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Wine-1 UbuntuでWineを使う-1

追記)2017/2現在については、索引→LinuxDistributionUbuntuのページEのWineの項を参考にして下さい。

追記)2014/10現在については、“Wine-2”を参考にして下さい。

Wineの最新版は、2013/8現在で安定版は“1.6”の様です。
(ここは、2013年現在です.。)

wineはWindowsのアプリを動作させるためのソフトです。
WineはWindowsのDLLに代る物をLinux上に持っていて、是でWindowsのアプリを動かそうとするソフトで、エミュレータみたいなソフ トです。VirtualBox等の場合は仮想マシンで、この仮想マシンでアプリを動かそうとする物ですが、Wineは、WindowsのDLLを肩代 りして動かそうというソフトなのです。

WineでのWindowsアプリの動作状況
Windows用ソフトなら全て動く訳ではなく、どちらかと言うと、動いたら儲け物といった感じです。また、動いても不完全な動作をする場合も有ります。 ゲームは比較的動く物が多い様です(他のジャンルのソフトと比べた場合)。比較的簡単な(シンプル)なプログラムは動く確率が高いです。
各アプリの動作状況は下記で確認できます。
 http://appdb.winehq.org/

結論を先に記載するのは、如何なものと思いますが、Wineより仮想OSを構築する方をお勧めします。はっきし言って、Wineってあまり使えないと思ったほうが良いですよ。

とは言っても、Wineについてあまり記載しないでも怒られるでしょうから、一応、使用法等を記載しておきます。
最近(2013/8)までWineは使用したことがなかったので、Wineについてのページは余り当てにしないで下さい。

バージョンに付いて。
2013/8現在の安定版の最新版は、V1.6の様ですが、ディストリでインストール出来る場合は、そのバージョンで良いでしょう。しかし、 安定版より評価版の方が最新バージョンなので、プログラムがより正しく動く可能性が有ります。2013/8月時点での評価版のバージョンは、V1.7です。

最近のWineを使用するにあたっては、Ubuntuには、“Play on Linux”と言う大変優れたアプリが出ています。
“Play on Linux”はWineのフロントエンドツールのようで、是れをインストールすると、以前のWineより簡単に使用できます。
かなりの量のWindows用アプリをインストールすることができます。ただし、Windowsのパッケージを所有していないとライセンス違反になります。ご注意ください。

インストール
Ubuntu(12.04以降なら。多分?)なら、Ubuntuソフトウェアセンターで“playonlinux”と検索してインストール。



ランチャーのアイコン。




起動すると上図が表示されるので、あとは画面なりに進行。



上図が表示されたら、「+ インストール」をクリック。



上図が表示されるが、例えば“インターネット”の項目を見ると、上図1の様にしか表示されていない。
(I・Eなどが表示されていない。)

2の「更新」をクリック。
少し時間をおいて、他のジャンルを選択してから、再度“インターネット”をクリックすると、2つ後の図のように表示される。

試しに、I・E8をインストールしてみる。



しかし、上図の様に“アップデートしろ”がでてインストールできません。
アップデートは面倒そうだったので、取り敢えず“I・E6”をインストール。



上図の様に、“I・E6”を選択して、下部右の「インストール」。




上図の様に始まります。
あとは、画面の指示に従ってインストール続行。

途中、“□ I Agree”にチェックを入れ、“I accept the agreement”を選択。



インストールが完了すると、PlayOnLinuxの画面にアイコンが表示されている。
(3の様にUbuntuデスクトップにもアイコンが表示されている。)
アプリを追加インストールすれば、ここに表示される。
アプリの起動
1でアプリを選択して、2の実行をクリックすると選択したアプリが起動する。
又は、3のデスクトップのアイコンをクリックする。

“I・E8”をインストールしようとして、“アップデート”の警告でインストールできませんでしたが、Ubuntu12.10以降なら正常にインストール出来るのかもしれません。(検証していません。後は、インストール中に何かミスったか?。)

Wineは、もともと使う気がないので、気合が入らず“この辺でいいかぁ〜。”という事で、あまり詳しくは見ていません。

一応、インストールの項目で目に付いたアプリを以下に記載。

グラフィック:Microsoft Paint
マルチメディア:Ableton8/9、ImgBurn、Reason5、Windows Media Player10、MS Office 2000〜2010
Teasting:UTAU4.16、iTunes10
等が目に留まりました。

Ableton8/9やReason5等を使用する場合は、ローレーテンシーのカーネルを使用したUbuntuStudio等のディストリを使用した方が良いと思われます。

PlayOnLinuxの場合は、CD/DVDからのアプリのインストール方法は。

最新版をインストールするには!。(常に最新版をインストールしたいなら!。)
此処の記載は多分?。以前はこんな感じだったのですが。
手順
PPAを追加します。
Synapticを起動→設定→リポジトリ→他のソフトウェア→追加
APT入力欄に、[APTライン:ppa:ubuntu-wine/ppa]と入力。
(古いデータを元にしているのでAPTラインが間違っているかもしれません。) 
「ソースを追加」をクリック
「再読み込み」をクリック
Synapticから最新版をインストール。
以上です。

Wine以外にも、Windowsアプリを使うには、仮想マシンを構築して、其処にWindowsをインストールする方法があります。

仮想マシンを構築し、其処にゲストOS(仮想OS)としてWindowsをインストールし、そのWindowsにアプリをインストールして使用します。って、普通のOSインストールとアプリインストールみたいですね。
そうなんですよ。仮想マシンの構築まで終われば、後は通常の実マシンと同じに使えるんですよ。

“仮想マシンの構築”といっても身構える必要はなく、至って簡単なんですよ。
仮想マシンの構築とOSのインストーラとして、“VirtualBox”と“VMware Player”(Playerが無料版)がよく使われるようです。両者は使用方法も割と簡単です。また、ゲストOS(仮想OS)をインストールしてあれば、いつでも起動して使用できます。(勿論ホストOS(実PCの方のOS)を起動してある必要はありますが?。当然か!。)
また、ゲストOSはHDDに余裕があれば幾つでもインストール出来ます。ただし同時に起動できるのは限られてしまいます。

Wineと比べると、仮想OSは良い事尽くめの様ですが、やはり欠点のあります。
まず使用するマシンです。ある程度のスペックを有したマシンでないと、動作が緩慢になり使用に耐えません。仮想OSは、どうしても動作が遅くなります。
CPUがcore i3-3.3GHzの場合、仮想マシンに割り当てるCPUの数が1つだと、動作が非常に緩慢ですが、2つ割り当てると余りモタツキを感じずに作業できます。

また、仮想マシンと言えども、有償のOSやアプリを使用する場合はライセンスが必要となります。ですので、Wineと比べるとOS代が係る様になります。Windowsを使用する場合は、余っているライセンスを使用すると良いでしょう。また、仮想OSの場合は、Windows実機で使用できた外部周辺機器が全て使えるとは限りません。

それでも、Wineより仮想OSを構築する方をお勧めします。はっきし言って、Wineってあまり使えないと思ったほうが良いですよ。

何だか此処は仮想OSのコマーシャルみたいになってしまいましたね。

此処からは、Ubuntu10.10時代のWineの話です。
Wine雑記
古いCADソフトが動きました。部分的に不完全な部分も有りますが、ほぼ使用に耐える状況で動きます。
動かないと思っていたので意外でした。将棋ゲームソフト(私の持っている唯一のゲームソフト)をインストールしようとしましたが、インストール時点ではじ かれてしまいました。その他幾つか試みましたが、殆どインストール時点ではじかれてしまう物が多かったです。

試したWindowsソフト

Vellum CAD
ほぼ実用に耐える状況でインストール出来ました。

XGworks(Yamaha MIDIシーケンスソフト)
インストール出来ましたが、まともに動いていません。

らくらく作曲名人(Yamaha Win98/2000用)/付属ソフトシンセサイザーとMidRadio
すべてインストール出来ましたが、らくらく作曲名人は起動しません。ソフトシンセとMidRadioは起動しましたが、正常に動いているのか良く解りません。(このソフトは、買ったのみで殆ど使用しなかったので良く解りません。)

REASON(DAW)
インストールでき起動も出来ました。が、音が出ねぇ〜。(此処は自分が設定ミスをしているのかも?。)

AcidPro(DAW)とSONAR(DAW)及び、その他数点のアプリは、インストール時点ではじかれました。

参考)
Wineで、CDからインストール出来ない場合。
アプリのインストール実行ファイルのプロパティを開き、アクセス権の実行に“プログラムとして実行可能”にチェックを入れるとインストール出来る場合が有ります。
当然書き換えが必要となりますが、CDは書き換えできないのでCDからHDDにコピーしておき、コピーした物のプロパティのアクセス権実行の“プログラムとして実行可能”にチェックを入れ書き換えてから実行します。

例)
インストールCDをHDDにコピー。
コピーしたソフトを右クリック → プロパティ → アクセス権タブ → 実行:“□ プログラムとして実行可能”にチェックを入れる。
後は、コピーしたソフトのインストーラ(setup.exeなど)をWクリックしてインストール開始。

其の他にも、CDを仮想ドライブとしてマウントして使用できるアプリ(例えばFuriusISOMount)がありますが、これを利用して仮想ドライブにCDをマウントし、其処から起動するとインストール出来る場合もあります。

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