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インストールが止まってしまう。画面がブラックアウトしたままです。 

インストールが途中で止まってしまいます?。
インストール中に、画面が真っ黒なまま(ブラックアウト)止まってしまう。ということについて、いろいろ情報を集めまとめてみました。
Ubuntu16.04LTSを使用していますが、他のディストロの場合は参考にしてください

参考)
ライブ起動自体が出来ない場合は、インストールするPCのスペックが低すぎる場合(例えば古いPCPAEに対応していない)などに、インストール対象外PCとして、起動しない場合があります。また、作成したインストールディスクが、正常に作成されていない場合があります(このページ末を参考に)。
その場合は、インストールするディストロを変更してみましょう。例えば、Ubuntu系なら、LubuntuXubuntuですね。(Lubuntuがおすすめ。)

私は、インストール中に、画面が真っ黒なまま止まってしまう。という症状が起きたことが、幸いにしてありません。(インストール自体が始まらなかったことはあります。)
従って、下記の記載方法で対処できるかどうかわかりません。参考程度に留めてください。

インストール途中で画面が真っ黒なまま止まってしまったらどうしましょう?。
再度やり直しましょう!。(強制終了)

でも、ちょっと待ってください。

強制終了の前にHDDUSBメモリのアクセスランプを確認してください。
アクセスされていますか?。(殆どアクセスされていない状態で、時々アクセスしている場合があります。注意深く観察してください。)
もしアクセスされている場合は、画面の表示はなくても、バックでインストールが進行している場合があります。
この場合は、時間をおくと、表示が復活する場合があります。
HDDのアクセスがなくても、メモリアクセスで処理が進行している場合があります。
とりあえず、時間をおいてみましょう。

インストール途中で、グラフィックスドライバーのインストール中は、画面が黒くなってしまう時があります。この場合は、時間が経つと戻ります。

時間をおいても、症状が改善しない場合。
再度やり直しましょう。強制シャットダウンですね。

この時、注意しましょう
(注意:強制シャットダウンは、USBメモリの内容を壊す場合があり、再度インストール用USBメモリの再作成となる場合があります。)

やり直しても、症状が変わらない場合。

例えば、Ubuntuのインストール中は、画面表示とは別にインストールが進行しています。

黒バックのままインストールが止まっているようでしたら、[Esc]キーを押してみてください。
インストールログが表示されると思います。(ログが表示されても、初心者には、意味がよくわからないと思いますが。)

ログで、どこでインストールが止まっているか解ると思います。(一見止まっているようでも、インストールが進行している場合があります。)
止まっている状況がわかれば、それに対処しますが、初心者には難しいでしょうね。

参考対応方法 其の1 (インストール開始前の選択画面で、[F6]キーを押して起動オプションを設定する。)

インストール開始後直ぐにブラックアウトしてしまうのは、グラフィック関連のトラブルと思われます。

インストールメディアから起動したら、最初の画面で、[Esc]キーを押します。

起動オプションを変更できる画面が表示されます。
PF6]キーを押すと、ポップアップメニューが表示されます。

起動オプションを変更します。
また、ACPI非対応PCなら、“”EDD対応PC(古いPCに多い)なら“”を試してみます。
フレームバッファ(グラフィック)の解像度を変更してみるのも有効かもしれません。

フレームバッファ(グラフィック)の解像度の変更。

ポップアップメーニューが表示される状態で、[
Esc]キーを押すと、起動オプションを直接編集が出来ます。

フレームバッファ(グラフィック)の解像度を変更してみましょう。(解像度を下げてみるのも、良いかもしれません。)
コマンドラインの行末に移動。([→]キーで移動)
vga=XXX”と追記します。(XXXの部分は下記を参考に、入力)

解像度オプション
(上記の
XXX
の部分例えば、解像度800x600で256色を指定する場合は、771の部分をXXXの部分に入力し、vga=771、のようにします。
解像度:800600 256色  771 、 解像度:800600 32768色  787
解像度:1027768 256色  773 、 解像度:800600 32768色  790

起動オプションの表示の中の、“queit splash”を削除して、“nosplash”を書き加えればブートプロセスを確認できます。(ブートプロセスのログが画面出力される。)

設定(編集)終了後に[Enter]でインストールが開始します。

参考対応方法 其の2 (ブラックアウト時、ログを表示し、更に編集モードで編集する。)
ブートローダー(PC起動時に、BIOSの次に動作するもの)は、UEFIモードで起動した場合に使われるのは”GRUB”、BIOS(レガシーモード)モードで起動した場合に使われるのは“syslinux”です。ブートローダーによって、操作が若干違います。
以下は、Ubuntuの場合を参考にしています。(Ubuntuフレーバー、Fedora等も同様だと思います。)

Esc]キーを押して、ログを表示します。

GRUBUEFIモードで起動)の場合。
[E]キーを押すと編集モードに入ります。
画面表示をよく確認すると、起動項目の中に、行頭に“Linux”と表示された行が見つかると思います。
其の行の行末(--の前)に、起動オプションを追加します。(起動オプションについては後述。)
編集後は、[Ctrl]+[X]、又は、[F10]で起動再開です。

SyslinuxBIOSモード/レガシーモード)で起動した場合。
TAB]キーで編集モードに入ります。(画面下部に、ラインエディタで表示されます。)
行末にオプションを追加します。
Enter]で起動再開です。

起動オプション
nomodeset : 解像度変更を無効化
xforcevesa : 2Dグラフィックの共通機能のみ有効化
forcepae : PAE非対応CPUの起動可
quiet : 起動時のメッセージを画面出力無し

参考)
nomodeset(解像度変更を無効化)とxforcevesa(最小限の2Dグラフィック機能)は、インストール開始後直ぐに止まってしまう場合(グラフィック関連のトラブルと思われます。)に有効と思われます。
まず、nomodesetを試し、効果がなければ、xforcevesaを試してください。
forcepaePAE非対応CPUの起動可)は、PAE非対応CPUにインストールできるようにするオプションですが、PAE非対応CPUPCは、WindowsXP前期以前のPCで、PCスペックが劣るため、仮にインストールしても動作が重くなるので、Lubuntu等の軽いものを入れたほうが良いでしょう。
quiet(起動時のメッセージを画面出力無し)は、既に書き込まれていますので、画面出力をしたい場合は、quiet表記を削除してください。


意外と見落としがちな点。

作成したインストールメディアが正常に作成されていない場合があります。
インストール開始時の起動オプションで、チェックディスク(“check disk for defects”)を行ってみましょう。

正常作成されていない原因には。
フォイルをダウンロードした時に、ファイルが正常にダウンロードされていない場合。
ダウンロード元(大概ダウンロードと同じページ)に、サムチェックの値が表示されているので、ダウンロードしたファイルのサムチェックを確認しましょう。異なる場合は、再ダウンロードしましょう。
サムチェックはページ“Hash(md5sum)”を参考にしてください。

ダウンロードファイルの間違い。例えば、32bitCPUに64bit版をインストール。(この場合は、インストールそのものが始まらないと思います。

インストールメディアの作成時に正常に書き込まれていない。
高速書き込みを行った場合に起こりやすい様です。

再度、作りなおしましょう。


インストールするディストロの求めるスペックに、PC側のスペックが対応していない。
◎ 古いPCの場合起こりがちです。
例えば、PAEに対応していない、などです。(PAEに対応していない場合は、インストール自体が始まらないと思いますが?。)
 $ cat /proc/cpuinfo
で、CPU情報を確認してみましょう。
インストールするPCのスペックとインストールするOSが必要とするスペックを確認しておきましょう。

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