル位置を最小値となる場所に合わせながら、「Ctrl」+「1」を押す(2〜4回程度)
図 17
図17で、この辺が曲の境目でしょう。
しかし、振幅の表示が小さく解りずらいです。
マウスカーソルを図の左側の“0.0”と表示された部分に合わせます。
マウスカーソルが、虫眼鏡(+)アイコンに変わります。
この状態でクリック。(必要に応じて数回)
(“0.0”近辺で行わないと、クリックした辺りの範囲が拡大してしまいます。)
図 18
振幅が拡大されました。
図 19
「Ctrl」+「1」を数回押し、時間軸(横)を拡大します。
位置カーソル(縦線)は中央に有りますが、両チャンネルとも振幅が0になる様な場所を、クリックします。
立振幅が広い場所で切ると、再生時に“プツッ”音が出る事が有ります。
今回は、図19の位置にしました。(ここをクリック)
「Ctrl」+「F」(又は、図12の右の表示サイズの右端のアイコンをクリック。)
図 20
マウスカーソルを画面左の“0.0”付近に合わせます。
マウスカーソルが、虫眼鏡(+)アイコンに変わります。
此の儘、「Shift」キーを押します。
虫眼鏡(ー)アイコンに変わります。
其のまま数回クリックします。
位置カーソルにマウスカーソルを合わせ、←カソールに変わったら、先頭までドラッグします。
図 21
上図の様に範囲が選択されました。
「Ctrl」+「L」を押す。
図 22
最初の削除したい部分の音量が0に成りました。
再度、残す波形の先頭辺りをクリックし拡大していきます。(「Ctrl」+「1」を数回)
図 23
曲の先頭に、少しだけ無音部分が残る様にカーソルを移動。
「Ctrl」+「F」(画面の幅に合わせます。)
図 24
位置カーソルにマウスカーソルを合わせ、←カソールに変わったら、先頭までドラッグします。
図 25
図25の様に選択範囲が表示されている状態で、
「Ctrl」+「X」を押します。
図 26
図26の様に先頭部分が削除されました。
なぜこのような面倒な方法をとったかと言うと、曲の中間などで、波形編集をする場合に、
いきなり削除してしまうと、波形の繋がりが解らなくなってしまう事が有るため、一度無音部分を
作成してから、削除作業をしました。
今回の例では、図13から更に拡大して、カーソル位置を決め、先頭まで削除する方法も有ります。
此の場合、先頭に無音部分は、付きません。
(無音部分がない場所に無音部分を挿入したい場合は、“生成”→“無音”で行います。)
今度は、図11の”C”の部分の削除をします。
Cの部分の先頭付近にカーソルを合わせ拡大します。
図 27
更に拡大し、曲の先頭が始まる場所にカーソルを合わせます。
図 28
位置を決めたら、縮小表示します。
(「Ctrl」+「3」を数回押します。)
図 29
位置カーソルにマウスカーソルを合わせ、←カソールに変わったら、最期までドラッグします。
(最期は少し行き過ぎる位までドラッグ)
「Ctrl」+「L」を押す。(指定範囲が無音)
波形の最後の部分辺りを拡大します。
波形を拡大して見ると、フェードアウトしているのが解りますが、最後が少し早く音切れしています。
少しフェードアウトを調整しましょう。
図 30
図30の様に、フェードアウトさせたい範囲を、ドラッグして選択します。
図30では、フェードアウト時間が余り短くならない様に、様子を見るため曲の最後から少し後方までを
範囲としています。
フェードアウトを掛けてみましょう。
図 31
図31の様に、範囲を選択した状態で、メニューから、“エフェクト”→“フェードアウト”とクリック。
図 32
フェードアウトの設定が終わりました。
「スペース」バーを押します。
選択した部分が再生されます。
終りにしたい部分を決めます。
範囲設定の終りの部分をドラッグして範囲の変更をします。
位置が決まったら、其の場所から最後までを削除します。
これで、曲全体の最後が決まりました。
続いて、
図11のBの要らない部分を取り除いてみましょう。
Bの削除部分の部分の始めと終わりの少し内側を、ドラッグ選択します。
図 33
「Ctrl」+「L」を押す。(指定範囲が無音)
図 34
次の曲の頭を調べます。
次曲の先頭付近を拡大します。(「Ctrl」+「1」)
図 35
再生してみると、少し余分な物が残っています。(「スペース」でプレイ/ストップ)
カーソルを次曲の先頭付近に移動させます。
図 36
左側の無音部分までドラッグして範囲選択後、「Ctrl」+「L」(不要部分の無音化)
「Ctrl」+「F」(画面の幅に合わせる)
無音部分を少し小さめにドラッグ選択
図 38
「Ctrl」+「X」(不要部分の削除)
図 39
大まかな範囲が削除
図 40
前曲の終りと後曲の始まりを含むようにドラッグ
「スペース」を押して再生。
曲間が長すぎます。
「Ctrl」+「1」で拡大。
図 41
「スペース」を押して再生/ストップで曲間を調べます。
図 41
曲間の不要な部分をドラッグ選択
図 42
「Ctrl」+「X」を押して指定範囲を削除。
図 43
「Ctrl」+「F」で全体を表示。
必要に応じて“別名で保存”
波形編集で“別名で保存”をし、波形編集を閉じる時、“保存しますか?”の問いに、“保存しない”で終了すると、元のファイルは其の侭(編集以前のまま)残ります。通常の“保存”(同名保存)では、元のファイルが書き換えられてしまいます。一度閉じてから、再度開くと、元のファイルが開きます。間違って同名保存しても良い様に、コピーファイルを作成し、コピーファイルで作業すると良いでしょう。
以上で終了。
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使用方法を詳細に述べると、多量なページ数と時間を必要としますので、簡易な説明で終わります。
詳しくは、Audacityのオンラインヘルプを見て下さい。
機会があれば、別途ページを設けて使用方法や、他のWaveEditorとの比較等を記載たいですね。
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