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Ubuntu で Dropboxを使う。

Dropboxを使ってみましょう。
(注意:このページは古い画像を使用しているため、現在の画像と違っていたり、操作手順に違いがある場合があります。)

Dropboxは、オンラインストレージサービスの一つです。

複数のPCを所有している場合は、其々のPC間で同期を取るのが大変ですね。
かくPC間でデータを取るための簡単な方法は、データをUSBメモリ等に保存し、各PCの使用時に、このデータを使用すれば常に最新のデータを扱えます。
(各PC其々にデータを保存しているとどれが一番新しいデータか解らなくなる場合が有りますね。)
USBメモリの場合は、一々抜き差しするのも面倒ですね。
(私の場合は、ホームファイルサーバを使用して、其処にデータを収めています。)

DropboxはWindows、Linux、Mac等のどれからでも使用できます。(其々専用のクライアントソフトが有ります。)

2GB版(無料版)は90日アクセスが無いとアカウントが削除されてしまうようです。
しかし、通常の使用でPC起動後にオンライン(ネット閲覧等)にすれば、Dropboxに自動的にアクセスされるためアカウント削除の心配はないでしょう。
(オンラインにするだけで良いので、改まってDropboxのアクセスに気をつける必要は有りません。)

Dropboxはアクセス(ファイル操作等)するために、一々ブラウザを起動するなどの手間はありません。
PC上でDropboxフォルダを開いて操作するだけです。ファイルの追加は、Dropboxフォルダ内にドロップするだけです。
ディレクトリ(フォルダ)の作成も通常の操作と同じです。

Dropboxのファイルを削除すると、他のPCにも反映されてしまいます。
この様に削除してしまった場合や上書き保存してしまった場合でも、Dropboxには更新履歴管理機能があり、Webを開いて其処から簡単に復元することができます。

オフラインでも使用できます。
Dropboxを使用しても、ストレージが2GB増えるわけでは有りません。それは、オンライン上以外にも、PCにも同じ物が作成されるためです。
なら、“Dropboxってあまり意味ないじゃん!。”と思われるかもしれませんが、Dropboxの最大の目的は、複数PC間での同期にあります。他にも、異なるOS間でのデータのやりとりに便利です。また、データはオンライン上にあるので、万が一PCが壊れても、Dropbox上のデータは無事残ることになります。

Dropboxのインストール。

Ubuntuの場合は、Ubuntuソフトウェアセンターから簡単にインストールできます。
Ubuntuソフトウェアセンターからインストールしたのは、インストーラですので、インストーラを起動してDropboxのインストールが必要です。

参考)
参考までに、Dropboxのパッケージをダウンロードしてインストールする方法を記載します。
(Ubuntuソフトウェアセンター等からインストールした場合は、“<共通:”まで読み飛ばしてください。)

ファイル(パッケージ)をダウンロードするため http://www.dropbox.com/ を開きます。
以下は、LinuxディストリのUbuntuを例に撮ります。



上図拡大図の青矢印(赤アンダーライン)で示す、Linuxをクリック。




自分の使用ディストリに合わせてパッケージをダウンロードします。
此処ではUbuntuを例にしていますので、“・・・
.deb”
(OSのbit数に合わせ、32bitなら x86.deb、64bitなら x86-64.debをダウンロード)
なお上図では、Ubuntu、Fedora用になっていますが、其々のパッケージ形式が使用していると同じなら、違うディストリでも使えると思います。
もし、合うパッケージがない場合は、Source(tar.bz2)をダウンロードして自力でコンパイルする事となります。



上図のファイルがダウンロードされています。
通常ダウンロード時に場所の指定をしていなければ、ホームフォルダのダウンロードフォルダに有ります。

このファイルをWクリックすると、Ubuntuソフトウェアセンターが開き、「インストール」でインストールされます。
現在のUbuntuはパッケージのインストール時にはUbuntuソフトウェアセンターを通るようになっています。
(他のディストリの場合は、ファイル上で右クリックをし、開いたメニューの“○○インストーラで開く”をクリック。)



上図で“状態:  全ての依存関係が満たされました”とあるので、不足ファイルは無いようです。
 [パッケージのインストール]をクリックします。

インストール終了です。ですが、此処まではインストーラがインストールされただけなので、続けてDropboxのインストールをしなければなりません。

<共通:此処からは、Ubuntuソフトウェアセンターでインストールした場合も共通>

Dashの場合は、“dropbox”と検索して起動。
(アプリケーション→インターネット→Dropbox)



◎ I don't have a Dropbox account
初めてインストール(アカウントを取得していない場合)は、こちらを選びます。

○ I already have a Dropbox account
他のPCやOSを含め一度でもインストールしている場合(既にアカウントを取得している場合)はこちら。

I don't have a Dropbox account を選択した場合。



上図は、I don't have a Dropbox account (アカウントを取得していない場合)を選択した場合。

First Name : 名 (英字記入)
Last Name : 姓 (英字記入。姓名は逆でも大丈夫です。またニックネーム等でも良い様です。)
Email : メールアドレス
Password : パスワード(自分の任意の物で、余り桁数の少ない物はやめましょう。)
Verify Password : パスワード(確認・上と同じ物。違っているとやり直し。)
Computer Name : PCの名前。自動的にPC名が入力されています。
 他のOSやPCにも導入しますので、記入内容を正確に控えておいてください。
 他のOSに導入する場合に必要となります。(特に、メルアドとパスワード)
□ I agree to the Terms of Service
  (私は、サービス条件に同意)にチェックを入れます。


I already have a Dropbox account を選択した場合



上図は、I already have a Dropbox account(既にアカウントを取得している場合)を選択した場合。

Email : メールアドレス(最初にDropboxをインストールした時/アカウント取得時のメールアドレス)
Password : アカウントを取得した時に設定したパスワード

Computer Name : 既にインストール中のPCの名前が入っていると思います。
PCに複数のユーザを作成してある場合やOSをマルチブートしてある時等は、使用中のPC名、OS名、ユーザ名が解る様に書き換えておきましょう。

此処までは、アカウントを取得しているかいないかで設定入力が変わりましたが、ここから先はどちらで進んできた場合でも同じです。

Dropboxのサイズ選択



上図で、 ◎ 2GB を選択して、「進む」
 Dropboxで無料で使用できるのは、2GBのみです。
 (2GBを超える物は、有料です。)

ここから、Dropboxのガイドツアー(簡易説明)が4ページほど表示されます



ツアーは読まなくても良い場合は、上図の「Skip tour and finish」をクリック。




上図の“□  I want to choose where to put my Dropbox folder”はDropboxフォルダーをどこに置くか選びます。
(デフォルトでは、チェックは入っていませんが、□と“DropboxFolder Location”の場所が見えにくい事が有るので、上図では表示のためチェックを入れて有ります。)
上図にチェックを入れると、Dropboxを置く場所の指定が出来ます。

此処は、チェックを入れずデフォルトの場所に作った方が解り良いでしょう。

特に、複数のPCやOSのマルチブートをしてある場合は、全てにフォルダー設定をして置くと、其の場所を一元化していないとフォルダの場所が把握出来なくなる事が有るので、デフォルトのまま、ここには、チェックを入れない方が良いと思います。
(私の場合、複数台のPC/OSマルチブート/作成ユーザー数/仮想OS等が有り、これ等全てにDropboxの設定をすると、10以上に上ってしまうので、フォルダの場所はデフォルト値を使用しています。)

デフォルト値では、Linuxの場合は、ホームフォルダに“Dropbox”と作られています。
Windowsの場合は、ドキュメントフォルダに作られます。

実際には、フォルダ位置は知らなくても使用する事は出来ます。

「Finish」をクリック。

これで完了。

設定完了すると、通知領域にアイコンが登録されます。。


    C 
上図はWindowsの場合です。
Linuxの場合は、上部にパネルが有る場合は、上部パネルにアイコンが作られています。
(このアイコンは、削除しない様にして下さい。メインメニューからの復元は出来ません。)
Bのアイコンを右クリックすると、C図が表示され、“Open Drop‥”をクリックすると、フォルダが開きます。または、Bをクリックすると、Dropboxフォルダが開きます。


(上図は、Dropboxフォルダを直接開き、まだDropboxのアイコン表示が反映されていない状態です。)

既に、Photos、Pubulicの2つのフォルダが作られています。
この2つのフォルダは、公開専用フォルダです。
自分のPC内でのみ使用したい場合は、この2つのフォルダは使用しないようにしましょう。
空いているスペースで右クリックをして、メニューからフォルダを作成しておきましょう。

更新マークに付いて。
Dropboxのアイコンは、データを変更した場合の更新進行状況が解る様になっています。

       
  A         B

Aは更新中のマークです。(画像はWindowsの物です。Linuxの場合はマークが右に付きます。)
此の更新中のマークが付いている場合は、そのファイルを開いたりするとファイルが壊れる事が有ります。

Bは、更新完了のマークです。(画像はWindowsの物です。Linuxの場合はマークが右に付きます。)
小さいファイルの場合は割とすぐに更新完了しますが、稀に遅い場合(数分)も有ります。
また、2台目以降にDropboxをインストールした場合は、既にDropboxにあるファイルの同期の完了までは時間がかかります。この間は、Dropbox上のファイル操作は行わない方が良いです。

取り合えずの使い方。

Dropboxフォルダ内にフォルダを新規作成しておき、作成したフォルダにアップロードしたいファイルを
ドッグ&ドロップするだけです。
これだけで、使用しているPC全てで同期がとられ最新のデータを見る事が出来ます。
オンラインの状態で無いと更新は反映されません。
更新したい場合は、必ずインターネット接続しておいて下さい。
オフラインで作業した場合は、オンラインになった時点で変更が更新されます。
オフラインで複数のPCで作業した場合は、同時にオンラインにせずに、1台ずつオンラインにしましょう。Dropboxは一々Webにログインしたりする必要は有りません。ただオンラインなっていれば良いだけです。

取り合えずは、共有したいファイルを“Dropbox”フォルダにドラッグ&ドロップすれば良いだけです。
他のPCからもオンラインになっていれば、同期され最新のファイル情報となって見られます。

Dropboxの便利な機能
間違ってファイルを書き換えてしまった場合(上書き保存してしまった。)の復元。

Dropboxには、書き換えた履歴(ファイルデータも)が残っています。(凄いですね。)

試してみましょう。(上書き保存の場合)
まず、テスト用にサンプルを作ります。
(簡単に調べるために画像を使います。)
Dropbox以外のフォルダに、何でも良いですから画像を用意して下さい。
其の画像の有る場所を開きます。
確認のため、Dropboxフォルダも開いておきます。
其の画像を、Dropboxフォルダにドラッグ&ドロップします。
Dropbox内を見ると、今投げ込んだファイルが表示されていると思います。
更新中のマーク(回転矢印)が付いていますね。
更新中のマークが付いているファイルは、絶対操作しないでください。(このファイルを開くのも駄目です。)
そんなに時間が掛からず、更新完了マーク(チェックマーク)に代わります。
更新完了マークに変わったら、再度同じサンプルファイルに戻り、画像を右クリック。
ショートカットメニューから画像を90°右回転(左でも良いです。)させます。
此のファイルをDropboxに放りこみます。
同じファイル名なので、上書き確認が表示されますので、上書き保存して下さい。
再度、サンプルファイルに戻り、更に90°右に回転させます。
このファイルを、Dropboxに放りこみます。
(先ほど放りこんだファイルは、更新完了になっている事を確認しておきます。)
これで、都合2度の回転をさせた画像を入れた事になります。
(0°/右90°/右180°(90°+90°)とファイルを上書き)

Dropboxフォルダ内の修復したいファイルの上で右クリックをします。
ショートカットメニューが表示されます。
メニューから“Dropbox”→“View Previous Version‥‥”
      (DropboxVer0.6では、Revisionです。)



上記は、表示されたショートカットメニューのDropboxの部分です。
(Dropboxフォルダ以外では表示されません。)
(上のBrowse on Dropbox‥‥をクリックすると、Dropboxブラウザが開きます。)

View Previos‥‥をクリック。

次の画面が開きます。



上記は私がサンプルとして、WS000000.jpgと言うファイルをアップロードし、更にファイルを
3回書き換えた物です。
(前述の“試してみましょう。”では、2回しか書き換えてないので、1行少なく表示されるでしょう。)

Changed に変更された時間が表示され、値が小さいほど新しい物です。
Changed by に変更を行った者が表示されています。
Preview をクリックするとそのファイルがプレビュー出来ます。
復元したい場所の各ファイル名の頭のラジオボタンを選択し、「Restore」をクリックします。




上記の画面が開きます。
目的のファイルを見つけます。



今回の目的のファイルは、WS000000.JPGです。(一番下に有りました。)

□にチェックを入れ、右端の▼をクリック。
 (▼でなくとも、選択ファイルの行の何処でも良いです。)
上図のようにドロップダウンメニューが表示されます。

又は、チェックを入れた後、画面上部にスクロールし、「More actions」をクリックしても同じです。



上図は、「More actions」をクリックした所です。

上記の、どちらでも良いですから、Previous versionsをクリックします。

再度下記画面が開きます。



注意)
上記画面は、前述の画面と同じ画面です。
実際には、今回行った操作が、一番上に追加記載されています。

画面を閉じます。
アイコンで、Dropboxのフォルダを開いてみます。
指定したファイルに戻っていますね。

ファイルを削除してしまった場合。
2つ上の画像では、「More actions」の左隣に「Show deleted files」と表示されていませんが、一度「Events」タブなどをクリックして、再度「Files」タブをクリックしてもどると、「Show deleted files」が表示されます。

「Show deleted files」をクリックして、表示された削除一覧ファイルから元に戻したいファイルを、フォルダに戻すか、ダウンロードすれば削除ファイルの復元が出来ます。


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