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Hash Check (ハッシュ値のチェック)
ハッシュ値のチェック
ハッシュ値とは、データ受け渡しの時、渡す方のデータと受ける方のデータが同じであるか調べるためにハッシュ関数で生成された値です。
例えば、UbuntuをUbuntu Japanese Teamのサイトからダウンロードする場合に、Ubuntu13.04(日本語版)は下記の様に表示されている。
ubuntu-ja-13.04-desktop-i386.iso(ISOイメージ)
(md5sum: 726ba2f911ab0a091524d04291d81514) <---此処まで一行
“(md5sum:726ba2f911ab0a091524d04291d81514)”の表示部分がハッシュ値に関する部分です。
頭のmd5sumはハッシュ値の形式で、ハッシュ値には色々な形式があり、上記では先頭で“md5”という形式であることを示しています。
下線部分がハッシュの値となります。
上記Ubuntu JPでは、ファイル名と一緒に表示されていますが、別ファイルとして一緒に表示されていることが多いようです。(ファイル形式なら其のファイルをダウンロードしておきますが、上記の様にハッシュ値が表示されている場合は、その値をメモしておきます。)
何かファイルをダウンロードした場合に、ダウンロードしたデータと、ダウンロード前のデータ(サイトサーバーにあるデータ)とが、通信エラー等でデータにエラーを起こして、ダウンロードデータが違っている可能性があります。
このような場合に、ハッシュ値を利用してダウンロードデータのエラーの有無を調べます。
ハッシュ値をチェックするアプリが有るので、それらを使用します。
Lunuxの場合とWindowsの場合の参考例を記載します。
Linuxの場合
Ubuntuの“GtkHash”の場合。(使用ディストリはUbuntu)
Ubuntuソフトウェアセンターで“md5”と検索します。
図1
上図の“GtkHash”をインストールします。
“GtkHash”起動します。
図2
上図矢印をクリックします。(ここで、チェック対象ファイルを指定します。)
図3
上図のようにファイルマネージャが開くので、対象とするファイルを指定します。
前図で指定すると、上図に戻りファイル名が入力されています。
図4
ファイル形式で保存されている場合は、該当ファイルを開き、Wクリックしてテキストエディタで開きます。
(“表示”、“実行”等と表示された場合は、“表示”を選択。)
又は、ファイル上で右クリックして、テキストエディタ開きます。
図5
開いたファイルのハッシュ値をコピーします。
図6
上図の3の欄にペーストします。
ハッシュ値をメモしてある場合は、その値を入力欄に入力します。
2の「Hash」をクリック。
“GtkHash”の場合は、“MD5”、“SHA1”、“SHA256”に対応しており、それぞれの値が表示されます。
同じ値が有れば、その欄の右端にチェック(矢印2、3)が入ります。
今回は、“MD5”のチェックを行いましたので、チェックしたファイル(“Check:”)と“MD5”の欄にチェックが入っていれば同じという事で、問題ないということです。
もし、チェックがない場合は、同じではないということで、チェックしたファイルに問題があるということです。
Windowsの場合
Windows用のハッシュ値を算出するアプリは沢山あります。
今回は、“Marxio File checksum verifier”を使用してみます。
ダウンロードできる場所は幾つかあると思いますが、今回は、“K本的に無料ソフト・フリーソフト”から、開いて行って落とします。何故、直接開かないかというと、“K本的に無料ソフト”には、他のサイトと違って、対象ソフトの説明(結構詳しく、ダウンロード方法、設定方法、アプリによっては日本語化方法、使用方法等)が載っているためです。
他のソフトを探す場合も検索結果に“K本的に無料ソフト”がヒットした場合は利用するとよいでしょう。
http://www.gigafree.net/utility/hash/ に幾つかのハッシュチェックソフトが載っています。
今回使用する“Marxio File checksum verifier”は下記から開きます。
http://www.gigafree.net/utility/hash/marxiofilechecksumverifier.html
図10
上記の、 [ Download ] (UIS/UK/RO)をクリックして開いたページに、
Softpedia Secure Download (US) <--- 原文
若しくは、
Softpediaはセキュアなダウンロード(米国) <---日本語翻訳されている場合
という場所があるのでクリック。
上記をクリックして、しばらくするとダウンロードが開始します。
図11
上記のダウンロードしたファイルをWクリックして起動します。(通常のインストール作業は必要有りません。)
ここから、初回起動時のみの設定をします。
図12
上図で「いいえ」
図13
上図で「OK」
図16が開きます。
図16の1の“ギヤ”型アイコンをクリック。
図14
上図が表示されるので、“Other settings”(上側の矢印)にカーソルを合わせていると、下図が開きます。
(上図は部分表示で下の方にあります)
図15
“Enable warning if ・・・”のチェックを外します。
再度図16の1(ギヤアイコン)をクリック。
図14が開くので、“Check for update”(下側の矢印)にカーソルを合わせ、開いた画面に“Enable”のチェックを外します。
以上は、初回起動時のみ設定すればOKです。
使用方法
図16
・2で、チェックを行うHashのタイプを選択します。
ダウンロード時に、Hash値が何の様なタイプか必ず表示されています。
そのタイプに従って選択します。
“MD5”、“SHA1”等のように表示されています。
表示は、例えばMD5なら、“md5sum”、“MD5Hash”等の様に表示されている場合があります。
・3でチェックするファイルを指定します。(右のアイコンでファイルマネージャが開きます。)
(“K本的に無料ソフト”の説明によると、ファイルをドラッグ&ドロップしても良いようです。)
・4にチェック計算値が表示されます。
4の値と、ダウンロードしたHashファイルのHash値、または、メモしておいたHash値を比較して同じになれば「OK」です。
・5にダウンロードしたHashファイルのHash値、または、メモしておいたHash値を入力して「Calclate」をクリックすると、比較してくれます。合致する場合は“緑色チェック”が付き、合致しない場合は、“!”が付きます。
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