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設定

今回は、ディストリビューションのインストール後に行う設定を少しだけ纏めてみました。

Ubuntu12.04を例にとって設定を行ってみましょう。



“システム設定”(上図丸印のギヤとスパナのアイコン)とUbuntuソフトウェアセンター。
Ubuntuソフトウェアセンターはアプリの追加などで起動させますが、起動させるためのアイコンは、上図では“システムアイコン”(丸印)の2つ上の一見ゴミ箱風アイコン?が、Ubuntuソフトウェアセンターのアイコン(Ubuntu12.04)です。(Ubuntu13.04ではアイコンが変更になりました。)

設定開始

フォルダ名を英語表示にする。
デスクトップなどホームディレクトリ(フォルダ)にあるフォルダ名を日本語から英語に変更しておきましょう。
何故、日本語表示を英語表示にするかというと、Linuxでは“端末(Terminal)”を使う機会が多くなります。
この端末を使う場合に、日本語表示だとアクセスしづらいのです。
またホームディレクトリにデフォルトであるディレクトリ(フォルダ)名は、中身が空でないと、名前の変更出来ないためインストール後の早い段階で行いましょう。

私の場合は、端末で使用するのは、ドキュメントとダウンロード位です。この為此の2つ位しか英語表示にしません。
ドキュメント→document、ダウンロード→downloadとしています。
(次の一括して名前を変更する場合は、名前の最初の1文字が大文字だったような気がします。)

全てのホームディレクトリ内のディレクトリ(フォルダー)名を一括して行うには次のようにします。
端末を開く。(ランチャーの“端末”アイコンをクリック。または、Dashで“Term”と検索して起動。)
端末で、“〜$ LANG-C xdg-user-dirs-gtk-update [ Enter ]”(下線部のみを入力して「Enter」キーを押す。)
リネームダイアログが表示されるので、「Update Names」をクリック。


ミラーサーバーを変更する。
日本語版Ubuntuを導入した場合は、“日本のメインサーバ(富山大学)”となっています。
このままでは、日本語Ubuntuを導入した方のアクセスが全てメインサーバに集中してしまいます。
アクセスを分散させるためにもミラーサーバーを変更しておきましょう。

Ubuntuソフトウェアセンターを起動します。

デスクトップ上部パネルの“編集”→“ソフトウェアソース”を開く。

※ 最近のUbuntuでは、アプリを起動していても、アプリのパネルとして在るべき筈なパネルが表示されていないことが多いですね。アプリ画面上にパネルが無い場合でも、デスクトップ上部パネルに“Ubuntu・・・”等と表示されていても、其処にマウスを合わせるとメニューが表示されるようになっている。つまり、アプリ画面とは別にデスクトップ上部にマウスを合わせれば表示が変わるようになっています。(アクティブなものが表示されます。)
(上部パネルのメニューが表示される内容で表示範囲が変わるので、左寄りにマウスを合わせる。)





“ダウンロード元:”の「日本のサーバ」をクリックすると上図の様に表示されるので、「その他」をクリック。



上記から、居住地に近いサーバーを選択すると良いでしょう。
「最適なサーバを探す」をクリックして、自分の環境で最適となるサーバを探しても良いです。
ただし、日本以外が選択される場合があり、その場合は、日本のサーバに変更しましょう。
(日本のサーバは、“xxxx.jp”の様に“”jp表示があります。)


アップデート

  

Dashで“update”で検索して起動。(上図左)
ランチャーに登録してある場合は、上図(右)の様に、アイコンの上にアップデート数が表示されています。



アップデートマネージャが開いたら、「アップデートをインストール」をクリックしてインストールして下さい。
12.04等のLTS版の場合は、アップグレードが初期設定では、LTS版しか表示されないので必要に応じて新バージョンが表示されるようにしておきましょう。

Ubuntuソフトウェアセンターを開き、上部パネルの“編集”→“ソフトウェアソース”と開きます。



「アップデート」タブの“Ubuntuの新バージョンの通知”の「長期サポート(LTS)版」をクリック。



上図の様に表示されるので、“すべての新バージョン”を選択。


MOZCのインストール
Mozcは、予測変換可能な日本語入力システムで、Antyよりずっと使いやすい日本語入力システムですので是非インストールしておきましょう。(序でに、tegakiもインストールしておきましょう。読み方が解らない漢字の場合に便利です。)
インストール後は、インプットメソッドに追加する必要があります。
Mozcのインストール例は、ページ“Mozc”(“アプリの紹介”にあります。)をご覧下さい。

英語版のディストリを導入した場合に、日本語IMEがなく、日本語入力ができない場合があります。
このような場合に、NOZCを導入すると、自動的に“ibus”も導入されますので、インプットメソッドを設定すると日本語入力が出来る様になる場合があります。


追加(制限付き)のドライバーをインストール
グラフィックドライバーを導入していないと、3D表示などが出来ない場合があります。
MyUnityやCCSMをインストールして、デスクトップ設定を行おうとしても、2Dの箇所しか設定できず、3Dに関する設定はできません。この場合、例えばMyUnityをインストールして起動しても、殆んどの箇所がグレー表示で設定を行うことはできません。
また、VirtualBox等で仮想OSを構築してある場合でも、GuestAdditionsを導入しても正常に機能せず、デスクトップサイズを自由に変更することが出来無くなります。

Ubuntu12.04LTSでの例(13.04については後述)



Dashで“制限”で検索すると上図の様に表示されます。

“追加のドライバー”を開くと。



上図の様に、ドライバー検索が行われます。




ドライバーが見つかった場合は上図の様に表示されます。
私のシステム(ビデオボート搭載)の場合には、上図の様に表示されました。
システムによってドライバーの表示数が異なります。
表示されたドライバーが全て機能するとは限りません。
選択したドライバーを有効にした場合に、機能しない場合は最悪起動時にブラックアウトしたままになる場合があります。
私の場合も、上記リストの全てを確かめてみましたが、ブラックアウトしたままとなったり、正常に機能さなかったりしました。結局リストの1番上のドライバーを利用していますが、全てが正常に機能してはいません。
(マルチディスプレイの表示が思わしくありません。シングルディスプレイでは問題ないようです。)

Ubuntu13.04の場合
Ubuntu13.04では、“追加のドライバー”が単独では表示されなくなっているので、Dashで検索しても見つからないようになっています。

Ubuntuソフトウェアセンターを開きます。



パネルの“編集”→“ソフトウェアソース”と開きます。



「追加のドライバー」タブで上図が開きます。
矢印1の箇所にドライバーが表示されている場合は、其れを選択して「変更の適用」をクリック。
ドライバーがダウンロード、インストールされます。


ディスプレイの設定
ディスプレイの解像度を変更したり、マルチディスプレイの設定を変更します。



Dashで“ディスプレイ”で検索して起動。




上図が表示されます。
マルチディスプレイでない場合は、AやA'は表示されていません。

1:ディスプレイの解像度を変更します。
2:マルチディスプレイの場合に、すべてのディスプレイにランチャーを配置するかの設定ができます。
   (私のメインステムでは、メインディスプレイのみランチャーを配し、サブディスプレイには配置していません。)
マルチディスプレイの場合は、AやA'が表示されています。
例えば、2ディスプレイでAがあるとしますと、AをドラッグしてA'に移動して配置方法を変更できます。

メールの設定
Thunderbird/Sylpheed/Evolutionの設定例がありますので、参考にしてメール設定を行ってください。

この後は、必要に応じて設定やアプリ等のインストールを行ってください。
例えば次の様な事があります。
コーデックの追加インストール
MyUnity及びCCSM等のインストール。(インストール例は、ページ“TweakTool”を参照して下さい。)
デスクトップの設定。(デスクトップ自体の入れ替えは、ページ“LXDE”及び“Fluxbox”を参考にして下さい。)
電源の管理を設定。
デュアルブートしてある場合は、自動起動OSの変更。(設定例はここから開きます。)
アプリを追加インストール。(各アプリのページを参考にして下さい。)

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